残花

残花
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  • E-BOOK ONLY
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  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
5
得点
31
評価数
9件
平均
3.6 / 5
神率
22.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ムービック
シリーズ
LUNA NOVELS(小説・ムービック)
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784896017649

あらすじ

おまえは光るガラス玉だ――誰もがおまえに引き寄せられる
内気な大学生の美智也が出逢った二人の極道、紀瀬川組代表代行の安齋と組長子息の岳矩。やがて美智也は安齋と暮らし始めるが、跡目争いの禍根から人望厚い安齋を目ざわりに思う岳矩に騙され、彼の慰み者にされてしまい――。
(出版社より)

表題作残花

貴瀬川組代行 安斎征二 / 組長 岳矩 
大学生 山口美智也・19~20歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数5

三角関係!

帯『こい、お前は俺が守ってやる』

鬼畜ヤクザとその情人の話かと思ってたんですが、予想以上の第三角関係でしたー!!!
中性的容姿の美智也[受]がチンピラに絡まれてるところを安斎[攻]が助けてくれます。
程なくして美智也はバイト先のバーで安斎と再会します、ここでの安斎もひたすら寡黙なスーツ姿でさり気なく優しくてかっちょいいです。
ここで安斎が無理矢理、美智也を陵辱するとかは全く無くてむしろ美智也が彼に惚れてしまい安斎がほだされる感じです。
おお、何か地味にラブいではないか!と思っていた矢先に岳矩[攻]が組長になり、そこから美智也の陵辱ターン開始。
鬼畜陵辱きたきたきたーーって感じの展開が続き岳矩の情人としての美智也の生活が続きついには入墨まで入れられちゃてもう素人には戻れねえーってとこまでなっちゃいます。
若さ故か岳矩の方が執着も独占も口に出し実行するんですが、そんな岳矩にも魅かれつつある美智也。
安斎→美智也←岳矩の三角関係は最後の最後まで分かりません。
どっちに行ってもおかしくないんですよ、これが。
安斎はかっちょいいし、岳矩はなんか放っておけない魅力あるし。
続き
組長とその組上層とのヤクザ2人に愛される美智也の三角関係、最後まで分からないその関係が読みどころでしたー。
高緒さんの挿絵はモロ好みなので言う事無しです。

あと自分が購入した時には4月限定フェアで書きおろしショートストーリーが付いてました。
安斎視点の美智也話。高緒さんのコメント「個人的にはガンバレオジサン!でした>オイ」が安斎絵と相まってニヤニヤしちゃいましたです。

2

当て馬の物語ですね

ヤクザものです。
名作『唐梅のつばら』を彷彿とさせる三角関係のお話でした。
正直、作品としての完成度は『唐梅~』のほうが何倍も上だと思います。
ただこっちのほうが、水原とほるさんの書きたかったものや趣味嗜好などがダイレクトに伝わってくる分かりやすいお話になってるなと思いました。

黒い権力によってはからずも引き裂かれた恋人たちのお話…なんだけど、そういう言葉から想像する「悲劇の恋物語」みたいなものを読みたい人には向かないお話だと思う。
主役カップル二人の存在感(とくに攻めの存在感)は、限りなく低い。
そのかわり、当て馬の存在感が半端ない。
通常の作家なら最低の当て馬として登場させるだけの男。主役カップルを引き裂いた鬼畜ヤクザをクローズアップさせて、彼の背負う孤独を丹念に描いているのだ。

愛し合う恋人を無理矢理に引き剥がし、自分のものにし、抱く。
抱いても抱いても、目の前の男は違う男を恋慕っている。
汚したいのに汚せない。
堕としたいのに堕とせない。
どんなに非道な行為で愛し合う一組の恋人を傷つけても、彼らは常に清らかなのだ。
それは受けだけではなく攻めも同じで、忠誠心やら互いへの愛情続きはみじんも揺らがない。

こういう鬼畜男は大好きです。
彼の魅力は、愛する男が手に入らないからこそ成り立つんだよね。
そういう意味で、じつはこのお話、「主役カップルこそが当て馬」だと言えますね。

難をいえば、色んなことが「分かりやすすぎる」と思いました。
行間に潜ませておいて欲しい部分を、文章ではっきり書きすぎてる気がして。
たとえば孤独は、「孤独」という文字を一切使用せずに表現して欲しいなと、そう思います。
良くいえば読み手に親切なんだけどね。いくら行間に潜ませたって読み取れない読者もいるわけだから、ある程度の親切さは必要だとも思うけど。
私個人的には、「あえて書かない」お話が好きなのだ。

2

動機付けがイマイチ…

なんというか…ヤクザと堅気の大人しめ男子にありがちな (と言っては失礼でしょうか…)「お前はこんな世界を知っても綺麗なままだな」 的な流れだと思う。それはそれで別に良いのですが、そういう風になるためにはイマイチ美智也に魅力が無いなぁ…と感じました。

これは水原先生の可哀相な感じの受けに総じて受ける印象なのですが、彼らは自分の可哀相っぷりに酔っているというか、総てに絶望しているかに見せかけて、自分の価値を信じているような面があるかなと思うんです。
いや、それが悪いというわけではなく……なんだろう、取り敢えずこの美智也については、「二人とも俺の為に争わないで!」 という考え方があるようで、すごく強かなのだという印象を受けました。
私は基本的にこういったお姫様系な考え方が好きではないし、…勘違いしないでよね、と思ってしまいます。このあたりのことは…ほんとうに、なんと表現すればいいのか解らないんですけれど…少なくとも安齋や岳矩が賛辞したような “ガラス玉の心” は感じられませんでした。

安齋との関係も、いささかテンポが速いんじゃないかなぁと思います。40過ぎのオジサン?に、いく続きら一目惚れだからってトントン拍子に嵌りすぎなんじゃないかと…。安齋についても、美智也の魅力がイマイチ伝わってこないからか、何故彼に惹かれているのかよく解らない。仮に美智也がとっても可愛くて荒野に咲く一輪のユリに見えていたとしても、安齋の立場や年齢を鑑みて、こんなに上手く恋愛が進んでくのでしょうか?
ちょっとその辺りに疑問を抱いてしまいました。

形式的な “ヤクザ” はすごく伝わってきましたが、どうもキャラの心理的な “ヤクザ” が足りないかなぁと思うんです。
これは安齋だけでなく、岳矩にも言えることだと思います。岳矩の場合、三十代でトップになってしまった身とはいえ、あまりにも言動がヤンチャすぎやしないか?と。設定からして相当頭の良い人間なのかと思われますが、言動には理知や品性が感じられないんですよね…。ヤクザって、トップともなればお金持ちでSランクのベンツでブイブイ言わせているわけじゃないですか。 ←
そういう人の落ち着きというか…余裕がないと思う。美智也が酷い目に遭う…という流れ上、彼の性格や言動がああいう風になったのは必然かもしれませんが、ヤクザのトップとしてはどうかな…と思いました。

でも、岳矩の性格や言動それ自体はすごく好きだなと思いました。途中からは美智也に惚れた、ただの好きな子いじめ的な流れになっていたと思うんです!
好きな子いじめ、私大好きです (´∀`*)
散々いたぶっておいて途中から徐々に優しくなってみたり、かと思えば美智也が調子に乗るとキレる。ヤクザのトップという肩書きからすればまだまだケツの青い言動かなとも思いますが、それを抜きにすると彼は実はとても可愛いヤツなんじゃないかなって思いました。もう途中からは、岳矩と美智也がくっ付くんじゃないかなと本気で思ったりもしました。
でも最後にはやはり安齋と美智也がくっ付く…。
一番最初に運命の出会いをした者同士が必ず結ばれるという二次元の暗黙の了解が、これほど歯がゆかいとは。
これだけ岳矩が出てくるのなら、むしろ岳矩とで全然良かったと思うんですよ…。あとがきでも水原先生はわざわざ “岳矩は主役ではありません” なんて注をつけていらっしゃるし、そうなるくらい濃いキャラならば何故当て馬だったのか!

しょうじき何故惹かれあったのかイマイチ解らない安齋と美智也より、監禁陵辱の岳矩とストックホルム症候群の美智也…のほうが、説得力もあったのではないかなと思います。でもいいんですよ…これで岳矩さんは私のものですから。 ←

1

舎弟の敦がよかった!

ヤクザの純愛。
悪くはないけど、セックスも愛情も、もっとオラオラ系がよかったです・・


(受)山口美智也・・・理系の大学1年生。幼少期、母親を亡くしてその後、義母とも折り合いが悪く家庭で居場所がない。

(攻)安齋征二・・・紀瀬川組の代行。40歳手前の優男

(攻)紀瀬川岳矩・・・組長の一人息子。頭がやたらとキレる狂犬。幼少期、母親を亡くして、父親に厳しく育てられたのが原因で捻くれた。30代前半。

安齋の可愛がってる舎弟の唐沢が、組長が狙撃されたとき、すべての責任負わされて指詰めさせられちゃうとことか

シュチュエーションは大好きなんだけど、
期待がしすぎたのか、あんまり萌なかった・・
私の中では、午前1時の純真や夏陰くらい キュンキュンする作品じゃなかったです。

まず、組長の息子の岳矩が幼少期の頃に母親を亡くして寂しい幼少期を送ったことが(どうやら)原因でが冷徹で残酷な人格が形成されたってこと。

そんなのが、それほどの理由かよっ!(汗)って思った。
水原さんの作品に出てくる(攻)に、弱さは求めてないので、私はヒいてしまって駄目でした。
続き
銃撃戦で、美智也を庇い
それを当然のように「素人を盾にして逃げたら、俺はこの先一生笑いもんだ」なんて言ったり、意外にセックスが優しそうだったりと他の部分は文句なしに男らしい攻。なんですけどね。

最終的には安齋と、美智也が元に収まって話は終わるけど
今後、岳矩がどんな人と出会って恋愛していくのか凄く気になる~
続きないんですかね?

0

水原×高緒のゴールデンコンビ復活!

この本の発売、待ってました!
あの名作「箍冬 cotoh」「夏陰(cain)」のコンビで、極道の世界に生きる男と大学生の物語。
ここ最近の水原作品は健康的(?)なものが続いておりましたので、また鬼畜野郎と健気受けが読めるのかと大期待でした。
でも、そのまんまでいったらいつもと変わらない展開で面白くないわけで、この作品は、今までの容赦ない部分、健気な部分も残しながら、攻め様を二人にしたことで、今までの要素を併せ持った作品となったようです。
イラストについては、表紙やカラーページの色付け方に変化が?

大学生の美智也は大学進学を機に独り暮らしをしているのですが、母親が継母で上手くいってないこともあり仕送りは厳しく、地味な生活を送っています。
必要に迫られバイトを探すのですが、内向的で人づきあいの苦手な美智也には明るさを求められるバイトはできない。
そこで見つけたのが繁華街のバーのバーテン見習いの仕事。
真面目さがママの怜華に気に入られ、バイトすることになります。
そこは大規模なヤクザの貴瀬川組の傘下の店。
以前新宿で自分を助けてくれた、その組の代行・安斎もバーに顔を出続きすのを楽しみにし、好きになるのです。

安斎は40手前の渋いオヤジです。
彼にも過去があり、組長にも信頼された時期頭と言われるほどの男なんですが、その誠実な人柄から舎弟にもとても慕われている人物。
誰も自分なんか気にかけてくれないのに、唯一初めて優しくしてくれた人ということで美智也が特別に思うさまは、まさに健気!
しかし、今までの健気とも違うのは積極的で好きな人には徹底的に一途なのです。
安斎は、そんなカタギの美智也をどうして受け入れてしまったのか疑問なのですが、何となくそこは”厳しい世界に生きるものの安らぎ”という位置づけなのでしょう。

もう一人、重要な人物が登場します。
貴瀬川の跡取り息子・岳矩ですが、とても非道で容赦ない鬼畜です!
組長が亡くなり跡を継ぐと、安斎の忠誠を試す為に美智也を奪い、極悪非道の仕打ちをするのです。
ここで美智也の健気が生きてきます。
ただ絶望するだけでない、岳矩の気持ちを理解しようと、酷い目にあわされても、それを的確に感知する、ただものでない男子です!
ただ虐げられて泣いているだけの男子ではないのです。
何と母のような男子なんでしょう。

安斎を心の底で愛しながら、岳矩の孤独も理解しながら、それでも安斎への愛を貫く美智也は、今どきの女性にもない崇高さがありました。
安斎が美智也をキラキラしたガラス玉と比喩しましたが、汚れ切った美智也は自らを石ころになってしまったと、でも安斎にも岳矩にも、美智也はキラキラしたガラス玉の存在なんです。
過去の水原作品なら、今回のようなエンドはきっと訪れなくて、きっとどちらかに死が訪れるエンドがあったかもしれませんが、ほっとする結末が待っていました。
確かに岳矩は痛い存在でしたが、歪んだ性格はそれなりに納得できる行動でした。
ただ、安斎と美智也の結びつきに決定的になる部分が薄く、かけていた気がしないこともないです。
いつもヤクザ作品に登場する幹部のパシリをする人のいい舎弟、その存在は欠かせなかったですね♪

ちょっと期待しすぎてしまった為に肝心のメインカプ部分に物足りなさを感じるものの、岳矩が出てきたことによって、中盤以降がものすごく引き締まり、その部分についてはゾクゾクするほどの水原節だったと思います。
やっぱり水原作品も進化してるんですね。

2

ミントグリーン

表紙見てると、夏陰の木島さんに見えてきますw

感想読んだかぎり、絶対面白いと思う!!
すでにシュチュエーションが私の好物なのでwww
でへへ。

茶鬼

ミントグリーンさま、はじめまして
今月は水原作品が二本も出るということで満を持しておりました。
発売日って、結構あってないようなんで、発売日前に見つけるとラッキーです。
書店によって、入荷は同じでも店頭に出る日が違うことがあるようですね。
昔のケチョンケチョンに痛い水原作品が懐かしいこのごろです。

ミントグリーン

私も超、期待してたんですけど。もう発売されてたんですね(涙)
あー期待が膨らむ!!!!
明日アニメメイトに走ります~

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