邪魔しないから、 ──そばに置いてほしい

唇にふれるまで

kuchibiru ga furerumade

唇にふれるまで
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
35
評価数
10件
平均
3.5 / 5
神率
10%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ムービック
シリーズ
LUNA NOVELS(小説・ムービック)
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784896017595

あらすじ

逃げなければ──雨の中、家を飛び出した悠は、不注意から荘志に怪我を負わせ怒鳴られてしまう。責任を取るため、彼がシェフを務める店で手伝いをすることになった悠だったが、いつしかそばにいることが心地よくなって……。
(出版社より)

表題作唇にふれるまで

レストランシェフ 八木荘志
ワケアリの高校生 東雲悠

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数4

シェフ×訳有り高校生

最初は意地っ張り受かと思ったんですよね、口悪いし。
でも読んでる内に健気受やんけーーと印象が変わっていきました。
意地っ張りではあるんだけど、健気。

高校生の悠〔受〕は荘志〔攻〕のバイクと危うく接触事故を起こしそうになって、荘志は肩を縫う怪我を負ってしまう。
その事故の原因が悠にあった為に、悠は荘志がシェフを務めるイタリアンレストランでバイトとして働く事となります。
それだけの筈が、流れで荘志の自宅で猫達の世話をしたり、そして荘志の手作りの夕ご飯をご馳走になったりとそんな風にしている内に次第に悠は彼に魅かれていくのですな。
悠は母親に半ば捨てられる形で祖母に育てられたのですが、その祖母も亡くなってしまい今は叔父夫婦の元に身を寄せているのですが、そこの息子が悠に性的も含めた虐待を行っているのですが悠はそれを言わずに、また頭がいいのにあえて勉強もせずに髪の毛を染めてピアスをしてわざとフラフラしている様に振舞っている。
そんな悠が最終的には、ちゃんと叔父夫婦にも真実を告げ、荘志の家で一緒に暮らす様になる。
古い家で荘志と2匹の猫と一緒に。

しかし最後の荘志のイチャツ続きキっぷりには、君はそんなキャラだったのかとちょっと微笑ましくなりました。
あと、あとがきにあったイラスト指定配分の大人の事情ってなんなのかが妙に気になりました、これ、受が高校生だからとかは関係ないよね?考えすぎだよね?いや、単に考えすぎだとは思うんですけどね、やっぱりなんか気になりました。

0

寝かせて熟成させたら、おいしくなっていました。

最初に読んだ時、攻め様の気持ちの推移に納得がいかなくて少し寝かせておくことにしました。
結末や登場人物達の色々な事情を知った上で読むと、中身がスルスルと入ってきます。
おまけにこの主人公の高校生の気持ちに同化してしまって思わず涙まで!

高校生の悠が雨の日に道路にふらっと飛び出てしまったことで、それを避けるためにバイクの自損事故・怪我をさせてしまったのがレストランのシェフをする荘志。
手が不自由な荘志に何かしないとと、レストランの厨房の下働きの手伝いのバイトをすることに。
そして、バイト終わりの後荘志の家に行って猫の世話や簡単な家事の手伝いをし、夕飯をごちそうになるようになる。

悠のもっている心の傷。
それを隠そうと必死で突っ張っている姿が自分にとても響いてきました。
ほとんど捨てられたような形になった悠にとっての居場所は世話になっている叔父の家にはなく、その自分の居場所を求める気持ちは、人から優しくされたり、愛されたり、頼られたり、そんな欲求につきるのですよね。
でも突っ張っている悠の姿が何とも愛おしくて、よくわかるんです。
読者の自分がこうなんだから、側に続きいる荘志は悠が何も言わないから自分からも何も言わないけど、気になっていって当然なんだと。
そこで初めて、最初ふにおちなかった荘志の気持ちに納得することができました。

悠の周りにいる叔父家族が酷いのなんのって、、、
従兄は、縛られない悠がきっと羨ましくてそして少し好きだったんだとおもうのです。
それできっと性的暴力などという歪んだ方向へ行ってしまったと思うし。
叔母は、悠の立場はわかっているけれどやはり自分の息子がかわいい。
叔父は真っ当な人だと思うけど、何分言葉が足りない!
そんな歯車の噛み違った家で悠は生活していたのですから。
悠の事より、叔父家族そのものの再生が必要ですもんね。
最後の荘志の提案と悠の選択は間違っていなかったと思います。

0

交互に来るの?

重めと軽めを意識されて交互に書かれていらっしゃるのかも?
と思ってしまう作家先生ではありますが(出版順はずれるのかな?)
今回は内容重めなのに読後が爽快というイイトコドリな感じです
発売まで多少待たされましたが、待ってて良かった~
猫になりたいということのいろんな意味と、甘えて許した後にわかる
「小梅」ちゃんの真実が、ほんわりと心に響きました
逃げているつもりは無くても「逃げ」になったり
逃げているようで単にすれ違っていただけだったりと
いろいろな人の気持ちの交錯感が心地よかったです
ほんわりしたいときの再読用に保管決定です
イラストがあったことを忘れるくらいに中盤に絵が無かったのですが
街子先生は、はずしませんよ!ええ・・・素敵な場面に素敵な絵でした

0

ラストのイタリア男は結構好き!!

すごく良かったです。素敵なお話でした。
すごくお話のテンポが良かったです。

結構辛い環境で過ごしている悠です。色々な嫌な事が、次々悠に降りかかってくるんですが、読んでいてしんどい感じはしませんね。強がってるんですが、結構何事も一生懸命で、自分の事は後回し・・・というよりも、どうでもいい・・感じでしょうか・・それが、なんとも意地らしくて可哀相で・・まさに読んでる、こっちも荘志と同じ気持ちになってしまいますね。

なんかこの従兄弟のお話は結構よく使われているネタだなぁ~って思いながら、ちょっと違和感みないなのは感じました。でも、可南さんが書かれるとこういった雰囲気になるんだなぁ~なんて思いながら・・
大抵こういう設定の時って攻めが大人で、甘やかして守る!みたいな感じで・・親戚とかも、見て見ぬ振りっていうのが、多いですが・・この荘志はちょっとひと味違いましたね~

荘志の事が好きだと気づいからの悠は結構健気?に自分の気持ちを隠し通そうしますが、あわよくばと・・
猫でもいい!遊びでも・・・と疲れた心と身体が優しさを求めてつい、いらぬ事まで言ってしまって、逆に荘志続きを怒らせてしまいました。この時の荘志はきっと何か考えがあったんでしょうね?・・と私は思ったのですが・・

もう、最後は甘々ですね~・・可南さんの作品であんなハジけたイタリア男なんて、めったに見れないものを見れて、結構得した気分でしたね~・・これで、やっと悠は幸せになれるんでしょうね・・

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