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表題作同棲愛 (5)(新装版)

イケメン大学生 馬堀 /光太郎の元同級生 菊池
薫 / 椿 / 光太郎

その他の収録作品

  • 収録後のお楽しみ。

あらすじ

高崎から東京へと舞台は移っていた。椿へのわだかまりをぶつけるように、ついに馬堀に抱かれる薫。椿は、薫が馬堀に抱かれていることを知り、ショックを受ける。「『友達』でもなんでもなかったことを思い知らされたわけでしょ?」椿が望む、薫との関係は――…!?

作品情報

作品名
同棲愛 (5)(新装版)
著者
水城せとな 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
同棲愛
発売日
ISBN
9784862637857
4.5

(6)

(4)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
27
評価数
6
平均
4.5 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数3

椿の病理、薫の病理

一緒に暮らしてる椿と薫、それぞれの抱える病理の正体が明らかになる巻です。
くっつくかくっつかないか、いつ恋人になるのか、いつセックスするのか、だけを期待して読むと、この巻の面白さは分からないです。
椿も薫も、若さゆえの身勝手さや潔癖やプライドなどがあって、誰と付き合うときもそれに振り回されてしまう。
それまで水城せとなさんがあちこちに張り巡らしていた伏線がココでやっと前面に出て、必ず乗り越えなければいけない葛藤として提示されます。しかもそれは、読み手にとったら、そのキャラクターをキライになってもおかしくないほどの不愉快なものでもある。主役キャラにこういう「萌えない欠点」をつけるのって、水城さんならではだなァと思います(私はそれが好きなんですが)。
犠牲者はマホリンとキクちゃん。ホント、二人とも可哀想すぎて涙ちょちょぎれるよ。とくにマホリンは、愛着がわいてしまってるぶん、手酷く傷つけられるのが理不尽で理不尽で。
病理の正体はというと、椿は他人と真に深くは関われないことですね。バカみたいに人なつこくて明るいのに、絶対に他人を内側へは踏み込ませない。踏み込もうとすると相手を傷つけてでも拒絶する。そして、見下されることを極端なほど恐れている。
対する薫の病理は、弱い自分を認められないことですね。小心者なのにプライドが高い。
二人ともカラがあり、それを壊されないために攻撃的になることを厭わないから、非常にタチが悪いです。

ちなみに私、椿に一番ムカつくんですが、同時に椿が一番好きでもあります。大好きです。
なんていうか、明るさを鎧にしてる人間って好きなんですよ。

2

旧版6巻と7巻

菊池!!!きくちゃん!!!!
旧版2巻(新版では1巻かな?)でチラッと出てきた光太郎の友達。名前のあるキャラの中で一番まともな感じがしましたが、よもや再登場するとは。そう、普通の男。こういうのはモテる笑
で、相変わらず淋しいことに気づかれると閉じる椿ね。椿が徹頭徹尾、恐ろしいほど勝手で、早く心の底から愛してくれる人が現れてこの暴君をつなぎ止めないと被害者が拡大していくばかりだよ。

薫がどんどんド攻めの顔をしてきた。椿に欲情するならそういうことなのか。でも椿と光太郎は光太郎が受けだったな。ただれた集団だ笑

旧版には同棲愛を演じてる俳優たちがいるってセルフパロおまけが載ってるんですが、新版にも載ってるのかな?こっちのキャラの性格の方が好きかもしれない。

0

自分勝手

ぼちぼち、薫と椿の関係にムカムカしてきたこの5巻。
結局のところ、彼等が変遷を重ねる男関係は
マホリン、光太郎、薫、椿、それぞれが、それぞれに関係があって、更に今回、光太郎の過去の男・菊池が登場することによって、まるで「ビバヒル」か「男女7人」か、仲間内でそれぞれ関係しちゃっていて、みたいなグルグルの糸がもつれた状態になってきました~

やはり何といっても、それらの関係を乱しているのが薫と椿なんですよね。
いつまでも、過去を奥底にしまいこんで、あれはなかったことにしてしまっている。
その態度のせいで、一体どれだけ人が傷つくのか?
椿への欲情を、とうとうマホリンに抱かれる事で隠そうとする薫。
ズルイ!!
何でもないよ~と言いながら、薫の外泊続きに、マホリンとの関係に腹を立て、あげくとても良い人だった菊池に好きだと言われて別れるという、身勝手さ。
あくまでも自分が大事なスタンスが、人の気持ちを思いやれない姿に、憐れみさえ覚え。
そして、光太郎は菊池と再会することで、一体?

前巻少し落ち着いていた内容だったものが、波乱を呈して後半への序章となっています。
いよいよ後半戦、結末は見届けたいとおもいます。

4

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