青春BLの金字塔、待望の文庫化!!

札幌の休日 1(文庫版)

sapporo no kyujitsu

札幌の休日 1(文庫版)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
29
評価数
10件
平均
3.1 / 5
神率
10%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥560(税抜)  ¥605(税込)
ISBN
9784403522413

あらすじ

大学二年の皇が住むマンションの隣に、新しい住人・芦谷が越してきた。
同じ大学に通う彼との出会いは、皇にとって人生の奇跡だった──。
複雑な出自と過度の期待に、息を詰めるようにして生きてきた皇。
その重圧から四年間だけ逃避するため、進学先に選んだ札幌の地で、
芦谷は皇の最初の友人となり、皇の世界を開く扉となった。
やがて皇は、胸の痛みとともに初めての恋を知り……?

表題作札幌の休日 1(文庫版)

芦谷隆司・22歳・大学生
篠沢皇・20歳・大学生

その他の収録作品

  • あたらしい日
  • あとがき

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レビュー投稿数6

逆に新鮮

まったくもって、
実に、実に、じれったい、うじうじ、ジレジレもの。
1冊費やして、ようやく、これかぁ、、、
みたいな。

主人公、生い立ちだの色々あって、東京から札幌へ逃げてきているのですが、逃げてきた先の札幌でさえ、自分の気持ちから逃げて、一人、悲劇に浸ってる、ウジウジちゃんです。
対する芦谷は、優しさは鈍感な傲慢さと紙一重的な、天然人タラシ。

そんな二人が、お互いに一目惚れしたのに、男同士の恋愛なんてありえないだろうという自制の壁を乗り越えられず、友情の落とし穴にはまりこんで迷走しまくります。

この「僕が女だったら・・・」とウジウジしまくる主人公。
ある意味、これぞBLの醍醐味。
この延々と続きそうな堂々めぐり。
エチ突入無しのまま、いったいどこまで引っ張るのか、
なんだか、逆に新鮮です。

0

続きがほしくなりました。

 この本読んだら、絶対、続きが欲しくなる……! と思ったら案の定でした。

 主人公の皇は、大学二年生。
 複雑な家庭の事情から、今まで人と深く関わらずに過ごしてきた皇は、せめて大学の四年間だけでも自由を満喫しようと、札幌を進学先に選んだが、今までの生活からどうやったら毎日を有意義に過ごせるかどうかわからずにいた。
 そんな皇の家の隣に越してきたのが、皇と同じ大学に通う2つ年上の芦谷。
 今まで自ら人と関わりを持とうとしなかった皇が、どういう訳だか、芦谷に対しては自分から興味を持ち、あまつさえ、初対面なのに食事に誘う、という行動に出た。
 それから、芦谷は皇の友人となり、皇の世界を開く鍵となった。
 芦谷に引っ張られるようにして、次第に行動範囲が広がる皇。
 そして次第に、芦谷に自分以外の交友関係があることが耐えられなくなってくる。
 この気持ちがなんなのか、最初は理解できなかった皇だったが、それが「恋」であることを知る。

 という話でした。
 この話、続刊が有るので、この巻では皇が自分の気持ちをようやく「恋だ」と認めるところで終わってしまっています。
 な続きので、とても中途半端!

 はたして芦谷は皇のことをどう思っているのか、この先二人はどうなっていくのか……。
 そういうところがまったくわからないのでうずうずして、早く続きがほしいー! ってなりました。
 皇の気持ちが本当に丁寧に書かれているので、とても切なくなるくらいで、胸がぎゅっとしました。

 読む時には、既刊を全て揃えてから読むことをお勧めします。

0

期待し過ぎてたかな?

帯『最初にして最後、そして最上の恋。』

このシリーズ、タイトルだけは知っていたんですが未読だったんですよね。
なのでこの新装版は実に嬉しい!待ってましたーってばかりに読んでみました。

うん、ちょっと期待し過ぎてたのかもー。
普通には面白いけど、もっそい名作!!!っていう感じは正直しません。
ただ続きを読みたいと思わせるものはあったのでつかみはとりあえずOKなんじゃなかろうか。
皇[受]はもう芦谷[攻]に対して独占欲と恋心を抱いているけど、芦谷はもう付き合ってる彼女が居る訳でこの辺りがどう変化していくのかなというのは気になりますー。
普通には面白いけど、うわーー面白ぇええええって作品ではない気がしますな。
全部読み終えた後にじわじさくるタイプの作品かも。

「あたらしい日」は書き下ろしだそーです。

1

これは…好みが別れるちょうど境界線辺りにある気がする。

「じれったい」又は「切ない」と「イラつく」の境界線はすっごい曖昧で、人によってその線がどっちか寄りだったり幅があったりすると思うんですが、この作品はけっこうその際どいあたりに位置するんじゃないでしょうか?

私的にこの作品は「ギリギリより5歩くらいイライラ寄りのイライラ」でした。
結構グルグル系は嫌いじゃないし、切ないのはむしろ大好きなんだけどなぁ……。

とにかく、受けの独占欲が独りよがりすぎます。
出会って数ヶ月で、攻めの高校時代の友人と相対して「自分より仲のいい人が居るのを認めたくない」なんて、何様ですかと言いたい。

特殊な家柄に産まれたから、良い子を演じてきたから、ソツのない人生を強いられてきたから、すべてを諦めて生きてきたから、なのに初めて親しい人が出来たから……。
色々と言い訳は書いてあるのですが、それ以前の問題だと思えてならないのです。

今まで押さえ込まれてきたから……なんて、なんの免罪符にもならない。
私には、「今まで全部を諦めてきた子が初めて欲しいと思った」ってより、「今までこれといって欲しいって思うものがなかった甘えんぼのぼっちゃんが、初続きめて思い通りにならなくてうにゃうにゃ言ってる」って風にしか見えませんでした。
そんで、「だって自分は人と違うから」的な枠の中でグルグルしてる感じ。
このグルグルを「切ない」と思えるのか「またそれ?」と思うのかが、この作品に萌えと切なさを感じるかイラッとするかのボーダーのような気がします。

終盤の展開もちょっと無茶すぎ。
3人のヤンキーと殴りあいなんてする前に、「バツゲームで女装してるけど実は男なんだ、ごめんね」って言えばすむことじゃん。
しかもキレたヤンキーがひき殺す勢いで車で山の木を倒しながら追いかけてくるとか…、ナンパ失敗くらいでないから!

やっと気持ちを自覚して、「明日からは友情を取る、恋を捨てる」ってキスする意味も分からない。
友情取るならしなきゃ良いし、しちゃうんだったらもう恋を取るか全部捨てるか二者択一だと思う。
受けがいくらそのつもりでも、キスした時点で友情にはなりえないし、攻めは悩むに決まってる。
そのときケロッと「友情は変わらないよね♪」とでも言うつもりでしょうか。それとも「友情に徹するから気にしないで」と泣いて見せるのかな。このキャラなら後者かな?
どっちにしてもなんて勝手で自己陶酔的な行動……。

どうやら出生の秘密が根底にあるらしいです。
私はまだ2巻もこれからなので、それがどういう過去なのか分からない。
こういう過去ありの話って、多少嫌な奴でも「そういう過去があったからなんだね」って許せてしまったり、逆に急に愛しく思えたりするんだろうとは期待していますが、それよりも過去が出た時点ですでに修復不可能なほど受けを嫌いになっていそうで、ちょっと先行き不安です。


とか言って、このイライラが作者さんの思惑通りだったらスゴイ!
最終巻読了後に「なんて健気な~~~。籠の中飛び出せて良かったね~~~><」とか泣いてたりして(笑)
復刊するからには人気のあったお話なんだろうし、なにより長いお話のようなので、ぼちぼち付き合ってみようと思います。

2

甘酸っぱい恋愛

新しい住人が、隣の部屋に入ってきた。
まるで他人に関心を寄せない皇が、この新たな隣人に興味がわいた。
変な意味ではなく、一目ぼれだった。

この作家さんは、ほんわりした雰囲気と、生活をしている空間をきっちりと書いていて読んでいて、まるで本当にそのキャラが存在しているかと思うぐらい生き生きしています。
1巻では皇と、芦谷の友情よりも恋愛に近いじわじわとしたちょっとじれったい、甘酸っぱい関係がたまりません。

0

なつかしい

時代を感じる展開、テンション、どれもなつかしいばかり。
ノベルスで拾い読みをしていたので、文庫の出し直しは嬉しいんですが、イラストが合っていないような……古くささが増すような雰囲気に、ちょっとげんなり。

とりあえず、続きは買います。
いわゆるBL的な、なんちゃってセレブな設定とか、ジレジレのもどかしい、でもわかりきっている展開とか、主人公のぐるぐる回ってる思考回路とか、そういうのが苦にならない人には、それなりにいいんじゃないでしょうか。わたしは嫌いじゃないです。

1

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