タンデム ~狂犬と野獣~

タンデム ~狂犬と野獣~
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神25
  • 萌×222
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

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レビュー数
14
得点
244
評価数
62件
平均
4 / 5
神率
40.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
竹書房
シリーズ
ラヴァーズ文庫(小説・竹書房)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784812441930

あらすじ

警視庁公安部において、特上の容姿とS気質の凶暴な性格をそなえる靫真道は、「公安の綺麗すぎる狂犬」と称されてている。
目下のミッションは、あるカルト教団のテロを阻止することだ。
靫は、教団とつながるやくざの峯上周を取り込み、公安に情報を流す協力者に仕立てようと目論む。
しかし峯上は仲間内でも野獣扱いされる男で、靫に三十分間無抵抗でいることを条件に出してきた。その三十分間で容赦なく身体の内部までいたぶられ、靫は完全に支配権を握られてしまうが・・・。
狂犬を服従させるか、野獣を懐柔するか。タイトロープな駆け引きがぶつかり合う。

表題作タンデム ~狂犬と野獣~

族あがりのヤクザの幹部 峯上周・25歳
警視庁公安部 靫真通・30歳

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レビュー投稿数14

雄と雄のぶつかり合い

公安の靫がに接触してきた族あがりのヤクザ峯上。
敵対する相手かと思いきや、靫が捜査しているカルト教団の闇をあばくとういう共通の目的で協力関係を結びます。

二人ともSっ気たっぷりで男くさくてカッコいいです。
お互い強気で普段は斜に構えた接し方なのに、峯上の愛撫に落ちた時の靫は色気があってエロすぎです。
そして心の中に響くラスボスのエンジン音がエロさを増幅させてます(笑)

1巻はカルト教団が企てているテロを阻止するお話しですが、この教祖様と側近3人の絡みもまたエロいです。

男くさいキャラが好きであれば、かなりおすすめです。

2

どっちもかっこいい!

男同士でしか出せない、BLならではのよさってこういうのもひとつよね~、と楽しませていただきました。
ふたりとも男らしいタイプで、受けの靫もやられちゃったからと言って途端に女々しくなるような甘いタイプでもなく。自分の体も状況を有利にするためのツールのひとつ、と割り切って逆に利用しようとする靫と、そう簡単に流されないぜと頑張る峯上との勝負のような駆け引きが、かっこよかったです。
峯上に惹かれるのも「守られる安心感」も確かにあるようですが、それよりも同性としてかっこいいと思える部分の共鳴のほうが大きかったり。男同士のライバルからの勝負の延長線上、意地の張り合いでセックスしちゃいました、みたいな。で、意外に悪くなかったしなんとなく惹かれてはいるんだけど、付き合うなんてありえない、と端から考えてもないドライ感。うまく言えないけど、お互いに認め合った「男同士」感がとても魅力的でした。

そんな靫ががっつり足開いて感じてる口絵のセクシーなことと言ったら!気恥ずかしくてじっくり眺められないんだけど、気になって何度も見返してしまいましたよ。
受けっぽくない受けの良さが詰まっていた気がします。
続き

そんな最後までハードボイルドな二人がとってもカッコよかったです。

4

楽しんだ

いろいろと楽しんだ。洗脳とか、宗教とか、教祖様とか恐ろしい……。
でも、櫟は好きなキャラ。櫟さま、ばんざーい。4Pヤバい。エネマとかヤバい。

櫟の過去をもっと知りたい。先代の教祖に生まれてすぐ差し出されて、女装させられたとか、ペニスの根元に痣があって、先代の教祖の趣味だったとか。櫟を助けてくれる人物はいなかったのか?永井、アラン、槇野との関係をもっと詳しく知りたい。

男気溢れる靫真通も好き。不満があると唇を膨らます峰上周も好き。

バイクとかタンデムとかボスホスとか、よくわからんかったけど、調べながら読んで、いろいろと楽しんだ。

1

美しすぎる犬と野獣

男に対して「綺麗」だの「美しい」だの形容するのは
もはやBLの常識、世間の非常識だと思うんだが(笑)
さらに「綺麗すぎる」とついに「~すぎる」までついてしまった。

靫(ゆぎ)は警視庁公安部の綺麗すぎる捜査官、
はて、綺麗すぎるってどんな美形なのよ?と思って
せっせと読んでみましたが、意外なことに靫のルックスについては
それほど書いてない。むしろ、身長が180㎝近くある大男だったり、
ムチャクチャ暴力的だったりするほうが印象深いほど。
ここは小山田あみ先生の繊細なイラストが見事、補完しているッ!
このシリーズは文章と絵がビッタリ補完関係にあって、
これぞBLだよ!!!とうならずにはいられません。

一方、靫の彼氏というにはカラい関係の峯上周(あまね)
こちらの風貌や声については周到に描写しています。
峯上は靫よりもさらにデカい上に、排気量5700ccなんていう
お化けバイクに乗って現れる。一体どんなジョークよ?
ハードボイルドどころか、ハードコアな人物。
考えてもみてくださいよ、190㎝と180㎝の大男カップルって
もはや色気もなにもないケダモノの続きマグワイではありませんか!

それなのにすんごいセクシー。
いや、ケダモノ同士だからセクシーなのか?
1作目はカルト組織描写については詰めの甘さがあるものの、
(ここは2作目のほうがよくできている)
まずは峯上と靫の謎だらけの魅力にヤラれますねぇ。
ことに峯上の過去や性格はほとんど語られていないんで
いろいろと妄想を掻き立てられます。
峯上の野獣っぷりと「上唇をめくりあげる」子供のような笑い方のギャップは必見。

7

ドS.っぷりがもう少し見れたらな

あとがきにある「セクシーでドライめな受」というという意味では
まことに正解なまとなりになったのではないでしょうか。
読後のイメージとして、そう言われればそうかも。
な一冊でありました(*´∀`*)ヘイヘイ

お話は、警視庁公安部の凶暴なSキャラな受と~なお話であります
シチュエーションとか、プレイとか、よくよく考えてみれば
コアなネタが多いような気がします。
なのですが、いかんせんこむずかしい事件とか(え?そんなにこむずかしくもないって?)なんちゃらとか~
お堅い話はどうも苦手でありまして
根底に食わず嫌い的な刑事モノ=なところが有りましてですね。
サラっと読んでしまいました。申し訳ない。
恋愛~という意味でも、気持ちの変化よりも、、というところが主体だった故にも感じてしまうのですが、いかがなものでしょう。

ただ、プレイに関しては萌えどころ満載。
衆人監視の中での交尾とも思えるまぐわいに始まり
エネマグラ突っ込まれて目の前で4Pを見させられるとかw
(あえて受自信は触れられてない、しかもおもちゃ突っ込まれてという図が冷静になると滑稽で面白い)
風呂続き場で抜き差しされるところまで自分で見ているの図もろもろ
ちょっぴりぶっ飛んでるところが好きでした。
まぁただ、いかんせん、機械用オイルはヤバイんじゃないかと思ってしまうところはあるにせよ。
次作どーなるか、楽しみではあります。

2

硬派なBL

この作品の主人公2人はとても男らしくて甘さがほとんどないカップルでした。
いや、カップルと言っていいのかな・・・多分、いいのではないかと思うのですが・・・。
BLとしてはかなり硬派のお話になっています。

公安の刑事とその協力者で情報を提供するヤクザという設定からしてかなりハードボイルド系。
受けは美人なんですが性格は男前。
どうしようもない状況下で体の関係から始まった二人なので、恋愛面に関しては後手になってしまうのですが、受けの甘ったるさが全くない反面、言葉には出さないんですが攻めの方が受けを好きなんだろうな~と思える場面が所々あり、そういう所が硬派な男の可愛い所かな、と思いました。

この作品では2人の出会い編という感じで、まだまだ明らかになっていないことがたくさんありそうなので、是非続編も読んでみたいです。

0

靫真通の孤独

未来が想像できない。
沙野作品の登場人物にそういった刹那的な雰囲気をもつ人物が多いのは、孤独の中にあり、孤独に抗う人間くささというものに、沙野先生ご自身が強く惹かれるからではないかと思う。
この作品の主人公・靫真通も例に漏れず、その類の人物だ。
作品を読んでいる間中、私はずっと、断崖絶壁に向かって猛突進する一台の大型バイクをイメージしていた。

靫は幼少時に経験した実父のDVというトラウマの影響により、他人に心を許すことを頑なに禁じてきた。
父譲りの破壊衝動が他人に向くことを心の奥底でずっと恐れてきた靫は、暴力を受ける母親の前で無力な存在だった自分に、今もなお罰を与え続けているのではないか。
そんなふうに感じた。
だとしたら、なんと繊細な優しさなんだろうか。
そのトラウマは話の核として作中に度々登場するわけですが。
靫の精神が敵組織の策によって少しずつ追い詰められていく様子には否が応でも共感させられ、最後まで飽きることなく引き込まれた。
沙野先生の、物語のスパイスとなる設定の扱い方の見事さには、いつもながら舌を巻く。

しかしこれだけ濃厚エロが満載の一冊なのに続き、なぜか純愛小説を読んだあとのような気分になっているのが不思議。(笑)
ひとえに靫があまりにも男前受で、どんなにイチャイチャしても甘ったるい雰囲気が微塵も漂わないせいなんですが。
他作品であれば間違いなく攻として登場したであろう靫のお相手は、胡乱な目つきの大型セントバーナードのような風体のヤクザ者、峯上周。
こちらは最初から靫に対して好き好きオーラ全快で接するものの、あまりにも分かりにくい愛情の示し方をするので、案の定、クールな男前受の靫にはほとんど伝わらないのでした。
都合のいいときだけ上に乗って来たりなど、体よく身体を使われることを怒るわりには、靫のピンチには必ず駆けつける。
その様子はまさに主人に忠実な大型ワンコという感じ。

この作品を読んで「LOVEが足りない」と感じた方は、ぜひ続編『楽園の鎖』を読むことをお勧めしたい。
作者があとがきで触れているように、一作目『タンデム』には二人の出会いが、続編『楽園の鎖』には二人がようやく気持ちを通わせあうようになるまでが描かれている。
他人を心に住まわせることを許せなかった靫の心の機微がとても繊細に描かれているので、この2冊はぜひセットで読んで欲しい。
(できれば、周が靫を見初めた掌編の掲載された「ラブコレ6th」も)


シリーズを通して、まるでよくできた映画を観ているようだった。
例えエロシーンがなくても、一篇の物語として十分に成立する小説──
これこそが私が求める、究極のBL小説かもしれない。

4

雄同士

帯『公安の優秀な犬を躾け直してやろう』

警察の公安に所属する靫真〔受〕
彼はカルト教団を探っています。
その捜査上で、ヤクザの峯上〔攻〕と会うんですが、靫真は峯上Bに「30分マグロになってやる」と自分の身体を好きにさせちゃう。
この2人関係が雄同士臭くて、馴れ合いや甘さみたいなものはないけどそこがいいです。

んー、でもカルト教団の洗脳方法が音楽っていうのがちょっと説得力が無かったかなー。
ただこれが漫画や、映画やドラマだったら、電車内で若者達が指で同じリズムを取っているっていう映像的シーンは結構なインパクトがあると思う。
音楽+ドラッグとの相乗効果だったらすっと納得出来た気がします。
音楽だけだとちょっと弱いかなー。ここはもうちょっと説得力がある何かが欲しかった。

脇では靫真が情報を流させている教団に入信している男がなかなかいい味出してました。
あっ、あと靫真が性的拷問にかけられるシーンがエネマグラが出てきて新鮮でした、もちょっとBLに出てきてもいいと思うんだけどな、まさに男ならではの責め道具じゃないですかエネマグラって!

1

やたら男前な受けでした

まさに狂犬と野獣。
BLの受けらしくない強い受けが、さらに強い攻めに蹂躙されるという関係性は萌えました。
強い洗脳(催眠術?マインドコントロール?なんと呼べばいいか分かりませんが)のリズムを打ち消せるのは、攻めのあの時のリズムだけという… ほんまかいな!と言いたくなるような展開でしたが、アリです。これぞBLでしか許されない攻めのエロ野獣パワー万歳!なお話。

ただストーリーだけを見ると、ちょっとバランスが悪かった気がします。
物語の中心となるのは新興宗教ネタなんですが、教祖が凄まじいほどの能力の持ち主なんですよ。そのカリスマ性とか能力の高さを説明するためのエピソードが過剰すぎて、それこそ世界征服でもできそうなくらいです。音楽にあそこまで多数の人間への強い洗脳力をつけるのはやり過ぎな気が。本当にこんなことができるんなら、あの程度じゃ済まないんじゃないかなァ。つまり、能力の凄まじい高さに比較すると、起こされる事件がショボくてバランスが悪いなと。これじゃ教祖の頭が悪く思えてしまう。ドラえもんの道具を実は有効活用できてないのびたくん、みたいなw

続編ありそうですね。
二人の関係もまだまだ未知続き数のところで終わってました。
主役二人の互いを蹂躙しあうような関係性が好きなので、続編があるなら読みたいです。

0

このカップル、好みすぎる!!

甘さの全く足りない、ケダモノのようなデカぶつ2人だ。
このカップル、一部には熱烈に受けると思います。っていうか、わたしにはすごく受けました。でも、一部にめっちゃ受けるということは。キライな人や受け付けない人がたくさんいることが予想されます。ダメな人はホントダメだろう…;それはもう、感覚の違い。

あらすじは読んでいただくとして…。
受けの靫は、警視庁公安部の「綺麗すぎる狂犬」、キレイな男でありながら、ウケっぽさのかけらもない。
女のマゾ奴隷を何匹か飼ってる(ケータイで呼び出せる)ようなオトコです。
年下攻めのヤクザの峯上は情報提供者として、絡んでゆく(っていうか、しょっぱなからアレさせる…攻めとして、靫にナニを要求する)。

ストーリーは新興宗教にかかわってハードにすすんでゆき、そこそこ最低限以上に描かれてました…
骨太なストーリーとしてそれなりによませてくれた、というイミです。BLとしてOKと思います(あ、あれ?;えらそうかな? す、すみません~ん)。

カプの関係性、愛情面で萌えたところは、
繰り返しになりますが、峯上に迫られ、捜査上必要があると、マグロにな続きってやると宣言し、そうする靫。(ナニ受けっていうんだろう)。でもそこに女々さはかけらもないっ!!

なんやかんやで見た目、でかすぎるけど、ワンコっぽく、懐いてしまう攻めの峯上。すげえ体格でコワモテなのに時折の年下らしい幼い表情が、かなり萌え~でした。すねるし~w(もうちょっと多く、カワイイとこが見たかったかなあ)。
惹かれてはいる、でも相手の優位を許容したくはないような…。ハードで危うい関係。
ヤバイです、かっこいいっ。挿絵も合ってました!
是非、続編を読みたいです。ラヴァーズさん、がんばってー!!

3

野獣なのにわんこ

「公安の綺麗すぎる狂犬」整った容姿と、目的のためなら手段を選ばない性格からそう呼ばれる靫の任務は、最近何かと話題になっているカルト教団のテロを阻止すること。
目的のため、教団と繋がっているというヤクザの峯上を取り込み協力者にしようともくろむが、事はそう簡単には進まなかった。
仲間内でも野獣扱いされる峯上は超弩級バイクのような迫力を持った男だった。
峯上を懐柔するため、靫は三十分間自分の身体を好きにさせる約束をするが……

そもそも受けが狂犬って呼ばれていて、相手はどうするのかと思っていたら野獣(さらには重量級バイク)みたいと称される攻が出てきてびっくりした。
すげえ。
つくづくBLって果てがないよね。

そんな野獣攻ですが名字ではなく名前で呼ばないとすねるとか可愛すぎる。
野獣のにわんこ。そういえば年下攻。
ラブというよりはサスペンスな一冊だった。
もうちょっと甘い展開が見てみたいので続きに期待。

2

ちょっぴり複雑な人間模様に困惑

警視庁公安部の真通。
凶暴な性格は別名綺麗すぎる狂犬。

カルト教団のテロを阻止するために動く!
強力者にと、狙いをつけたのは、暴走族あがりのヤクザ峯上周。仲間の間では野獣とよばれていた。

そんな野獣に、30分という条件で容赦ない身体に細工される。いたぶられ、実権をもっていかれてしまう。狂犬は野獣に服従!

周の駆け引きの上手さが真通を幾度も助ける。

カルト教団のテロは2人の強力に未遂になる。
真通も一歩間違えたら、洗脳されていたかもしれないくらいだった。周の身体に細工する行為によって、洗脳されずに済んだ。

周に身体は洗脳され、今は離れられなかった。

0

いろいろと美味しかった☆

事件モノは伏線の巧さが命と言っても過言ではない!と思います。こちらの作品はそれが完璧、しかの沙野先生の「あの」エロスも詰め込まれていて、とても濃ゆい一冊でした。
カルト集団の設定が神だったな。
靫の過去…というよりも、人が少なからず持っているであろうモノをターゲットにしたカルト集団。最初の謎掛けからして不可思議で興味深かったし、次々明かされる事実に驚かされっぱなしでした。
“洗脳”してナンボな世界ですから、当然靫にもそうされる危険性があるわけで…、そんなとき彼の精神の拠り所となるのが“あの音”…というのも、タイトル等への良いリンクになっていて秀逸だと思いました☆

ただ、靫が“あの音”…周を象徴するものを拠り所たらしめた理由付けが、ちょっと少なかったように思えます。
大きな事件が絡んでいることと、このページ数であることがネックになっているのか…周への気持ちの傾き方、拠り所とするまでに至った信頼感や依存心…そうしたものの描写がもう少し欲しかったです。

しかし…、その物足りなさを払拭するかのごとく炸裂するエロスがたまらなかったです! 個人的には、周×靫よりもカルト集団4人続きの4Pの方が滾りました(死活問題?
櫟があちらの役割をになったという時点でもう…ね、鼻血ですよね。 ←
あとエネマグラが出てきたのがツボでしたv
まだBL界ではマニアックな部類ですよ…ね?エネマグラ。他人にどうされているというわけでもなく、しかし自分の力ではどうにもならない様子がひどく心を揺さぶりました。
エネマグラには拘束が必須だと思っている次第ですので、見事それが成されていて大満足でした☆

0

甘さの全くないハードな漢!

ラヴァーズ文庫って、比較的ファストフード的でエロエロで、お手軽な感じのする文庫っていうイメージがあって、シリアスものがあっても割とさらっといけてしまう、な感じがしていたんですが、今回のこの『タンデム』はかなり読み応えがありました!
なので、神の大判振る舞いをしてしまいますっ!!

お話は公安刑事の靫(ゆぎ)が、カルト教団を追う中で、野獣のような周(あまね)と出逢い、カルトに取り込まれそうになりながら、追いつめて行くというストーリーなのですが、甘さが全くない!
恋だとか、愛だとか、甘ったるい部分は全く見せずに、狂犬を飼いならすか、野獣を乗りこなすか、みたいなガチンコ勝負な【漢】って雰囲気がムンムンに進む部分がとっても自分好みだったのです。
だから二人の間に介在するエチも、どちらが勝つかみたいな、命を張ったみたいな部分が見られて・・・ラストでさえも、甘さはなく、野獣に対するご褒美みたいな感じで、何かカッコイイ♪
何と言っても、ヤクザの周が乗りこなすバイクが”ボスホス”!
シボレーの5700V8エンジンのモンスターバイクですよ!!!
そんな怪獣みたいなバイクですから、乗りこな続きす周も大柄で、小山田さんの絵が雰囲気すごく出ていて、いいんです♪♪
それに タンデム=二人乗り ですから~何かそれだけでも、自分的にもワクワクものなんです。
ただの格好つけだけじゃなくて、何だかそのエンジンの振動が伝わってくるような臨床感も味わえたのです。
バイクって、ある意味セックスを比喩するものに使われることもあったりして、マシン的にとても官能的な乗り物なんで、それが生かされていると思うのですよ。
・・・って、何だか自分の萌えがマシンにいっていて・・・すみません。

そして、ここに出てくるカルト教団というのもサブリミナルやレゲエパーティーを使った音による洗脳=そのリズムが多感な若者や、傷を持つものが取り込まれてしまうという設定。
教祖の、中性的な不可思議な魅力とその取り巻きの姿。
ありえなくもないな~と思わせるまさに、カルトな雰囲気が満点でした。

まだこれは、靫と周の出逢い編のようなものらしいので、続編も期待できるようです。
どうして周が靫に興味を持って近づいたか?
教団の逃げた教祖は一体どうなっていくのか。
まだまだ知りたいことが沢山あるので、首を長くして続編を期待したいと思います。
本当、面白かったデス♪♪ 

3

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