天に誓いを立てるのさ

天に誓いを立てるのさ
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レビュー数
1
得点
8
評価数
2件
平均
4 / 5
神率
50%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸文庫(小説・白泉社)
発売日
価格
¥686(税抜)  ¥741(税込)
ISBN
9784592876267

あらすじ

ラブラブな日々を過ごすデザイナーの長嶺とクリーニング屋の悠。そんな時、長嶺の友人でイタリア人デザイナーのランベルトが悠に急接近!! 長嶺の会社は経営が振るわず…透&新海も大活躍!!

表題作天に誓いを立てるのさ

有名デザイナー 長嶺治彦・35歳/悠の弟 透
クリーニング屋 三佐和悠・28歳/長嶺の秘書 聖司

その他の収録作品

  • 永久の想いを告げるのさ
  • あとがき

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レビュー投稿数1

愛と仁義を秤にかけて

今回は任侠ヤクザの様なビジュアルの実力派デザイナーと
任侠ドラマが大好きな職人気質のクリーニング職人のお話。

イタリアのセレブなデザイナーが関わった
攻様の引き抜きと受様の下町の再開発の顛末と
受様の弟のモデル騒動を収録。

受様は弟と二人
祖父の代から手仕上げにこだわった仕事で
近隣にも評判なクリーニング店を営んでいます。

攻様は長身でがっしりした体格な上、
目じりの傷痕さえも迫力となる強面な男ですが、
本業は服飾ブランドのチーフデザイナーです。

二人の出会いは客と店員でしたが
スッタモンダの末に結ばれた二人は
それぞれが自分の仕事に誇りをもち
尊重する事で良い関係を続けていました。

世界的な原油高騰は
受様の店の溶剤や包装等の価格に跳ね返り
米国証券会社から発した国際的な金融不安は
攻様の会社の経営不振へと追い込み、
受様の住む町の大地主が亡くなって
近隣地区を含めた土地買収の噂が上がる中、

攻様の友人の弟で
イタリア服飾界の高級老舗メゾンのひとつ、
アンドレッタの副社長が来日します。

彼は攻様が自慢する受様続きの腕を試すべく
持ちこんだ祖父のトレンチコートの取り扱いで
受様をいたく気に入ってしまいます。

彼は表向きはアンドレッタの銀座店が
日本出店十年記念のリニューアル準備と
言われていましたが

実はアンドレッタは
受様の住む下町の再開発にも関係していて
彼の来日はその下見も兼ねていたのです。

その上、受様との会話から
攻様の会社の経営の傾きを知ると
自社のデザイナーとして
攻様をも手に入れようと画策、

攻様の関係を巧妙に利用して
自分の思う通りに事を進めようとします。

そして良かれと思った受様の行動は
攻様を追い詰める事になり、
二人は大喧嘩をしてしまいます!!

再開発をめぐる動きと攻様の引き抜き
二人の仲まであやしくなって…
八方塞がりの彼らに突破口はあるのか?!

兄カプの前作『愛と仁義に生きるのさ』、
弟カプの前作『恋に命をかけるのさ』に続く
シリーズ第三巻で最終話となります。

元々は任侠映画が大好きな受様が
強面で迫力ある攻様をヤクザと思い込んでの
勘違いでドキドキな展開でしたが、

今回は彼らの性格を活かした上で
土地開発や金融不安等の外からの力が
二人の関係を揺さぶられて

攻様の大逆転で大団円迎えるまで
結構先の展開が見えなくて
ハラハラたっぷりで面白かったです♪

表題作は
兄カプの続編で雑誌掲載作になりますが
弟カプの続編は書き下ろしです。

こちらは銀座店のリニューアルパーティで
攻様の友人で有るアンドレッタの社長に
受様の弟がモデルにと迫られて
彼の恋人である攻様の秘書が
プチンと切れちゃうお話です。

本作は単巻でも読めますが
鳩村衣杏さんの既刊『愛と仁義に生きるのさ』で
二人の馴初めを知っているともっと楽しいてかな。

1

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