ラテン男×ちょい軽リーマンの熱(苦し)い口説き倒しラブ!

  • 紙書籍【PR】

表題作これでお前は俺のモノ!

鷹岡慶志郎・受様の元同級生で引き抜かれた取締役
真田一紘・外資系コンサルティング会社金融部門勤務

あらすじ

一紘が新しい上司として紹介されたのは、高校時代の親友で、昔熱烈な告白をしてきた鷹岡だった。再会するなり「あの時お前が出した恋人の条件はクリアした。お前は俺のものだ!」と迫ってきて!?
(出版社より)

作品情報

作品名
これでお前は俺のモノ!
著者
真上寺しえ 
イラスト
高城たくみ 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044503123
2.5

(4)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
8
評価数
4
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

思い起こせば出会いから?!

今回は米国内で頭角を現し引抜かれたパートナーと
外資系コンサルティング会社金融部門勤務の同級生ラブ。

惚れぬいた受様を手に入れる為に頑張る攻様に
受様が落ちるまで。

受様は世界を飛び回っていた父に憧れ
グローバルな環境で働く事を夢見て、
外資系コンサルティング会社に就職、
今は金融部門でコンサルタントをしています。

結果さえだせれば何でも有りという社風で
今回日本支社長がクビになり、
カリスマ的な人物が着任すると知っても
平社員の受様にはあまり関係もなく
次のプロジェクトに向け準備をしていたのですが、

なぜか受様は新しく着任したパートナーに
呼び出しをくらってしまいます!!

訝しみながらもむかった部屋で
受様を待っていたのは
両手でも抱えきれない薔薇の花束を抱えた
精悍な顔立ちと牡の色香の滲む不遜な男でした。

同じ年頃だろうその人物は
高校時代の親友に似ている様な?

その親友とは
大学進学を機に渡米してからは
連絡が途絶えている薄情な奴で有り、
たかだか五年程度で取締役にも匹敵する
パートナーになれるはずはないはずで…

呆然とした受様ですが、
悪戯っぽい眼差しを向けた彼が砕けると
やはり親友に間違いありません?!

そして彼こそ今回の攻様になりま~す♪

攻様との出会いは高二の夏の事。

攻様は
帰国子女として受様のクラスに入りますが、
彼はポルトガル語か英語しか話せずで
同じく帰国子女だった受様に
彼の世話が一任されたのでした。

攻様はラテンな環境で育ったせいか
時々素の状態でも言動が情熱的。

いつの頃からか受様相手に
男同士では言わないような
口説きまがいの事まで言うようになり、
ついには恋人にと望まれてしまいます。

運命の恋だとまで言う攻様に動揺した受様は
理想の相手には程遠いと言い抜けようとしますが
攻様は受様の出した試練に挑むから
クリアしたら自分と付合えと引かない為に

受様は攻様が受様より完璧に上になったら
付合うと約束します。

その後、
攻様が渡米の上に音信不通になった為、
受様はこの約束は妙なノリが言わせた事と
すっかり忘れていたのですが、

攻様は本気で条件クリアを目指し、
受様の会社のパートナーにまでなったのです!!

これでお前は俺のモノだと言う攻様に
受様はいったいどうする?!

日本人ながら長らくの外国暮らしで
フェロモン過多な俺様男である攻様と
仕事は出来ますが典型的な日本人で有り
押しに弱い受様の同級生カプの恋物語になります。

惚れ向いた男を手に入れる為に
米国で大学をスキップして卒業、
長者番付に載るカリスマ的な投資家からも
目をつけられる程に頑張って働いた攻様は
受様の会社でも積極的にお仕事をしている様ですが、

受様への求愛活動が激しくて
あまり攻様のお仕事面での有能ぶりは
語られなかったのがちょっと物足りないです。

しかし、
攻様の積極的なアプローチに
受様が徐々に陥落されていく様子から
攻様の婚約騒動で受様が自分の気持ちを自覚し、
まとまるまでとっても楽しく読めました♪

攻様が妄想を現実に出来るのかは
受様の体力次第なのかな(笑)

今回は本作とは逆パターンで真上寺さんの一作、
『お金じゃ買えない愛を教えて』はいかがでしょう?
受様が頑張って攻様を手に入れるお話です。

1

変態妄想ランキングが気になりますね~♪

最初の感想は・・・攻めの慶志朗・・・うそ臭い・・
って思いながら読んでました・・

お話的には結構よくあるパターンのお話かな?とは思いますが・・そこはベテラン作家様なので安心して読めました。

なんせ、最初がうそ臭い~!から、始まって、ありえな~い!なんて思ってたんですが・・一紘、流される・・流される・・どこまでも・・

再会ラブものですが、なんせこの慶志朗・・帰国子女ですんで、結構求愛もとんでますね~・・これが外人とかだったらそんなに気にはならないんですが、見た目日本人ですから、違和感ありまくり・・
だったはずなんですが・・この慶志朗結構、可愛い・・「あ~、本当に一紘が好きなんだなぁ~」って思わせる所が結構あって、読みながら微笑ましくなりました。

なので結構満足感はある1冊でしたね~・・
ただ一つだけ・・納得いかなかったのが最後のH突入シーン・・あれだけ熱烈な求愛をしていたにも関わらず、想いが通じあったとたんの・・意地悪なこと・・・あそこは意地悪にするんじゃなくって、愛情たっぷりに突入して欲しかったなぁ~・・って思いました。

まぁ、体中余す所なくお印をつける当たりは愛情たっぷり感を感じましたが・・
一紘はこれから週末ごとに、慶志朗の変態妄想ランキングに付き合わされるんだろうなぁ~っていうのはちょっと読んでみたい気がしますね・・・

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP