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表題作真夏の被害者

大倉隆一・学生
中里正志・学生

その他の収録作品

  • 俺の終わりなき春闘
  • 俺のリハビリ・初夏の陣
  • だから君は僕のもの
  • あとがき

あらすじ

生まれて初めての北海道バイクひとり旅。
高校生活最後の夏休みを満喫するつもりが…。
俺、中里正志の心は虚しい。それは一緒に来るはずだった中学からの親友、いや秘密の恋人、優のことをつい考えてしまうから。そんな時だった、ヤツに出会ったのは。かっちりした筋肉に覆われた猛々しい身体。美しい、だが微塵の甘さも感じさせない肉食獣のような眼。一種カリスマ的雰囲気を漂わせるその男、リュウは行く先々に現れては俺を翻弄し、ついには……。話題騒然のシリーズ第1弾!

作品情報

作品名
真夏の被害者
著者
青池周 
イラスト
富士山ひょうた 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
真夏の被害者
発売日
ISBN
9784576981208
3.5

(2)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

B級の面白さ

えーとこのシリーズは名作の部類に入る作品ではないです。
所謂B級の面白さというかツッコミながら読むという楽しさはあります。
その前提でレビューをば。

主な登場人物は主役の正志[受]、その親友で元恋人の優、正志が旅行先で出会う男リュウ[攻]、リュウの兄雄一、従兄弟で雄一の恋人悦郎。

中学からの親友で恋人だった優と別れて本当は2人で行く筈だった北海道ツーリング旅行を1人でしている正志、そこで出会うのがリュウ。
小柄がコンプレックスの正志は大柄で筋肉質なリュウに反感を持つんですが、ツーリング中に行動を共にする内に次第に打ち解けいいヤツだと思い始めます。
しかし途中で強姦されて傷付いた正志は、悦郎と雄一によって自宅へと帰してもらいます。
その傷も癒え、大学へと進んだ正志はそこでリュウと再会し、更に正志をまだ好きな優が絡んできて三角関係になるんですな。
あらすじだけ書くとなんかまともっぽいですが、登場人物が全員どっか変わってます。
読んでる最中一番理解しやすいと思っていたのは優だったんですが、それも巻末の書きおろしの優視点の話で脆くも崩れ去りました……。
「僕の足下にひれ伏し給え」って…君はそんな人物だったのかー!唯一感情移入出来るかもって思ってたのにー!!

そんな番外編も含めて内容はぎっしり詰まってます。
1巻目はかなり読み応え有り。
これが面白いかどうかは人によると思うんですが、自分的には変な話だけとやっぱ面白いなあ。

1

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