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表題作愛を教えて ~カフェものがたり~

昼は寡黙なドリンク係で夜は陽気なバーテン・高岡龍介
攻様の一目惚れしてバーのバイトに応募する・前田衣音

その他の収録作品

  • 恋の方法

あらすじ

「君は私のことが好きなんだよね」
前田衣音が、そう言われながらバーテンダーの高岡に抱かれたのは、バー『キャベンディッシュ』でバイトを始めてしばらく経ってから。そう、衣音は高岡に恋をしている。彼は、仕事をしている時はとても優しいのに閉店後になると、少し意地悪になる。二人だけの薄暗いバーで、繰り返し抱かれながら衣音は思う。自分は欲望の処理をされているだけ。だからこれは成就するはずのない恋だ――と。
(出版社より)

作品情報

作品名
愛を教えて ~カフェものがたり~
著者
森本あき 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
恋のゆくえ ~カフェものがたり~
発売日
ISBN
9784796400343
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

やっぱり愛はあるのです

今回は昼のカフェは寡黙で夜のバーは陽気なバーテンダーと
攻様に一目惚れしてバーで働くホールスタッフのお話です。

身体だけのセフレ関係から気持ちを伴う恋人にまる本編と
前作カプがやっと恋人になった初夜の様子を収録。

受様は生家の特殊な事情から
大学を卒業後も就職することなく、
暇つぶしを兼ねて各種資格取得の為に
色々な専門学校に通っている学生です。

暇つぶしの一端として見た
有る海外ドラマの影響で
最近赤毛のアンにハマっていた受様は

ある夜、偶然に見つけた
「キャベンディッシュ」というバーの前を
素通りする事が出来ませんでした。

キャベンディシュとは
赤毛のアンの故郷のモデルなのです。

ワクワクして入ってみますが、
ズラリと並んだお酒が目を引くものの
特にアンを意識させるモノは見当たりません。

がっかりした受様でしたが、
バーテンに差し出されたメニューに
「いちご水」の文字を発見して再びドキドキ!!

コレってあの「いちご水」だよね?!

勢いこんでメニューを差し出した
バーテンダーに訊ねる受様でしたが、
にっこりとほほ笑んでくれたバーテンダーに
なぜか更にドキドキしてしまいます。

まだ何も飲んでないのに動悸がする?!

このバーテンダーこそ今回の攻様ですね♪

受様の質問に喜んで答えるオーナーよりも
どうしても攻様が気になってしまう受様でしたが
すっかりオーナーに気に入られて
募集していたアルバイトに誘われて快諾、
受様はバーのバイトを始めます。

受様にとってバイトは初めての経験で
攻様に色々と教わりながら仕事に励み、
店にも馴染んでいくのですが、
攻様が受様に教えてくれたのは
お酒についてだけではありませんでした。

なんと攻様は閉店後の店内で
度々受様に大人の恋を躾けていたのです!!

私のこと、好きだよね?

初めて会った時から
攻様への恋を自覚していた受様と
繰り返し受様の気持ちを尋ねても
なぜ抱くのかは口にしない攻様。

恋の成就は諦めていた受様ですが、
攻様と今の関係を続けていく事に
耐えられなくなって?!

前作『恋のゆくえ~カフェものがたり~』に続く
カフェシリーズの第二弾になります。

前作はお昼のカフェ、今回は夜のバーがメインで
カプの雰囲気も関係も夜モード、
セフレ関係でもH度は高めな店員同士のお話です♪

資産家の一人息子として育った受様は
あまり人と関わることなく育ってきた為、
バイトも初めてなら、恋をしたのも攻様が初めて。

受様は恋した攻様の望むままに
彼との関係を深めていくのですが、
妻の浮気でバツイチになった攻様は
気持ちが永遠に続く事を信じていない為、
二人ともがこの関係を
期間限定のものと割り切っていました。

しかし
攻様も受様を憎からず思っているので
受様に攻様を諦めきれないと
全力でぶつかってこられたら
太刀打ちできる訳はなく…

受様は頑なな攻様の心をGETします。
頑張った受様に拍手!!

短編は前作カプのラブラブ後日談です。
まずはお友達からと言っていた割に
受様の開発に余念の無かった攻様って
なんか可笑しい感じもしましたが、
受様さえ良ければこんなカプも有りなのかも。

次巻最終巻ははっきり記載はないですが
本編でもいい味を出しているオーナーカプのはず!!
本巻同様、続編は本作のカプ絡みだそうなので
最終巻もすっごく楽しみです♪

今回はやっぱりこのシリーズの前作、
森本あきさん『恋のゆくえ~カフェものがたり~』の
一読をおススメします。
というより読んでないと短編は楽しめないかも?!

0

ぐだぐた〜

前作でもメイン舞台であったカフェバーのバーテンダー・高岡と、高岡に一目惚れしてウェイターとしてバイトに入ることになった衣音のカップルが中心になる一冊です。実はお金持ちの御曹司だけど、それを隠している衣音と恋愛絡みの辛い過去を持ち、人を信じることができなくなっている高岡がうだうだぐだぐだします。

素直じゃないにも程がある高岡と、自己評価が低すぎて卑屈な衣音のとりあえず身体先行の関係が話の中心。展開はちょっと鬱陶しいほどなので好みは分かれるように思います。

巻末にはあれ!?というところで終わった前作カップルのその後のエピソードが収録されています。
余談ですが、「昼はカフェ、夜はバーというちょっと変わった形態の店」と書かれてますが、特にそう変わってもいないような…

0

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