幸村殿、艶にて候 7

幸村殿、艶にて候 7
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
15
評価数
4件
平均
3.8 / 5
神率
25%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥629(税抜)  ¥679(税込)
ISBN
9784199005619

あらすじ

九州から帰った幸村の次なる任務は、北条攻めに先立つ潜入調査!! 上田城で父・昌幸と戦略を練る幸村は、真田家の命運を賭けて、一路小田原を目指す。ところがその道中、星占で身近な者の死を告げる死兆星の暗示が…!! 恋人・景勝か、佐助たち側近の誰かなのか──。幸村は、焦燥と恐怖の中で旅路を急ぐが!?  智将・幸村が天下動乱の世を大胆不敵に闊歩する、秋月版真田十勇士、ついに終幕!! (出版社より)

表題作幸村殿、艶にて候 7

上杉景勝 ・ 越後領主 ・ 30代 、他
真田幸村 ・ 真田家次男 ・ 20才 、他

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レビュー投稿数3

ネタバレですがカップリングを少し

タイトルから主人公の幸村がさぞ艶っぽく、色んな人間を引っ掛けていく逆ハーレムものだと想像しましたが、最終的に幸村は総受けではなくなります。
総愛されになります。

まず、攻の2人がくっつき1人が受けへと化します。
その他攻も邪な想いから、主への想いへと変わっていきます。
私は最初の頃から、受けと化した攻とくっついて欲しいと願っていたので少し残念でした。
可愛いんですけどね、もう1人の受。

ですが、皆の愛は一心に幸村へと向かっています。
件の2人でさえ、最終巻の段階でも、恋をし、最も愛し、命をかけても守りたいのは幸村なのです。それは作中でも書かれているのですが…

それでも攻の受化は、どうも苦手です。
フレーバー程度なら好きなのですが。

0

BL歴史小説

大作でしたが面白くて読みだしたら止まらず、3日で一気読みしてしまいました。文庫本ですがかなりのボリュームで読み応えたっぷりです。歴女じゃないので予備知識があまりなかったのですが、読み終わった後少し賢こくなれたような気がしてお得です。あの俳優さんの芸名はこの人からとったのねーくらいですが(海賊上がりの根津さんのことです)

あの時代は衆道が盛んだったとはいえ、フィクションも多いので真に受けないでねーという事があとがきにありました。史実に関してはまあそうなんでしょうが・・すごいよね。衆道って。BLを地で行く時代だったんだなあと思いました。また時代劇風の言葉づかいが艶っぽくて素晴らしいんです。伽小姓とか念兄・念弟(攻め・受けのことみたいです)とか・・ちょっと兄と弟とかいいの?まさに禁忌BLの世界じゃん!とか一人で興奮し、なんというか・・新しい世界に開眼しました(笑)

見せ方、引っ張り方もすごくお上手です。幸村殿は家臣からも大名様からもモッテモテの総受け状態ですが、色んな人からちょっかい出されても思い人の景勝様と身も心も結ばれるのはやっと4巻になってからですからね。それまでにもあんな続き事こんな事はあって腐的に楽しめますが。5巻以降は毎晩のように殿様に抱かれまくってて幸村様とっても色っぽいです。家臣の忍たちにその様子が筒抜けなのは恥ずかしいと思いますが・・そこがまた萌える!

後半はもうひとりの受け、佐助のお話もメインになってきて幸村を一途に想い続ける報われない恋心が切なくって本当に泣けます。「幸村の無神経バカ!佐助が可哀想じゃないか!」とつい思ってしまうほどに。もう一人の攻めで忍びの才蔵がまたかっこよくてね。ビジュアル系です。結構おいしい所持ってく奴です。

その他の登場人物も丁寧に描かれ、皆愛おしいです。高尚なのに読みやすく、こういう史実に基づくお話書くのって大変だろうなと思いました。元々の知識も必要な上に参考資料も調べたりしなきゃいけないだろうし。尊敬の一言です。

イラストも艶っぽくて本当に良かったです。3日間とても楽しめました。時代劇のイラストって情緒もあってほんと色っぽい(こればっかり・・笑)

2

それぞれの結末

最終巻です。
前巻で九州から戻ってきたので、これで終わりなのかなぁ?と思っていたのですが、その割には人間関係の諸々が決着ついていないから、終わられちゃうと納得いかないなぁとも思っていたわけです。
続いててよかった。

上田に戻り、次の任務の為に作戦を練る幸村なのですが、父真幸にダメだしをくらうわ、恋しい人には会えないわで、一人やけ酒の日々・・・
一緒に戻ってきた真田組の面々に相談もせず、拗ねているのです。
そういう意味では融通の利かない佐助は、クソ真面目に幸村のストレス発散のお手伝い(夜伽)をより効果的に勤める為、才三に手ほどきを再三頼むことになるのです。

しかし、それぞれが得意な技を持っている面々なので、拗ねた幸村を巧みに浮上させ、今度は小田原城の密偵のため旅立つのでした。

小田原に行くまでのお話は、今までのようにピリピリした感じはなく、それぞれの行動にゆとりがあり、佐助や才三が姿を隠さずにいる部分が新鮮でよかったのです。
また、小田原に行く道中から小田原での騒動で大変な出来事が起きるのですが、こちらでは再び、血わき肉おどる彼らの活躍が待っています。
そし続きて、ハラハラドキドキの結末として、なるほどそう落としましたかというお話の終わり方になっています。

あとがきにて秋月さんも言っていますが、才三が一番いい思いをしていると思います。
幸村、佐助、才三それぞれが恋しく思う心と、持て余すからだと・・・
結局こうなるのが一番いい方法だったのかなと思うしかない終わり方です。
ちょっと佐助が可哀想な気もしますが、本人はそれ程辛さを感じていないようなので、それでいいのかな?っと・・・

まぁ、どちらかと言えば、恋の行く末よりも彼らの真田組としての活躍を楽しむ作品ですよね。

幸村の「聞く耳を持ち、反省できる人」であること、佐助の「真面目で忠実」であること、才三の「客観的にものを見られる」こと、甚八の「懐が深い」ところ、六郎や小介の素直なところ、十蔵の「空気を読む」ところ、などなど、小学生の感想文が書けそうな、道徳的な内容も豊富なので、色っぽい部分を抜けば、冒険活劇として子供に読ませたいくらいでした。

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