羊とオオカミの理由

hitsuji to ookami no riyuu

羊とオオカミの理由
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌21
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
18
得点
106
評価数
35件
平均
3.2 / 5
神率
14.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784344819252

あらすじ

玩具メーカーに勤める久遠章彦は「王子」と呼ばれるほどの美形なのに、自他共に認める極度のブラコン。弟・太一を中心に世界が回っているため、恋人もできないありさま。ある日、困っている友人をしばらく泊めてやってほしいという愛する弟からの頼みを断ることなどできず、その友人・高林亮介を居候させることにした章彦だが、やがて高林の妙な視線に気づき・・・!?

表題作羊とオオカミの理由

高林亮介,大学生,19歳
久遠章彦,玩具メーカー勤務,28歳

評価・レビューする

レビュー投稿数18

一瞬、三角関係ものなのかと思いますが

大学生の弟・太一と、会社員の兄・章彦。互いに大好き!という空気を振りまいている二人暮らしの家に、太一の親友・亮介が転がり込んでくるというストーリー。

最初は兄と弟+その親友という三角関係ものかと思って、もしそうなら複雑だなーと思ったのですが、わりと早い段階でそうでないとわかり、それ以降はスンナリ面白く読めました。

亮介のイジワルでワイルドな攻めキャラと、しっかりしていてどこか抜けている章彦の受けキャラの組み合わせが好みでした。
太一は兄を「天使だ」と言っていて、社会人の男性に向かってそれはないだろうと思うんだけどなんとなくしっくりくるから不思議です。
「お前はいい男だよ」「お兄ちゃんこそ」なんてやってる兄弟実際はいないと思いますが、でもその所為で太一は本当は兄が好きなんじゃ?と、最後までちょっと悶々としました。

太一と章彦の兄弟の仲の良さが結構重視されているので、せっかく個性あるキャラなのに亮介と章彦の恋愛部分が予想してたより薄めに感じてしまって勿体無かったです。
亮介が「太一に手を出す代わりに俺に奉仕して」という展開もちょっと唐突に感じたかも。

亮介が最続き初強引っぽかったのはオオカミぽくてドキドキしたのですが、わりと早くしおらしくなってあれれ?という感じでした。
せっかく「オオカミ」なのだから、も少しワイルドでイジワルなキャラを貫いてほしかったです。
亮介にも弟がいて、弟離れするために家を出たといういきさつがあるのですが、何だかんだでブラコンどうし上手くやっていくんだろうなぁと思いました。

イラストはすごく可愛くて、特に亮介の弟の双子なんて天使のようですが、章彦の「シュっとした王子様」という容姿がちょっと分かり辛かったかも。
どっちかというとかわいい学生って感じでした。

いつもと雰囲気の違う作品を目指したそうですが、確かにこれ杉原さんかな?という、いつものせつなさは控えめで、ふわふわしたかわいい作品。でもこういうのもよいと思います。

1

お花畑兄弟恐るべし

『赤ずきんとオオカミの事情』のスピンオフ元です。
わたしは先に『赤ずきん〜』の方を読んでしまいました。
それでも問題はありませんでしたし、意外にこの順序で読んで、目からウロコな部分もありました。


受けの久遠章彦は、見た目は王子様系、中身は完璧な主婦というサラリーマン。
大学生の弟(太一・スピンオフ先では攻め)相手に世話を焼きたがるブラコンで、28歳。

攻めの高林亮介は、つねに人の目を引きつけるような容姿端麗で長身。
太一の友人であり、ただいま久遠家に居候中の大学二年生。


『赤ずきん〜』の方で、太一のブラコンぶり(大学生になってもお兄ちゃんと呼ぶ…)と実は腹黒計算ありな部分を読んでいたので、章彦が素直に太一を純粋だと称すると、思わずニヤニヤしてしまいます。
お兄ちゃん、天然過ぎ!
この作品だけだと、太一が良い子過ぎて気持ち悪!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スピンオフも読むと角度が変わって面白く感じるのではないでしょうか。

こちらを読んで驚いたのは亮介。
『赤ずきん〜』では面倒見の良いイイ男という印象だったのですが、実はイケズーな続き部分があったんですねえ。
かなりなフェロモン系…
竹美家さんの描かれる亮介がカッコ良過ぎでウットリいたしました。

亮介と太一が実は…という想像に章彦がジタバタしながら中盤まで進みますので、その辺りはちょっと中だるみしがち。
章彦が亮介の出したとある条件を飲んだのは太一のためでしたが、それが太一だけが理由でなく好意だった!?というのがちょっと語り不足かなと思いました。
けっこう毛嫌いしていましたから、章彦は亮介を。
ただ反面、亮介自体は、章彦へ惹かれていく様、葛藤する様がひじょうにわかりやすかったです。

この作品は二冊で一作品かなと思います。
できれば二冊お読みになる方が楽しめますね。
ふだんの杉原さんの書かれる『切なくてもどかしくて』みたいなものも良いのですが、こういう作品も毛色が違って気軽に読めて好きでした。

1

羊さんもオオカミさんも、お花畑で和みましょう♪

某所で出ていた羊話からの連想で読みました(笑)
杉原理生先生、「夏服」「ハニーデイズ」と私的にはイマイチが続いたのですが、
これは三度目の正直というか、三人目の正直というか
(だって、前二作受けがダメだったんだもん)好きな作品でした。

基本的に作者も後書きで述べているように、ラブコメならぬホームコメディです。

章彦(玩具メーカー勤務、担当はぬいぐるみ♡)は、弟の太一(大学生)と二人暮らし。
幼い頃母を亡くし、お母さんや兄弟がいたらいいなと願っていた章彦の願いがかなって、
父親が再婚して出来た新しい母と弟。
ところが高校生のときに両親は事故死、兄弟二人きりになってしまいました。
血の繋がりはなくても太一は章彦の大切な弟で宝物、
つきあう彼女に「私より弟が大切なのね」と見限られる程、愛情溢れるお兄ちゃんの
ブラコンぶりは会社でも有名。
そんなとき突然、太一の友人の高林という男が家に居候することになります。

このブラコン話が、ほのぼの暖かでコミカルで読んでいて楽しい。
実は高林にもまだ小さい双子の弟がいて、彼もまたブラコン。
あっちもブラコン、こっち続きもブラコン、ああ、美しき兄弟愛〜♪

この高林くんがゲイだと知ったお兄ちゃん、弟の防波堤になろうと我が身を差し出し(笑)
キスなんかしちゃうんですが、何故か高林くん、途中から手を出してこなくなって…
その方がいいはずなのに、なんだかモヤモヤしちゃって…ふふふ。

という展開です。
ラブ&Hは後半あっけなくトントントンと進んじゃって、物足りない感じがありますが
全体としては、楽しめた物語だったと思います。
血の繋がらない弟、もしやお兄ちゃんが好きとか?って途中まで疑いましたが、
それはなし。そういう展開に毒され過ぎたワタクシの邪推でした(笑)

お兄ちゃんのキャラがなんともいいです。
美形だけれど、色気がなくて、所帯染みているけれど、純粋、
「天使のようなお兄ちゃん」wだけれど、ちゃんと社会人している。
竹美家先生のイラストは話の雰囲気とはよくあっているのですが、よーく考えてみると、
え?これ28歳ですか?と思わずにはいられません。
でもそこはほら、3頭身のヌイグルミみたいなノリで、見逃してさしあげましょうww!

5

ほっこりと可愛らしい2人。

無性に年下攻が読みたくなり、購入。
読み始める前は、あちらこちらで章彦(受)が「お花畑」だの「可愛い」だのと言われていたので、一体どんな不思議ちゃん受が来るのかと身構えていましたが、そんな心配は必要ありませんでした(笑)
全体的な雰囲気はほのぼのアットホームですが、章彦はちゃんと地に足のついた28歳の社会人男性(ただし極度のブラコン)としてきちんと書かれてました(笑)

最初は、重度のブラコン故に妙な勘違いをし始めた章彦を、余裕の態度でからかっていた高林(攻)ですが、本当に章彦に惚れていくうちに、逆にどんどん純情化していくのが可愛かったです。
当初は「(好みとして)アウト」判定だったのに、最後は自分の発言を想像して妬き始める始末。
でも、妬き方も可愛かったです。

読了後の後味がとても良い作品でした。

3

ほのぼのブラコンズ

面白かったです!というか、面白いというより、和む。
ブラコンって可愛いですね…。

登場人物は結構なブラコンが多いです。
主人公・章彦は、弟至上主義な玩具メーカーの王子様。そんな章彦の弟・太一の部屋に居候しているのは高林というゲイの青年。ある日、章彦は太一が高林を好きなのではないかと疑い始める。大事な弟を守るため、自分が太一の身代わりになることを高林と約束して…?というお話。

文章も丁寧だし、各エピソードの回収がちゃんとされていて、すらすらと快適に読めた気がします。
高林の行動やら言動やら、萌えるシーンもたくさん散りばめられていましたし…。
ああもう可愛いなこのやろっと言いたくなります。あああ!
竹美家さんのイラストも作品にあった可愛らしい雰囲気でとてもよかったです!

1

ほのぼの


まさにほのぼのラブコメって感じでしたね~^^

まず主人公からして可愛らしいです

28歳にもなって外見は王子様・頭の中身はお花畑
極めつけに玩具メーカーに勤めてるなんて可愛らしすぎですよ章彦さん!笑

だからといってふわふわしているわけでもなく、幼くして両親を亡くしたことから年の離れた弟の世話をやいてるしっかり者でもあります.

ただ世話をやきすぎてブラコンなんてからかわれちゃうみたいですが

そんな章彦のブラコンぶりから話は広がっていきます

可愛い弟の頼みで気にくわない高林をしばらく居候させ…

高林がゲイだと知って弟に手を出さないことを条件に自分が身代わりに口説かれ…

高林のキャラクターは私個人的な感情で言わせてもらうとすごく嫌いなタイプです(笑)

明るくて人気者、いつも余裕があってからかってくる
そのわりに本心は見せずつめよってものらりくらりとかわす

まさにそんな感じで8歳も年下なのに章彦は振り回されっぱなしです

最初こそ章彦のことを「外見は好みだけど性格はアウト」って言ってた高林ですが徐々に惹かれていきます

敵とみなして冷たくあたっていた続き章彦も段々…って感じなんですが

その間に勤め先の玩具メーカーで新作のぬいぐるみが出来上がったり
同僚の恋のキューピッド役になったり
ギクシャクしていた高校時代の友人との関係を修復したり
弟にカミングアウトされたり
高林の家族関係が浮き彫りになったり

短い中によくぞここまでという感じに詰め込まれていて満足のいく1冊でしたɂilRj

ただしホントに攻めの高林が好みじゃなかったから萌えは感じられませんでした残念(>_<)

1

良質なホームドラマ

弟の友人×ブラコン兄。
お兄ちゃんのずれっぷりが可愛い。
高林の悪い所にイライラするのではなく、料理上手だったり面倒見がよかったりに弟と自分の居場所を取られたように感じてイライラしてしまう空回りっぷりがまたなんとも。

高林の冗談から本気になっていく過程や、苦手が好きになっていくのが自然なので安心して読めました。

後半ちょこっとだけ出てきた高林の弟の双子ちゃんたちの可愛らしさと存在感が素敵でした。
そんなかわいい双子ちゃんたちを甘やかす久遠も可愛いぞ。
いつものペースを保てない高林も高林で可愛いし。

良いホームドラマでした。

2

お兄ちゃん、悩みます

わりとサクッと読める作品でした。
登場人物には悩みがあるのですが、ほのぼのとした雰囲気でした。

この作品はお兄ちゃんは物凄く、ブラコンなんですが、そのブラコンっぷり温かく感じられました。朝の食卓の様子など、本当に心がほっこりしました。
そんな弟との生活に突如現れた高林。最初は高林の存在を良くは思わない章彦なんですが、大切な弟のために高林が出したある交換条件呑みます。
この交換条件を呑むところが本当にブラコン!w

全体的にほのぼのとしていてよかったのですが、最後の方はちょっと詰め込みすぎな気がしました。特に章彦の高校の時の話とか、もうちょっとなんかあってもよかったかな?と思います(ただ、あれ以上長いと作品の空気を壊すかもしれませんが)

萌えながらも温かくなる作品なので、読みやすいかなと思います。

1

初心者も上級者も楽しめる!

何より、読みやすいです!
文章もしっかりしてるし、絵もふんわりしてて可愛い!!
何も言うことなし!です
兄弟の絆がすごくキュンとしました

2

なにより双子ちゃんが可愛いんです。

登場人物それぞれに何か悩みや問題があって、ひとりひとりちゃんとそれに向き合って対処して。
BL小説だからと言って決してラブばかりじゃなく、なんだか萌えというよりも心がほっこりするお話でした。
話の雰囲気と竹美家らら先生の絵がすごくマッチしていて、読みやすかったです。

個人的には年下攻めに翻弄されまくってアタフタしちゃう年上受けが好きなんですが、この作品のおかげで新開拓しました。(笑)
長男の性(というか章彦の性?)でどんな場面でもお兄ちゃん臭が漂う、可愛いだけじゃなく安心感のある年上受け。素敵です。

1

ふんわりほのぼの

杉原さん初読みです。
面白かったです~!そして可愛い!
また竹美家さんのイラストがすごくあっていてよかったです。

ブラコンの兄、章彦(受け)の家に弟の友達、高林(攻め)が居候としてやってきた!
少しの間、高林を住ませて欲しいと大好きな弟の願いを断れる筈もなく渋々居候させることに。
弟との楽しい暮らしを邪魔された章彦は、散々高林をよく思っていなかったけれどーー。

年の差にめちゃくちゃ萌えました!はぁ~、、年下攻めいいよ~。
攻めの高林が、章彦のことをからかって「お兄ちゃん」と読んでいるのですが、二人っきりのときは「章彦さん」に。この辺よかった~!
とっても鈍感…いや、変に勘違いをしてしまう受けが可愛かったです。
そして泣いてしまったり、ああもう!かわいすぎるだろ!!

本当の狼は誰なんでしょうね~、その辺りをドキドキしながら読んで欲しいです。とっても面白いです。

1

面白かったー

大好きです、こういうお話。
杉原理生さんの文体が大好きで作家買いしてるんですが、この作品のポップさはツボにきました。明るくてポップでコミカルでホノボノしてるんだけど、ドタバタ感がない。上滑りしてる感じもない。

キャラみんなが生きてました。
みんな最初と少しずつイメージが変わってくるんですよね。
で、私、攻めの気持ちとずっとシンクロしてました。
冒頭で「このブラコン兄ちゃん、あんまり好きになれないかもな…」と思ったんだけど、物語が進んで、このお兄ちゃんの性格が少しずつ分かってきて、どんどん彼に惹かれていきました。
天然で鈍感だけど一生懸命で。根っ子の部分が強烈に優しいお兄ちゃん。

「恐れていたよりは……なんとかなった」

兄ちゃん、それをキヌギヌの言葉にするのはどうかと思うよw

受けの弟くんも良かったな。スーパーブラコンオチにニヤニヤしました。

杉原さんは切ない系のお話を書かれることが多いのですが、こういう雰囲気の作品も、もっともっと書いて欲しいなァと思いました。

3

ブラコン兄萌え

この作家の作品はどちらかというと静かな印象を受けることが多いのですが、これは予想外にポップで「この人がコメディを書くとこんな感じなのか」と新たに知らされた気分でした。コメディといっても大笑いするものではなくクスっと笑わせるタイプで、馴染み易い反面個性が薄まりやや凡庸な感じがしました。個人的にはブラコン兄弟のラブラブっぷりが好きなので楽しめましたが。

因みに基本弟バカな兄(主人公)ですが、デキる男でもあります。特に過去揉めて音信不通になった同級の謝罪に対する返答などはスマート過ぎて感心させられるほど。よく考えれば兄ってブラコンでやや鈍感という部分を除けば料理は上手いし、子ども好きだし、仕事も順調で、イケメンで優しいという完璧さなんですね。ですが本人の持つふわふわとした陽の雰囲気と純粋さがそのあたりを厭味なくさせているようです。そんな兄に愛されて育った幸か不幸か、兄が初恋の弟はゲイとなり、さらには恋人に兄と同じレベルを求めるあまりあちらこちらへ渡り歩く恋多き男に・・・w兄の前では良い子を装っていた弟の思わぬ一面にニヤリとしました。

濡れ場がラストに一度だけというのも良かったです続き。雰囲気がコメディタッチなのもあり、恋愛を楽しむよりはブラコン兄が弟(とその友人←攻)の事で頭を悩ませる姿をニヤニヤ楽しむことがメインの作品だと思います。禁断の兄弟愛に至らないブラコン兄弟はほのぼので気軽に読むのに最適です。

2

可愛くてあったかい

ブラコンの兄弟(章彦と太一)と太一の友人・高林のお話です。
親を亡くして、年の離れた弟を一人で育ててきた章彦は、ブラコンを理由に彼女に振られるほどの弟第一お兄ちゃんです。
その大好きな弟と二人だけの家に、高林が居候することになったので、お兄ちゃんは余計な心配をし始めるのです。

高林×章彦のお話になることは最初からわかっている展開なのですが、こちらも章彦の過去やブラコンの弟・太一の事情、高林の家庭事情も絡んでくることによって、予測しなかった展開になってくれました。
(特に、太一の周囲について)

で、このお話で私の好きな部分は、章彦おかあさんが必死で可愛いところです。
もう、母性本能の固まりな感じです。
過保護すぎる気もしないではありませんが、見習わないといけないです。

章彦おかあさんは、結構オトコマエでもありますが、お話全体は可愛くて温かい読後感のいい作品だと思います。

1

可愛い羊2匹と怖いけど本当は優しいオオカミのお話・・・

とっても素敵なお話でした。杉原さんの独特な世界を堪能出来たし・・この作品は私が読んだ杉原さんの作品の中で、一番面白かったですね~・・いつも素敵だったり、綺麗だったり、しんみりしっとりだったりしたんですが、今回は面白かったです!

前半は会話がぽんぽんと弾んで楽しいですね~・・笑顔で答えながら心の中では「寝言いってんじゃない」とか「この若造が」なんて思っててそんな感じで始まるのですごくお話に入りやすかったです。

可愛い羊2匹と怖いけど本当は優しいオオカミ「ロンリー」のお話ではないのですが・・・
簡単に言うと可愛い兄羊が、オオカミから可愛い弟羊を身を挺して守る?ってお話なんですが、実は弟羊は「羊の皮を被ったオオカミだった」ってお話ですね・・???・・って感じですね。

高林は「顔は綺麗でも、マザコンとブラコンは(アウト)」って言ってますね・・そして、まさしく章彦も太一は互いにブラコンです!なので彼にとってはアウトですね・・高林は住む所が無くなって友達の太一の家に泊まる事になって、面白半分に章彦をからかって遊んでたんですが・・まさにアウトな章彦に・・見事にはまっていく続き様子は見ていてとっても好感持てました・・
あと双子の弟もめちゃめちゃ可愛かったです!章彦と双子ちゃん達のやりとりはとっても微笑ましくってとってもお気に入りです!

透明感があって、それでいて面白い、とっても良作です!


挿絵の竹美家ららさんも作品にぴったりでほのぼのと暖かさが伝わってきてとっても良かったです。

1

お兄ちゃんだいすき!

お兄さんは、血が繋がっていない、けれどもたった一人の家族である太一をものすっごく可愛がっていて、太一が大学生になったいまもずっと彼中心に世界が回っています。朝は部屋まで起こしに行き、ご飯は 「美味しい」 と言われ喜び、弟からの 「いってらっしゃい」 も必須。夫婦ですか?というツッコミをしたくなりますが、二人は恋愛感情一切なし、ただしお互いを大切なあまり行き過ぎている兄弟なのです。
そこへ割って入ってきた高林のことは、もちろん気に入っていません。しかも高林に自分はゲイだと告げられ、太一と高林の関係について妄想・暴走を繰り返すお兄ちゃんが本当に可愛いです。心配性は妄想癖とニアイコールだと言わんばかりに、ああでもないこうでもないと勝手に想像していく章彦。妄想の結果、太一が高林を好いているのだと思いつき、ゲイで手馴れていそうな高林を牽制するのです。なんという暴走…!しかも一生懸命訴えるものだから、恐ろしく可愛いかったです… (´∀`*).+
これがもし彼の人となりがちょっとでも違ったら、ぜんぜん違う印象を受けるのだと思います。でも、四捨五入で三十路で仕事もできて綺麗顔でしっかりもののお兄ち続きゃんでは、萌えずにいられません…!いろいろと完璧なのに、ブラコンゆえ残念な部分がちょっとある…このバランスが、実に見事なキャラだったと思います。

お兄ちゃん、若干のボケボケ感もいとおしかったです。
弟に手を出さない交換条件で自分を差し出せ、と言われてもうっかりOKしてしまうし、不意打ちのキスだのおはようのキスだのをされても、交換条件以外の他意を思いつかない…!…高林くんが可哀相でした。
お兄ちゃんにはね、ほんとうに太一も高林も、読者も振り回されっぱなしだと思うのだ…。きっとお兄ちゃんは魔性なんですよ。妄想暴走、ドニブで堅物、なのに子供にはすっごく優しくて…つまりは心根が優しくて。
そしてツンデレ。 ←
もう愛さずにはいられない、愛されずにはいられないキャラなのだなと思いました。

お兄ちゃんばかり褒めてしまいましたが、全体のバランスも丁度よく良い作品だなぁーと思います。二人の恋愛、二人以外の人の活躍、恋愛以外の二人、起承転結…等々。全部、多すぎず少なすぎずでとても読みやすかったです。
またブラコンという設定ゆえ、いっそワザとらしいくらいサムイ会話が応酬するのかと思っていたのですが、会話と状況の流れがすごく自然で、兄弟どちらもイイ子になり過ぎない加減がとても良かったかと☆
最後にはやはり、兄弟の愛情に泣けてしまいました…。やはり恋愛以外にも、家族の愛情が垣間見える作品は問答無用で泣いてしまいますね…!
微妙に相手への余計な気遣いをしながら暮らしていた二人が、いまごろになって自分ことやお互いへの感謝を伝えているのには、辛抱たまらない思いが溢れてきました…。
兄弟愛にばかりではなく、章彦と高林の関係が結ばれる瞬間にもグッときてしまいます。200ページを越えたあたり (!) でようやく恋愛モードっぽくなってきた章彦が可愛いっっっ
それから、高林の口説き系告白がほんとうにキュンとしてしまうんです…!「ブラコン卒業して、俺とちゃんと恋愛してくれませんか」もっ、もちろんします……! ←
シチュといいこの言葉といい、なんだかすごく好きなシーンです。振り回されてた高林も案外お兄ちゃんを振り回していて、やっと捕まえ合ったか!という感じでした。

全体の印象は、可愛い、です。お兄ちゃんの性格はもちろんのこと、高林の小さい弟達や、章彦が仕事で手がけるヌイグルミもその要素です。竹美家先生のほわんとしたイラストともすごく合っていて、すごく癒されるお話でした (*´з`*)

1

天使のようなお兄ちゃん

さすがに杉原さんというか、
竹美家さんのイラストそのままの
実にふんわかした、
天使のようなお兄ちゃんのお話でした。

血の繋がらない弟・太一を溺愛している章彦
二人のお花畑のような生活に闖入してきた、太一の友人高林はゲイで、、、

このお話、BLなので、色々反発しあいながらも、章彦と高林が惹かれ会う。
これは、まあ、当然。
で、それを知った弟・太一が、逆上して、兄ちゃんに襲いかかり、犯しまく…らない、、
章彦は、弟とその友人に二人がかりで攻められまくって、3P二本差し…にならない、、
そんな展開が、とっても杉原さん。

甘くてファンシー
読後は、自分も章彦みたいに、いい人になれたような気分。

1

ブラコンの二通り

ちょっと甘くて切ないというイメージの杉原作品ですが、本作は切なさ少なめ、玩具メーカー勤務の”ぬいぐるみ王子”が主役なので、子供の出演もあいまってほっこりしたお話になっています。
いつも可愛らし目の絵が付く杉原作品ですが、今回もふんわりが印象的な竹美家さんの絵が雰囲気にぴったりでした。

お話は早くに母親を失くし、父と二人暮らしで淋しい思いをしていた章彦が11歳の時、父の再婚で義母と9歳年下の義弟・太一の家族が出来、幸せに暮らしていたのですが、章彦が高校生の時両親が事故で亡くなってしまったのです。
弟を守ろうと極度のブラコンになってしまった、その王子な外見に似合わない兄の章彦。
ある日、弟の太一が家を追い出された友人・亮介を連れてきたのですが、彼はゲイと公言。
全く家を出る風もなく、ひょっとして太一を好きなのでは?とやきもきするお兄ちゃん。
そんなブラコンのお兄ちゃん・章彦が、同じ弟を持つ兄である亮介と、違う意味でのブラコン対決になって、トラウマを克服して気持ちが通じ合っていくというお話。

とにかく章彦がまるで母親のように弟を可愛がり過ぎて。
また弟も兄を慕っている続きのですが、そのお互いを誉め合う姿は作中でも”お花畑の住人”との比喩があるように、馬鹿兄弟です。
ゲイの亮介にとって章彦は、外見はストライクだけど性格はアウトというように範疇外なんで、章彦に対しても態度が余りよろしくない。
平和な太一との暮らしを亮介に邪魔されているようで章彦は面白くない。
だから、最初は敵同士みたいなんです。
太一を亮介の魔の手(?)から護りたい一心から出た提案から高校時代に持ったトラウマが解消するということが待っており、それが亮介へのわだかまりを失くすことになっています。
いや、逆に考えればそんなトラウマがあるのにそういう提案をする章彦は筋金入りの弟バカだとおもうのですよ。

そんな中、やはり物語を動かすキーワードは弟でしたね♪
太一が最初、よくわからない人だったのですが、段々見えてくる彼のほんとうの姿。
そして何よりとても可愛らしい亮介の双子の弟達。
彼らの登場で物語はグイグイと引っ張られていくのですよね。
そうして、この題名の「羊とオオカミ」がなるほどな~って思えてくるから不思議。
この羊とオオカミは、彼ら全員だったのですね。

ただ読み終わった後、章彦の気持ちの変化は解りやすかったのですが、亮介を好きになる決めてという部分がよわかったな~とキスできるくらいなら好きなんだという欲望的な安易な持って行き方に、お兄ちゃんらしくないなとちょっと思ったり。

2

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