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表題作君へつづく物語

(仮)夜巻,大学1年→2年,経済学部
(仮)三星 翔,大学1年,法学部

その他の収録作品

  • きみ枠 BONUS STAGE

あらすじ

「僕は、半径800メートルの世界を守っているんです」
最近越してきた隣人・三星翔はそう言った。
ゲームじゃあるまいし、何言ってんの。最初は半信半疑だったが、翔はそんなちっぽけな世界を必死に守ってた。
「ほんとはひとりでこころぼそかったんだ」
本当にHP削って、傷ついていた。
いつしか俺は、身体を張って戦うお前を守ってやりたいと思い始めていた…。
(出版社より)

作品情報

作品名
君へつづく物語
著者
日の出ハイム 
作画
日の出ハイム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784877241858
3.2

(23)

(4)

萌々

(5)

(8)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
69
評価数
23
平均
3.2 / 5
神率
17.4%

レビュー投稿数14

MOTHERをプレイした方必読の書!!

ゲームのMOTHERを知らなくても読めますが、MOTHERをプレイした方なら是非読んでみて下さいよ!!!
もうすっごいすっごいすっごーーーい良いから!!!
最初はなんだこいつ電波系不思議ちゃんかと思って読んでたらもうこれが泣けます。
MOTHERで泣いた経験がある方ならこれ絶対涙腺緩むと思うです。
ゲーム中の事を思い出したりとか、男の子の冒険っていうか、うーん違うな、冒険じゃないな勇気。
そう勇気と少年の正義、正義の為に戦う勇気、男の子だから戦う、守る、一人でも誰からも理解されなくても守る、戦う、傷付いても頑張って守って戦う少年。
MOTHERやその他のRPGや色んなゲームで描かれきた永遠の真っ直ぐな少年の正義感。

これが世界を守る戦いじゃないところが良い。
半径800メートルの世界を守る少年の(あえて少年)の戦い。
実はあんま感動したんでこの感動を誰かと分かち合いと、マンガ(パタリロやよしながふみさんでBL系に多少免疫有り)&MOTHER好きの友人に「BLっても直接な描写無いし、MOTHER好きなら絶対ぐっと来るから!」と貸してみました(チャレンジャーだな!)
反応は「泣きはしなかったが確かにこれは来た、これからGBでMOTHERやる」でしたー、良かったー引かれなくて!!よっしゃあ!

話前後するですが、BL愛読者じゃない友人に貸した位でBL的直接描写はあまり無いです、むしろ男同士の友情と思って読んだ方が個人的にはううっと来る気がするんですがどんなもんでしょ。
その男同士の繋がりとして読んで、そこに萌え~~~となったです。
いわゆる少年漫画で男同士の深い友情シーン読んでそこに萌え萌えする的な!!

MOTHERを好きな方ならくどいですが絶対、じーーんと来るですよ。
ええい、もう騙されたと思って読んでみそーーかけてみそ!(ローカルネタを盛り込んでみました)

あとがきの内容にも同感!!すっごく同感!!
名作です、感動したです、たまらん、ばふーーー!!!

3

不思議系ほんわかファンタジー

BLって言ってしまうのは違う気がする。
好き嫌いが、はっきりキッチリ分かれる作品ですね。

表紙もタイトルも雰囲気がいいので、つい手に取ったのですが
内容もその通りの雰囲気でした。

ゲームの中で人知れず戦っているカケルと
彼を支える存在となるヤマキくんのお話。

お話の元となってる、こういう類のゲームを全くやらないんで
本当に理解できたか分かりませんが、好きなお話でした。

ほとんどが2人の場面。
登場人物2人だけでいかにファンタジーをつくれるか。
作り出したファンタジーとしては、空気感は素晴らしいと思います。

健気で素直ながんばり屋 カケル。
そんなカケルの世話をつい焼いてしまう ヤマキくん。
1人で戦ってたカケルが安心して帰れる場所がヤマキくんの所でした。

ラストの見開きにヤマキくんしかいないページから
ペラッとページをめくると
そこにカケルが“ふわっ”と現れる。

ヤマキくんの腕の中で、ギュッと生きてることを噛み締めてるシーンが
暖かさが溢れてて素敵でした。

好みが分かれる作品なだけに神評価は
本当に本当に迷ったんですが、
一緒にいることが自然で、2人で1つ。
自分が生きてるこの時間は誰かに繋がってるんだ
っていう、一般人向け小説が出来るテーマを
BL仕立てにしたって所が気に入ったのでこの評価。

ラブ的なシーンは全くないので、
ガツンとエロいのが苦手な方や、たまに違った趣のを探してる方向けです。

1度読みだと、ポカーンとしてしまったのですが
何度か読み返すと、2人の空気がやっぱりいいなー。
ほんわかーってなりました。

2

涙とまらん・・

bl甘アマを求めてる人には向きましぇん。
純粋でほっとして感動する物語を求めてる人にはお勧めです!
もう読んだとたん「やばいいいいっ!」
とかなっちゃって、ほろりときた、、、
blじゃないけど!けしてblではないんだけど!(いやまあblなんだけど・・・)でも!めっちゃいい作品です!
「世の中お互い助け合って・・・」
もうヤバス・・・
blでこんなに感動したのは生まれて初めてっていう・・・
まさかの、事実。
まあ、最終的にはハッピーエンドなんですけど、読み終わると、
「良かったね。。。。」
ってなる!
なんか身近だあ・・・・
安心した本だった!
RPGとか好きな人にもお勧めですよ!
てか、[初神!]
めっちゃいいんで、ぜひぜひ!
読んでみてください!

2

やっぱり愛だろう

この作品、BLと言うよりは、普通にラノベなファンタジー。
翔と八巻の間には、エロティックな関係は全くないけど、
でも、この二人を結び付けているのは、
もっと大きな、
やっぱり、愛だろう。

なぜか、ご近所ヒーローをやっている翔。
それのことに気付いて、一人頑張る翔を守りたいと思っている八巻。
BL的なエロい山場は何一つなくても、マンガ作品として、純粋に感動的。

特にファミコン時代からの、mother1,2共にガッツリやり込んだ経験があるだけに、翔が消えた後、八巻が一人で残されたゲームをやっているくだりなんて、滂沱の涙でした。
motherのラスボス戦は、ほんとに泣けたよなぁって、あのゲームって、ほんとに良かったよなぁって、

この作品、BLの範疇に埋もれさせないで、一般の少年少女マンガとして広く読んで欲しいと思ったのでした。

1

闘いに傷ついても

冬になるとこの作品を思い出します。先生の『ポケットで手をつないで』的パラレルワールド・ファンタジー系といっていいのかな。アタマじゃなくて感覚で読んでると不意にじんわりくるタイプのお話で、時々読み返したくなるんです。

大学生のヤマキは、アパートの隣人で同じ大学に通うカケルが「お役目」として一生懸命人助けをしている姿に心動かされていくのですが、それをRPGゲームにたとえて描かれていくんですね。(モデルは「MOTHER2」。)ゲーム画面を見ているヤマキと、ゲーム内キャラクターのカケル、という構図で。

自分の意志が及ばない不本意なことって、生きてりゃたくさんありますよね。それをカケルのように「死」覚悟で引き受けるって、なかなか難しい。わたしなんかは解決待ちの問題を棚上げして、だましだまし日々、切り抜けているようなもんです。そんなヘタレでもいっぱしに力尽きて行き倒れになった時、復活しろ!って、「祈る」コマンドを選んで押してくれるヤマキみたいな人がいてくれたら嬉しすぎるかも。

もしかしたら自ら目を塞いでいるだけで、思わぬ身近なところにいたりして。そんな気付きを、ほんのり希望を…、くれるんですよね、このお話は。

2

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