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表題作虎王の祝祭

ラージャ・アルハラードの砂漠の王 18歳
マナ(八尋麻那)・虎の保護区に住む 17歳

同時収録作品虎王の祝祭

ジン 魔神と呼ばれる先王の異母弟
志賀野葵 カメラマン

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ゲリラの襲撃で崖から落ち、見知らぬ砂漠の宮殿で目覚めた摩那。彼の視界に最初に飛び込んできたのは印象的な金の瞳。そして気が付けば、何も纏わぬ体を、共に育ち慈しんだ虎と同じ「王」の名を持つ青年に抱きしめられていた。呆然と受け入れる、初めてのキス。舌を絡めてくる生々しい感触に体の奥までかき回される気がする。信じられない事をされているのにも拘らず、嫌悪感はなかった。それよりも不安を抱く摩那に与えられる温もりは心地よくて・・・。
(出版社より)

作品情報

作品名
虎王の祝祭
著者
神楽日夏 
イラスト
カズアキ 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
シリーズ
魔神の婚姻
発売日
ISBN
9784862962041
3.4

(7)

(1)

萌々

(2)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
23
評価数
7
平均
3.4 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数4

虎とらトラ

魔人の~と雰囲気似た作品だなと思ってたんですが
一応シリーズなんだなと後半、この魔人のカップルが登場したところで気づきました(遅っw

神楽さんらしい、可愛い作品でした。
エロが前回のものに比べれば弱かった気もするのですが
カップルが可愛いから仕方ない。ちょっぴり年齢的なところもあるのかなと思ってみたりな一冊。

日本から遠く離れた国に、両親の都合で暮らしているマナ。
そんなマナが密猟者に終われ、一命の危機
そんな時に救ってくれたのは・・・!?
自分の一番の理解者で大事な存在であった虎と
同じ名前、同じ髪の色、目の色をもった青年。
言葉も通じない彼と~なお話なのであります。

自分を怖がらず、抱きしめてくれるマナに好意を寄せる攻。
自分の愛した虎がまるで人になったような姿の攻に好意を寄せる受。
背景には、悲しい現実を抱える二人が=な日常から~のお話が可愛くてよかった。
虎と攻にサンドイッチにされて~の濡れ場wwww
(。つ∀≦。)もえw
受に好かれようと、がんばる攻も可愛いくて
そんな攻を可愛いとおもってしまう受も可愛くて。
なんだかんだで可愛い(そればっかだな)お話でした。
このシリーズでもう一冊でてるみたいですね。
機会あればゲットしたいと思います!

1

虎と砂漠と。

アルハラードシリーズ第2作目です。前作とはガラッと雰囲気が変わってますね。

私は、実は前作はあんまり・・・だったんですが、これはよかった!好きです。
これから読んでたら、アラブものとは思わなかったかもしれないです(まだ言うか)。

キャラクターの年齢が下がったせいもあるのか、前作よりずっと初々しいというのか、甘く優しくなりましたね。

人間のラージャ(攻)は、本来の私の好みのタイプじゃないんですよ。あんまり野性的過ぎるキャラクターは苦手な方なんですが、これは『野性的』というか完全に『野性』だろ!と思いました。でもその半端じゃないところがよかったのかもしれません。摩那(受)への懐き方(?)も、まるで動物ですよね。いっそ可愛く思えるんですよ。動物と言えば虎のラージャも存在感ありましたね。

摩那は17歳の年齢以上に、幼いというくらい可愛いかったです。ラージャ×摩那のCPは好きですね。なんとも微笑ましくて。いろいろとハードな背景はあるけど、とにかく全体の印象として、とても可愛い作品だったと思います。

あ、前作のジン×葵のCPも出て来ます。改めて、私はこのCPそのものは別に嫌いでもなんでもないと思いましたね。前作はこのCP以外の部分がダメだったんでしょう、きっと。

1

幸せのかたち

いろいろな人にとってそれぞれの幸せのかたちがある
みたいなことでしょうか
そういうラストに向かって
迷いなく進んでいく文章が心地よいです
デビュー作からすべて読ませていただいていますが
ひとつのビジョンに向かって進んでいくというのは
ずっと変わらずにもっていらっしゃるスタイルかと思います
そのビジョンに賛同できるか、納得できるかによって
作品の印象はかなり変わりますが
前作よりもこちらの方が自分は賛同できました

2

虎と人間を飼いならす少年w

前作「魔人の婚姻」はアラブものらしくエロエロの監禁・花嫁ものでしが、同じアルハラードの砂漠の宮殿が舞台なのに、今回はかわいらしい仕上がり。
関連2作品なんですが、トーンががらっと違っていて、そんな工夫に好感が持てる作品でした。
評価は中立にしてありますが、どちらかというと萌え寄りです。
それは、人間のラージャについて今一つ??なところが拭えなかったからなんで。

動物学者の両親について、インドの虎の保護区で生活していたマナが、マナが小さい頃から面倒を見て育てた虎のラージャが中東の動物園に引き取られるのに付いていった途中に、武装ゲリラに襲われ遭難し、それを人間のラージャが助けて宮殿に連れ帰ったことが出会いです。
ラージャは現在のアルハラードの王の曾祖父の孫で、この砂漠の王となるべくこの宮殿にいたのです。
彼は金の瞳、金の髪という異風貌で皆に恐れられ、年寄りばかりの村で相手にもされずに育ったので、人らしい部分に欠けているようです。
マナは遭難した時に虎のラージャが銃で撃たれて倒れたのを見ていたので、目を開けた時まるで人間のラージャは虎のラージャが変身した姿かと思ったのでした。
そして野生児のラージャをまるで虎を懐けて育てたように接して、ラージャも成長していくのですが・・・

虎の保護と銘打って実はマナの両親達も不正な虎の売買に手を染めていたり、保護区に子供がいないことからマナが性的にいたずらされていたこととか、マナが不遇を託っていたことがわかります。
また前作でもそうだったようにアルハラードという国自体の古臭い風習とか悪習で人間のラージャも不遇を託っていた。
そんな二人が寄り添うのは当たり前の進行なんですね。
ほほえましのは、ラージャが性的興奮の処理の仕方がわからなくていきなりダイレクトにマナに接する部分が、なんか初々しくて可愛かったり♪
でもマナには性に関してはトラウマがあるのでその道のりは長かったんです。

虎の保護区の大人も汚かったですが、その後出てくるジャーナリスト達も汚かった!
いきなり宮殿にいる子供を拉致ったり、マナを売りとばそうとしたり、、唐突な感もなきにしもあらずですが、ここに登場する大人は汚い!
全作の主役のジンと葵も登場して、主人公達を助けます。
ジンが葵と国を出たことでラージャにこの砂漠の王という役目が回ってきたんですが、それはそれでいいのかな~?何気におぼろに疑問が・・・
同じ大人という部分でソーマも登場しますが、あいつはデクノボウか!?
役に立たないね~と思ったり・・・

最後のエチシーンで虎のラージャも交えて疑似3P!?
ええっ、と思ったんですが安心してください。獣姦ではありません。しかし~
居場所のない二人の子供が幸せない場所を見つけた物語だったのだと思います。

1

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