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良かった!好きなんですよ!!
私はこの作品が秀さん初めての本となりまして
この作品でドはまりして全タイトル大人買いしました
他の作品を読んでないなら「神」評価だったんですがナルホド!
お仕事描写が鮮明、文章が上手い展開が上手い心理描写が神!な
秀先生だからこそ・・・
この作品の批評が辛口なのが理解できましてショボンでした・・・
(読後嬉々としてレビューを見に来たら低かったので)
すんばらしい何ともいえぬキャラ描写を抜きに
構成を冷静に見直すと
確かに、
田端少年の存在はいらなかったなと思います
連続通り魔の事件を絡めてしまったために
(父を救出、という展開的安易さの助力となっても)
せっかくのキャラの心理描写や葛藤が希薄になってしまった
秀先生なら、事件なんてトラップに頼らなくても
心理描写だけで、揺るがされる立場や世間体、だけで
親密な親子という禁忌感を語り尽くせたんじゃないか?と
すっごい嫌な上目ですみません。
思ってしまいましたorz
田端要らない子!!ホントお前いらない子だよ!
(救済ルートがないならそもそも安易にこういうドラマ性のある
キャラは出してはいけないかと思います/田端という少年だけで一冊本が書けちゃいそうなキャラ性があるのでorz)
これがもし、
攻 悟の視点だったらと思うと垂涎ものです!
秀先生の濃い攻視点で!!息子×父!
それなら父の周りをうろつく田端少年の存在も
展開の一部でストーリーの邪魔はしないし、
滾々と積もる執着心に感情移入してこの禁忌の物語に浸ることができたかも
編集さんに「視点は絶対受視点でオネガイシマスネーそっちの方が売れるのでー」とか命令されたんでわ?!と邪推してしまいます!
ああ、息子視点でもう一度読みたい・・・
でも秀先生がこんなに凄い作家さんだと大人買いして知る前は、
「素晴らしい!!お父さんかわいいよおとうさん!」だったので
キャラクターに萌×2評価です。
田端いらないからもう一回攻視点で
悟×パパで軟禁ものとか読みたいものですな・・・
あのパパすっかり悟に依存して、老いてく自分に震撼して
逆監禁とかしそうですな・・・弱気なのにブルブルしながらも
ちゃっかり犯行に出る(イメージ)そんなパパがカワイイです。
(んで変態悟は大喜びで「閉じ込めてくれよ父さん!(どやあ)」って受止めそうでコワかわいいw)
なんだかんだと流されて淫乱になっちゃう常識的なのに
ぷっつん可愛いお父さん萌えにはご褒美な一冊でした
うわああああ
お父さん!!可愛いんだよよしまさああああああ は36歳ーーーー(はあと)
国友親子、いつまでもお幸せにね!
やっぱこの本大好きです!!親子だけなら神!田端のせいで萌×2!
息子×父の近親相姦ものでした。
息子、アクセル全開で容赦無いwww
乳首クリップとか携帯をぶっこんでバイブさせたりとかwww
田端くんの件は家…彼が来た時から違和感あったから「あっやっぱりかぁ…」でした。
学校では暴力混じりのイジメにあい、家では愛人作って家庭を顧みない父親とアル中で家事放棄気味の母親(裕福な家なので家事は家政婦さん担当)…もう頼れる相手は国友先生しかいないんですっ(´;ω;`)ブワッ!!!な割には先生どっか行っている間に勝手にテレビのチャンネルをカチャカチャ回してフンって感じで座っている描写とかあったからね。
とはいえ…対悟用の防波堤として家に招かれ(表向き、田端くんが心配なんだっ!)、都合が悪くなれば「家に帰れ」…先生、中途半端な言動取り過ぎですっ!
しかも家に居る間はあれでしょ、毎夜のように自分が心を許そうとした先生とその息子のあれやこれやが耳に入ってくる状態でしょ。
今回、田端くんが悪い事してたし、バッドで先生( ‘ ^‘c彡☆))Д´) パーンしてたからアレだけどっ!
そういうの無かったら先生の都合に振り回された可哀想な患者さんだよ。
でも最後のオチとお父さんの追い上げ執着心がすっごい面白かった(´Д`三´Д`*)hshs♥
DNA鑑定の件からが特にもう…ねっ!
そう来るかぁ…!でした。
作中で悟がやたらと父さんの精液飲みたがってました。
それに拘るのはやっぱり近親相姦のなせる業かっ!?(=父の精液によって自分誕生)とか思いながら最後まで読んだら違いましたねwww
あとあと「ふぉぁっ!?」なアングルの挿絵がありまして、インパクト大でございました。
流石は奈良さんって感じですね。
是非是非見てくださいと強く押しておきます( ̄ー ̄)bグッ!
ちょっと読んでいて気になった事柄。
国友先生の職業について。
心療内科医と記載されたり、臨床心理士と記載されたり…ということがあったのが読んでいてとても気になりました。
【心療内科医】
医師免許(国家資格)が必要。
大学の医学部(6年間)に行き、医師国家試験に合格し、その後2年間の臨床研修を終える必要がある。
※薬の使用や様々な医療行為可能・
投薬治療など主体。
【臨床心理士】
大学(4年間)を卒業後、臨床心理士資格認定協会が指定する大学院(修士課程2年間)に行き、修了後1年目ないしは2年目に臨床心理士資格認定試験を受験し合格すると名乗ることができる民間資格。
※薬の使用、医療行為不可能
カウンセリング主体。
…ぜんっぜん違うんですがっ!!!
どっちだよΣ\(゚Д゚;)バシッ
数年勤務していれば臨床心理士の資格も取得できます。
親子だ、純粋に親子だ!と思って「そういえば、兄弟はともかく純粋な親子の小説は読んだことがあったかなぁ?」と考えて見ましたが、すぐに思い浮かびませんでした。
大学生でモデルの息子・悟×医師でありスクールカウンセラーでもある父親・義政の、穏やかな父子家庭を覆すほどのレイプで始まる関係です。
親子以外に、心療内科医として患者の心の問題の解決を仕事としている父親・義政が自分と息子の関係に悩み、誰にも相談できずに懊悩するところも読みどころだと思います。
なまじ知識があるので色々考えるのに、ここまでプライベートなことでは医師であるからこそ他人に相談できないのです。
そこでさらに悟に振り回されちゃうわけですが。
(彼は父親以上に頭がキレます。戸惑う父親を言いくるめて自分のいいようにできてしまうほどに弁も立ちます。)
肝心な部分をネタバレするとこのお話の面白さが半減してしまうので、どう感想を書いたらよいでしょうか?
記事を折りたたむわけにも行かないので、このまま書いちゃいましょうか?
実は、義政が大変苦悩する原因のほとんどは「血の繋がった親子」なのですが、身体は快感を覚えるもののモラルがそれを許さず散々悩むわけです。
しかし、あれだけいけないいけないと言っていたのに、最終的に突然それを超えて悟を受け入れることにします。
私としてはそこが納得行かなくて、どうして簡単に受け入れることになっちゃったんだろうと多少不満を感じたわけです。
しかし、そこにもう一つ伏線がありまして、実は血の繋がりはないのだという逃げ道ができたので、受け入れることができたわけです。
そんな些細な理由だけれど、義政には自分を納得させるためにそれが必要だったんだろうなと思いました。
重要なキャラとして高校生の田端くんが出てきますが、とにかく悟と義政のキャラクターが濃いので、ちょっとかわいそうなくらい田端くんは脇役です。
親子というとつい自分と息子に置き換えたくなっちゃうのですが、困ったことに、なし崩し的にそういう関係になってしまう親子の気持ちが分からなくは無い私がいます。
そのくらい我が子というのは可愛い存在なのです。
だって、大事な旦那さんの一部と大事な自分の一部からできているんですよ?可愛くて当たり前じゃないですか。
拒みきれない・・・いや、私はやっていませんよ!
わたしは近親相姦ネタは好きなんですが、たいていぼやかしてあるし~…と、正直期待してませんでした。
期待値が低かったのが良かったのでしょうか。なかなかそそりました。
でも秀先生が心療内科医や心理療法士、このような職業を描かれるのは2作目かと思うのですが、エロ主眼の本ですし、読む側だって本気にはされないだろうけど…、
現実的でない、とは言えると思います。(ただし、心理療法のメソッドにのっとらない「カウンセリング」がいまだ横行してるのも事実です)
気になったのは攻めの息子の側の心理描写が殆どないこと、でしょうか。まあ、行為を優先して書くから、その辺は「わかっておけ」ってカンジなのかなあ、と自分は読み進めました。
「本当の親子か否か」の落ちについてですが、
「成る程、こういう決着のつけ方(落ち)もあるのか」と納得。
業が深いと感じました。良かったと思います。
「実は関係は何々で…(だから大丈夫、危険な関係じゃないのですよ)」と読者にすりよるふうにお茶をにごされてたら、きっと不満に感じたでしょう。
そして、奈良さんの絵が素晴らしかった!
カバーイラストも構成が緻密で、作品世界をより表現していると思いますし、エロい挿絵も大胆な構図に凄みがありました。
この方のエロな絵は殊に凄いと思います。感銘を受けました。
秀香穂里先生の作品は本当にバラエティ豊かなのですが、その中でも目立つ特徴の1つとして、キレキレの、ドロドロの、エロエロのダークなハードBLという側面があると思っているのですが、本作は正にそんな特徴を持つ作品です。
というのも、設定は近親もの。
私は地雷の無い方で大抵の設定は読めるのですが、中でどうも苦手なのがガチ近親モノ。義理ならOKなんだけどガチは…
中でも最もヤバいのが「ガチ父子」だと思っているのですが、本作は正にガチ父子モノなのです。
設定としては、息子x父親。
そして甘さはなく、ハードな陵辱系です。
ずっと父親に執着していた息子。青天の霹靂で息子に犯された父親。
視点は父親なので、何故?何故?がずっと続き、息子とこんな事を…!というタブー感がダークな空気となって物語を覆っています。
そしてもう一点。
近辺で何も奪わず無闇に殴られるという連続暴行事件が起きている、という設定で、その犯人探しが絡んでくるサスペンス感もあり。
エロに関してはかなりハードで、心が追いつかずただ貪られ、無理やり快楽をこじ開けられるシーンが多い。携帯電話を無理やりに突っ込むという描写もあります。
息子という事実に最後まで抵抗していた父親がついに快楽に堕ちていくダークさ。
そして、近親ものに抵抗があるという方も、いやいやガチ最高でしょという方も、両方にこの話どうなるの?というドキドキの展開も盛り込まれています。
ただ私的に残念だったのが、息子からの視点がもっと書かれていたらよかったのに、という事。
まだ可愛い子供の頃から、いつ何故に父親への恋情が芽生え、どんな風に性欲に変化し、何が現実の行動にまで駆り立てたのか。そこをじっくり読みたいですね。
作品として力技がすごい。ただどうしても近親苦手なので「萌」で。