でも、傷つけたい。

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でも、傷つけたい。
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
23
評価数
10件
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784344819733

あらすじ

ダメな男にひっかかっては失恋を繰り返し、年下の友人に慰められる日々。ところが、子供だとばかり思っていたその友人から迫られて?
(出版社より)

表題作でも、傷つけたい。

祖父母を助けて家主代行もする高校生・多岐川博武
ダメな男と付合ってばかりの私設美術館職員・朝戸壱嘉

その他の収録作品

  • あとがき
  • でも、傷つけられない。

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レビュー投稿数6

年下くんの『長期計画』

私は、基本的に年下攻は苦手なんですが、これは博武(攻)が5歳下ということよりも、最初が中学生っていうのでちょっとびっくりしました。

でも、壱嘉(受)があまりにもダメダメすぎで博武がしっかり者なので『年下攻』のパターンでは結構好みのタイプでしたね。

BL界に『ダメンズウォーカー』は珍しくもないですが、この壱嘉はその中でもかなりのものです。私は同じ失敗を繰り返す学習能力のないアホな受はそもそも別に苦手でもないんですが、それでも壱嘉は結構ギリギリでした。

この作品はとにかく博武がよかったです。ずっと壱嘉を思い続け、陰から見守る。しかも忍耐強い。こういう年下攻、いいなあ!
終盤、見せ場(?)を小橋に持って行かれたのも、いくらしっかりしてても年下で高校生なんだよな~って感じでよかったですね。

それよりも私は、脇の小橋と知己のスピンオフ狙いが、あからさまに思わせぶり過ぎてちょっと白けてしまいました。

もともとスピンオフはあまり興味がないんですが、せめてもっとさりげなく出す程度に留めておいて欲しいなあ。ここまで露骨にやられると逆に引きます。でも大抵は読むん続きですけどね・・・

2

落ち着いたしっかり者の年下攻め

まだ可愛らしい部分が残る5歳年下の攻めが、身も心(心は元々大人びてましたけど:笑)大きく成長して受けに「頼れる子ども」としてではなく「一人の大人」として、見てもらえるまで、じっと様子を伺っている感じのお話です。
ですが受け視点の話なので、攻めの苦労は受けの壱嘉(いちか)には、ほぼ全く伝わってません・・・(笑)そういうところが、好きです!

--(以下ネタバレ・感想含みます)--
壱嘉(受け)は自他共に認める(?)おとこ運の無い悲しい恋愛を繰り返しています。
それでも次こそは良い人に出会えるかも。この人は自分を一番思ってくれる人かも。こんな地味な自分に好意を頂いて貰えるなんて嬉しい・・・と友人の知巳(ともき)にかなり心配されながらも、新しい恋に期待をしてしまいます。

しかし、たいてい相手に良い様に利用されたり、酷い目にあったり(詳細には書かれてませんが)切ないです。そんな20歳の誕生日に恋人に振られ、父親からの留守電話に落ち込んでいるところを大家の孫・中学生の博武(ひろむ)に助けられます。

それを機にふたりの距離が少し近づきます。その後、失恋のたびに攻めの博武がくれ続きたぬいぐるみを通して相談するのですが、大人びている攻めに冷静なツッコミを受けます。
ある日、博武に「自分は昔と比べて大きくなった・・・」と一歩詰めてこようとされますが、壱嘉は驚きと、心のどこかにあった自分の気持ちを誤魔化すかのように逃げます(笑)

そして、そんな壱嘉の前に優しそうで格好いい人が登場し、付き合うことに・・・?その後の二人の関係は―――

感想として、まず攻めの博武が壱嘉のことを好きだと自覚しているのに、100%破局すると分かっていても(笑)壱嘉に恋人が出来る様子を感情を爆発させることなく、(文句は言ってますけど)見てるのってどういう気持ちなのかな・・・?と思っていましたが、

短いお話ですが、後日談の博武視点「でも、傷つけられない。」を読んで、なるほど!とニヤニヤした気持ちになれました。こちらを読んでから改めて読むと、攻めの気持ちも合わせてわかるようで面白いです!!

あと、いい意味でも、友人の知巳が魅力的で出番が有りすぎるところが困りました。(笑)
知巳が次作で・・・という話もあるのかな?と気になりながら読んでしまったので、メインに集中しきれなかったのが自分の中で残念というか、不思議な気持ちになりました。(;v;) 

文章も読みやすくて、面白かったのですが、まるまるじっくりと二人の心情を掘り下げるような部分をもう少し見たかった気もします!

1

一番悪いのは

ダメンズウォーカーしている壱嘉っていうより、
見守って、慰めて、最終的な支えになっている、
5歳年下の博武じゃないかなぁ

なんというか、
逆若紫?

自分のことを、壱嘉が恋愛のの相手として受け入れられるようになる日までは、ちゃんとした大人の男に、うっかり攫われちゃわないように、周到に、じわじわと、絡め取りつつ、機を窺ってって。

それに気付かない、おバカな受けに萌えられるかどうかがポイントかな。

これ、真崎さんの作品だから、きっとスピンオフあるよね。
知巳と小橋で。

むしろ、そっちが楽しみだなぁ

0

大人とは?こどもとは?

実は、お話の展開としてはちょっと好みから外れています。
どこがと言えば、主人公の壱嘉がフラフラしすぎているところです。
(まだ、レビューを書いていませんが、先日聴いたCD「家賃半分の居場所です」の主人公も、ゲイという世界で自分を好いてくれるのは、それだけで嬉しい位のことを言っていましたが、こちらも同じタイプです。)
好きだと言われれば嬉しくなっちゃって、すぐ付き合っては捨てられて・・・どうしてこう学習能力が無いんだろうと言いたくなるくらい不甲斐無いし、女々しいやつなのです。

ただし、こんな奴のお話が成り立つために、“アパートの大家の孫”博武が存在します。
5つも年下なのに、始めっから大変しっかりしている頼れる男です。

彼が中3から高3の間のお話なのですが、壱嘉が就職し、事件に巻き込まれていくのを見守りつつフォローに回るわけです。
壱嘉が失恋しては慰め、新しい恋を見つけたと言えば注意を促し、まずいことになれば“スーパーヒーロー”のように助けに現れるのです。
どんだけ我慢がいいんだこの子はって思っちゃうくらい、ただひたすら陰から壱嘉を支えているわけです。

しか続きし、どうやら「でも、傷つけたい。」というタイトルのとおり、傷ついた壱嘉を見守り、颯爽と現れて助けるのが彼の至上の喜びなんではないかと・・・

ちなみに、壱嘉の頼れる年上のゲイ友・友己のお話が読みたいです。

1

ダメな受様だからこそ

今回は祖父母を助けて家主代行もする高校生と
ダメな男と付合ってばかりの私設美術館職員のお話です。

受様視点で二人の出会いから恋人になるまでと
攻様視点でその後の甘々な一コマを収録。

受様はゲイだと親バレした為に
20才以降の学費以外は援助がなくなる大学生。

少しでも節約すべく選んだ部屋は
老朽化の激しく住人の入れ替わりの激しい
老夫婦が営むアパートでした。

攻様はそのアパートの大家の孫で
受様より五つ下で
率先して祖父母の仕事を手伝う中学生。

年だけみるとショッタですが

攻様は
背丈こそ受様より20センチ下ですが
眼鏡の奥の瞳は聡明な光を湛え、
同年代の少年達よりも
落着いた雰囲気をまとった少年で

別れる度に元カレに
渡した鍵の為に鍵の付替えを依頼する
往生際も要領も悪い悪い受様より
よほどしっかりしていています(笑)

出会った当初の二人は
大家の孫と店子と言う関係でしたが、

受様の二十歳の誕生日の夜、
失恋で自棄酒をくらい鍵も無くした受様が
部屋に届けてくれた攻様に絡んだ挙句に
キスをした事か続き
お互いに対する距離に変化が起こります。

そして二人の距離が
劇的に縮まる事件が起こるのは
受様が私設美術館の職人に
攻様が高校三年生になる三年後の事。

受様は社会人となって働き始めても
相変わらず地味でポヤポヤな為
ロクでもない男ばかりを引き当てては
捨てられる生活を送っていました。

男達に振られては
攻様にもらった黒犬のぬいぐるみ
(を通して攻様)に愚痴る受様ですが、

愚痴ってる最中に突然、
十八歳になった攻様がいつの間にか
自分より10センチも背が高くなり
幼い子供では無くなっている事に気付きます。

受様の微妙な雰囲気に気づいた攻様に
ごくさり気なく迫られるのですが
無意識で逃げを打ってしまいます(苦笑)

その為か
攻様の勤務する美術館と
欧州の美術館との美術品の仲立ちとして
現れた伊達男に交際を申し込まれると
自分の気持ちはあやふやなまま
お付き合いする事にしてしまいます!!

受様の理解者である友人は
攻様の気持ちも知っている上、
件の男はあまりに胡散臭過ぎると
交際に反対するのですが
意固地になった受様は受け付けません。

こんな状況で受様の恋は上手くいくの?!

読者的にも件の伊達男は
胡散臭過ぎて訳ありなのがバレバレで
どこで彼の正体が判るのかと
結構ワクワクして読み進みました♪

この後、件の伊達男が
美術品窃盗団の一味で受様に迫ったのは
私設美術館の秘蔵品を盗む為だと判明、

付合いを反対されていた受様は
自分で何とかしようとするも失敗、

助けに入った攻様も男に
階段から突き落とされたりもしますが、
これをきっかけに
やっと二人はまとまります♪

受様はかなり自己評価が低い為
自分みたいな地味な男を頼みという男に
とことん弱いのですが
受様の弱みにつけこむ様な奴ばかりなので
結果的に受様の恋は長続きしません。

でも受様は美術館の館長に
貴重な収蔵品の目録管理を任される位
真面目な青年でもあるので
良いところも沢山あると思うのですよ。

だから攻様も彼を守れるくらい
大人な男になろうと頑張ったかなと
私的には読了感も良かったですが、

グルグル系の受様で五つも下の攻様や友人に
グヂグチなのが許せないと思うと
楽しくないかもです(苦笑)

続編は攻様からみた
受様の美点なんかを交えて
ちょっと裏話的な後日談となっています。

今回は年齢差のある攻様との恋に悩む受様のお話で
森本あきさんの『甘い甘い遠距離恋愛』などいかが?

1

さすがに引きます

ダメな受けにもほどがあると思います
酔っ払いでも、男漁ってても、男運が悪くても
どうでもいいんですけど、中学生相手に
性癖曝して、愚痴を言いまくるのは、ニンゲンとしてどうなんでしょう?
しかも、一回だけでなく、男に捨てられるたびという
いくら、中学生くんが大人びていて、メガネ攻めでも
ニンゲンとしてどうなの?と思わずにはいられません

しかも、美術品窃盗集団(他では何度も成功していて捕まっていない)が
カードキーを盗むために受けを誘惑して
しかも、性癖に耐え切れず暴言を仲間に愚痴るという
とんでもないオチでして

「子供だとばかり思っていた」
中学生は単純に子供です

こういう小説があるから取り締まれ!という単純な図式が見えました
こんな大人が側にいたら、そりゃあ中学生もまともには育たないでしょう
もしかして「取り締まらなきゃダメなんです」という意味で
これを世に出されたのでしょうか?・・・なんだろう、久しぶりに
買って損したと思いましたし、投げ捨てるだけの怒りさえも沸かなかったです

0

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