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表題作ロイヤル・フィアンセ -白の王子-

黒崎沖人、躍進的な成長をみせる日本のワイン輸入業者
フィネス・汐梨、国産ワインの格付判定をする王子

その他の収録作品

  • 初夜
  • 新婚生活
  • 序章

あらすじ

エクラタン国きっての美貌の王子・汐梨は、弟の結婚式で出会った不遜な男・黒崎に強引に唇を奪われてしまう!
それは純潔を守る汐梨にとって屈辱的な行為。ところが、黒崎のワイン会社に大損害を与えてしまった汐梨は、代償に体を要求され!?
黒崎の愛撫で快感に目覚めていく汐梨の体。紳士と野獣の二つの貌で囁かれる黒崎の甘い愛に、汐梨は初めてvも捧げてしまい…!
豪華コラボで話題沸騰のシンデレラロマンス、書き下ろし後日談有りv
(出版社より)

作品情報

作品名
ロイヤル・フィアンセ -白の王子-
著者
あすま理彩 
イラスト
佳門サエコ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
ロイヤル・フィアンセ
発売日
ISBN
9784862637369
3.7

(12)

(1)

萌々

(7)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
45
評価数
12
平均
3.7 / 5
神率
8.3%

レビュー投稿数4

孤高の人

漫画の方から読んでこちらの方を読みました。

今回は漫画の方の攻め様のお兄ちゃんが受け様として登場です
漫画ではかなりツンツンしていて、???っという感じになっていましたが
今回、その原因が切なくて苦しくてしかたありません!

受け様は気高く美しい王子様
攻め様は苦労を耐え抜いた成り上がり様です

2人共に自分の気持ちに素直になれなくて
お互いに大切に思いながらも、きつい一言やすれ違いばかりです

受け様の孤独と苦痛がすごくいい感じで(不幸は美味しい…)
私のこころをわしづかみにしてくれて
最後まで苦しかったのですが、なんとか幸せな結末に(*´∀`*)

おまけの新婚生活編は・・・まあまあwww
あの不幸とも言える本編からのあまあまでのけぞりますw


他に気になる人がいるので続きが読みたいぐらいです!

2

コミックより鬼畜度UP!!

ぶっちゃけ、コミックより気に入りました~♪・・なんか遠い昔のリーフ出版から出されていた頃のあすまさんのあの、受けの事が好きなのに酷く攻め立てる!て感じを思い出した~・・好きだったんですよね~

ある意味コミックよりこちらの方が鬼畜度は結構上回る・・また、受けの汐梨は可愛いと言うよりも綺麗!そして、健気というよりもツンデレ?とはちょっと違うんだけど人を信用する事を、自分の心を開く事を諦めてしまったと、いう感じですね~・・なのでちょっと理不尽さも感じられるし、誰にも必要とされず疎まれ、自分が民の為と一生懸命しても認められないと・・ちょっぴり卑屈さは混じってますが、基本純真な心を持ってます・・

なんか久しぶりにうるっときました・・本当に久しぶりですね~・・
愛して欲しいと思う汐梨の気持ちに来てしまいましたね~・・

短編の「初夜」「新婚生活」も甘々で・・苛めているようでとっても汐梨の事を愛している鬼畜な黒崎が可愛くてとっても良かったです・・まぁ、あんだけ初々しい汐梨なら苛めたい気持ちは分かります!

今回もチラッと出てきた叔父様・・・今度は恋人と一緒だったけど・・描写の方もチラッと美成年と書いてましたね~
これ・・って、やっぱり読者としては次はこの二人だなぁ~って期待してしまいますよね~・・出るといいなぁ・・
でも、この叔父様、あすまさんにしては珍しいくらいに可愛がってますよね~甥っ子達を・・だから、鬼畜?な叔父様は想像出来ないけど・・読みたいな~・・

2

彼の隣に立つ為に

今回は躍進的な成長をみせる日本のワイン輸入業者と
地中海のエクラタン国の妾腹の王子のお話です。

王家認定ワインの詐称事件を絡めた本編と、
後日談として結婚式後の初夜、新婚生活と
攻様支店で本当の初めての出会いを収録。

受様は地中海のエクラタン国の王子様ですが
妾腹である受様は正妃腹の義弟と
なにかと比べられて育ちます。

もともと正妃の子という地位が有り
義弟の優秀さを目の当たりにしてきた受様は
常に王家の中での在り処を認められずにいます。

そして義弟は前王の定めた妃と式を挙げ
王位継承がほぼ確定していた今後は
受様は義弟の対抗しうる相手ではなく、
全てをささげる立場になってしまいます。

そんな時出会うのが、
今回の攻様になる躍進的な成長をみせる
日本のワイン輸入業者です。

受様が攻様の存在を意識するのは
義弟の結婚披露宴の場。

ホールの隅で上がった歓声に
受様が見つけた人物は美丈夫ながら
髪もシャツも乱して着崩した攻様でした。
攻様の粗野で下品な様に苛立った受様は
激情のままに攻様に退出を命じます。

しかし会場を抜け出した先でも
受様は攻様と鉢合わせし、
揶揄する攻様に唇を奪われてしまいます!!

攻様への報復を平手で果たした受様でしたが、
翌日も不遜な攻様の事が頭から離れず、
受様は重大なミスをしてしまいます。

その日選定を請け負った
国の最高品質指定ロイヤル・ヴィンテージを
間違った品に与えてしまったのです!!

しかも最近、粗悪品が
ロイヤル・ヴィンテージを偽っていて、
今回の対応を誤れば
国家的な犯罪を疑われてしまいます。

そこで受様自らが
先方に謝罪に向かうのですが、
なんとその相手とは攻様その人で、
受様のミスとして処理する代償にと
攻様が要求したは受様自身でした!!

以降、受様は攻様の望みままに
攻様に抱かれ続ける事になります。

こうして始まった二人の関係に
攻様の思いと王太子の思惑と
ワインの詐称問題が複雑に絡まった先で
受様を待ち受ける未来とは?!

本作は小説と漫画のコラボ企画の小説バージョン。
先に出たコミックスバージョン
『ロイヤル・フィアンセ-黒の王子-』の攻様の
義兄カプのお話になります。

傲慢な攻様と高慢な受様の組合せで
見かけと中味のギャップを上手く活かして
最初の反発から徐々に惹かれていく展開は
あすまさんの十八番ですので
本編はもちろん、後日談の短編まで
とっても楽しく読めました♪

攻様が懇意と言う設定な上、
受様と王太子、王太子妃も絡みが多いので
コミックス版を読んでいるとより楽しいですが、
単独でも充分楽しめる一作かと思います。

受様は常に義弟と対比されていた為
高慢な王子として自分を装っていて
その為に周りに敬遠されいると思っていますが、

周りの人々が受様を遠巻きにするのは
周りに弱音を見せずに一人で真っすぐに立つ
凛とした気高さオーラ(?!)にやられていて
良い意味で近づけないだけなのですけど、
それに気づかない受様の鈍さも萌ツボポイント!!(笑)

チラッと出てきた叔父様カプのお話も
とっても気になりますが、
人気如何で続編期待はできるのかな?!

今回は本作同様、
取引で攻様と攻様に身を任せる受様のお話、
あすま理彩さん『略奪は愛をこめて』などいかが?

2

こっちの方が好きかな。

マンガの方も読みましたが、こちらの方が好みの展開かな。
王道といえば王道な展開だし、いろいろトンデモだな!と思うところもあるんですが。
まぁ、最初から男同士の婚姻が認められてる王室ってところでアレなんですが…。
今回は攻の生い立ちがスゴイなって。
今時、未成年でそんな過酷労働に…とか思っちゃったり。
お互いがそういうちょっと不憫な生活を送ってきたっていうところが接点だったり、意外な過去として見え方が違ってくる部分で必要なんだろうなとは思うんですけど。
それにしたって…。
受のね、誰にも気を許せない、誰にも本当の自分を見せられない、見てもらえないって感じは結構好きでした。
自分の感情に気付いてからも攻の態度に傷付いたりしながらなんとか気丈に振る舞おうとするところも、それでも辛すぎて泣いてしまうところも。
後々語られる出会いとかもすごかったです。
個人的には蜜月期に入ってからの攻の苛め方というか可愛がり方というかがちょっとやりすぎな感じもするんですけどね。
何も知らないのをいいことにうまく丸め込んでる感じが。
受の方も一気に従順になっちゃって恥じらいながらも従っちゃうし。
相思相愛の人に出会えたのだからそれほど変わってしまうこともあるのかな。
恥じらってるのが可愛いからなんだろうけど、普通に愛してあげてほしい気もするな。

ちょっと出てきた叔父さん編も気になりますが、父王編もやっぱり気になります。

1

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