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表題作君主サマに完全降伏

藤村陣・受様の恋人で国家施設SD養成所の鬼教官29
橘斗貴・攻様の恋人でSD養成所二期目リーダー19

同時収録作品君主サマに完全降伏

名塚塁  斗貴と同期の皇帝と呼ばれる訓練生
石原円佳 医務室の女王の異名を持つ医師

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

海に囲まれた孤島にある、護衛のスペシャリスト・SDの養成所。地獄の訓練を1年耐え抜いた橘斗貴は、鬼教官の藤村と紆余曲折の末…、恋人同士になっていた。なかなか素直になれない斗貴だったが、2人きりの時間はそれなりに甘いもので──…。そんな中、調理師の英と、教官の佐古が島にやってくる。軟派な英は斗貴を気に入ってアレコレ構いたがるし、小柄で頼りない佐古は藤村が面倒を見ている。2人の関係に嵐の予感──!?

作品情報

作品名
君主サマに完全降伏
著者
真崎ひかる 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
シリーズ
難攻不落な君主サマ
発売日
ISBN
9784775515259
3.1

(7)

(0)

萌々

(1)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
22
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

ちょっとは藤村振り回されて欲しいですね・・・

こちらはシリーズ3作目のお話です。ちなみに・・
1作目・・橘斗貴×藤村(訓練生×教官)
2作目・・名倉×石原(訓練生×保健医)

そして、3作目はまた初めに戻っての二人のその後のお話です。私はどちらかというとこの二人のカップルの方が好きなので、嬉しいです・・

この訓練所は2年島流し状態のお話なんですが、丁度一期が終わって2期目に突入?というあたりのです。
60人入った訓練生が今は20人になってしまってます。それくらい厳しい訓練所なんですが・・

大抵エロか、厳しく痛めつけられているか、斗貴と名倉ともう一人のリーダーの鷹野が3人でつるんで会話している、場面が殆どですね~・・

ただ今回は不審者?スパイ?な者が島に侵入したと・・ポロッと情報を拾ってしまい・・3人で密談したりします。
教官達の態度もオカシイ・・・

怪しい人物は新たに入ってきた、食堂のコックさん(斗貴命名)エイと新任教官知晴の二人ですが・・
その知晴と藤村がやたらとベタベタしていて・・知らないうちに斗貴はヤキモチ焼いてます・・
なんかとっても可愛かったんですが・・いつもいつも藤村は余裕で・・なんか憎たらしいんですよね~・・

なので今回は結果的に当て馬君になった「エイ」に感謝です・・
もっと藤村を振り回して余裕が無い所が見てみたい・・

ただこのお話・・今を書いているんですが、後一年で斗貴はこの島を出て行き「SD」(SPの親戚みたいなものです)になった時、この二人の関係はどうなるんだろ?っていうのがちょっと気になるんですよね~・・

その辺までは書いて欲しい気持ちが一杯です・・っていってもこの3冊出るまでに4年かかってますから・・どうなることやら・・ですが・・

もう、挿絵は最高ですよね~♪キャラ的には憎たらしい藤村ですが、蓮川さんに書かれたらもうただ素敵・・
って思っちゃう辺り・・私も軽いもんですね~

そして、出来れば鷹野にも是非お相手を見つけていただきたいです!

2

やはり攻様は一枚上手

今回は護衛のスペシャリストSD養成所の鬼教官と
SD養成所で二期目を迎えるクラスリーダーのお話です。

受様が一期目を終えて新規生を迎えるまでの
二週間の間に起こった島での騒動を収録。

2年の教育を終了すれば世界のどこでも就職に困らない
SP以上のプロSDを育成する養成所・アルカトラズ。

受様は昨年の新入生三クラスうち
赤クラスのリーダーを務めてきました。

語学や武術実技、厳しい訓練と
振るい落としを目的とするテストを越えて
今年残った訓練生は当初の一クラス分の20人。

二期目となる明後日からは
特殊な爆発物に対する知識や
化学兵器まで幅広く学ばせられるらしく
色々と考える事も有りますが

明日一日は自由時間を与えられた受様は、
恋人としての時を過ごすべく、
昨年赤クラスの担当教官だった
攻様の部屋を訪れていました。

養成所に入るまでは
好みなら男女問わずだった受様さえも
魅了してやまない男であるからこそ、
受様は攻様を受け入れたのであり、

彼に抱かれて濃厚な時を過ごしながらも
いつか絶対に彼を組み敷く野望を
捨てきらない受様だからこそ
攻様も受様を恋人として対するのですが、

そんな二人の関係は
島に新しく配属された二人の人物によって
乱されることになります。

一人は受様達の母親ほどの年齢の女性が多い
調理場に入った攻様位の年頃の新しい料理人で
見るからに胡散臭い男でありながらも
受様の友人を彷彿とさせるモノが有り、
受様にも妙に懐いてきます。

そしてもう一人は小柄で気弱そうな印象の
細菌を使った生物兵器や新種ウィルスの学科教官。
攻様は不慣れな新教官の世話係を任され、
二人はいつも一緒にいるようになります。

それそれがお互いに対して思う所が有りつつも
上手く伝えられずにいるうちに
島にテロリストかスパイが潜伏したらしく
養成所内は奇妙な緊張感が漂うようになります。

受様達にもたらされた情報は少なく
何がどうしてどうなっているのか判断しようにも
攻様さえも詳しい情報を与えてくれません。

全ては新人が入ってくるまでの勝負と
思われましたが

翌日、
教官たちが全員招集をかけられて島を離れ、
訓練生たちが海岸までの往復コースから
養成所に戻ってくるまでの間に
島にいたはずの人の気配が全て消えていて?!

発電室は壊され、
普段停泊している船も無い中
20人の訓練生達が取った行動とは?!

護衛のスペシャリストSD養成所を
舞台としたシリーズの三作目になり、
カプ的にはシリーズ一作目の続編になります。

結果的にはテロリスト云々は
全てが二期目を迎える受様達訓練生の
最終試験の布石だったのですが、

不審者として疑わしい新しい料理人と
テロリストの標的にされ兼ねない新任教官が
訓練の誤情報の一端を担う以上に
主役カプの私的な部分に波風を立てていたのが
なかなか楽しかったですね♪

先生的には
基本単刊でも読めるシリーズとの事ですが
あまり登場人物について説明も無いので
主役カプの関係がすんなり入ってこないと
コレだけで楽しむのは厳しいかなと思います。

私としては二作目のようにほど良くリンクで
他カプという連作が好きなので
次回の続きが期待できるなら
ぜひ次は『殿』で一作お願いしたいな♪

今回は主役カプの前作、
真崎ひかるさんの『難攻不落な君主サマ』を
お奨めとします。

1

体育会系

護衛のスペシャリストの養成所でのラブストーリー
地獄の訓練を耐えぬいた斗貴。
鬼教官の藤村とは、恋人同士。
新人がくるまでの数ヶ月がダラダラしてしまう。教官たちが考え、

テロリスト?侵入?
斗貴たちが、迅速に行動をするが、
テロリスト?

0

あまあまにならないのに、やっぱり甘い。

シリーズ第3作目。前作はスピンオフだったので、本編(1作目)のCPの続編です。

これは、設定だけは『絶海の孤島』『養成所』『鬼教官と訓練生』とハードボイルド調ですが、本質的には『BLの寮もの』だと思うので、事件は起きますがまあそれなりです。それが主題ではないので、別にOKですね。

孤島ものいうことで、どうしてもメンバーが固定化してしまうんですが、今回は外から(当て馬的な)2人の新キャラクターがやってきます。斗貴(受)と食堂の調理師・英が、藤村(攻)と教官の佐古が、という具合ですね。で、お互いに嫉妬することになるわけなんですが。
この2人、どう見ても『あまあま』なのに、なかなか甘いオーラを出さないんですよね。

しかし、『傲慢・俺様』攻が大キライな私ですが、藤村は例外的に嫌じゃないんですよ。『傲慢』に見せつつも(いや、傲慢には違いないんですけどね)、意外と細やかなあたりかなあ?

0

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