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表題作花喰いの獣 2

篠塚朋光・気持ちは今もヤクザのラーメン屋店主
多和田恒一・米国留学経験も有る心理カウンセラー

あらすじ

高嶺の花──
そう思っていた精神カウンセラーの多和田と恋人同士となった、元極道でラーメン屋店主の篠塚。
だが、だが、相変わらず何かと一歩引いた態度をとってしまう篠塚に、多和田がある日同居話を持ち出してくる。元とはいえ極道の自分と住めばどんな危険が身に振りかかるかも判らず、篠塚は当然その話を断るが、そのことで諍いになった後日、多和田から突然別れを告げられ──。

作品情報

作品名
花喰いの獣 2
著者
火崎勇 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
シリーズ
ただ一人の男
発売日
ISBN
9784778109691
3.9

(13)

(3)

萌々

(6)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
51
評価数
13
平均
3.9 / 5
神率
23.1%

レビュー投稿数3

この2人の続きが読めるとはvv

ヘタレというかなんというか…
篠塚にしてみれば多和田の為を思ってなのでしょうが、
相手の気持ちを聞かずにただの独りよがり?

そうこうしてるうちに多和田からの別れ話。

あれだけ好きだった篠塚に対して!?と思ったのですが、
やはり裏には何かあるようで…

結局はお互い相手の事を思いすぎて空回り。
でも最後は篠塚男を見せました?!(笑)
相手に対して気持ちを抑えるのもいいですが
行き過ぎはご法度ですよ(^^;)

多和田には少しぐらい強引な方がいいんです!!
相手もそれを望んでるんだから。
危なくなったら、それこそ篠塚が頑張ればいいんです!!

でも今回いい仕事してくれたのはマイク
2人のいい当て馬になってくれました。

0

見た目に逆らうヘタレな攻様

今回はラーメン屋になった元ヤクザの舎弟頭と
自分の診療所を構える心理療法士の話です。

なかなか内面まで踏み込んでこない攻様が
別れ話でやっと全面的に受様を受け入れるまで。

攻様は組の解散でラーメン屋を始め、
今ではそこそそこ繁盛する店になりますが、
数年前までは切った張ったの世界で生きてきた為
気持ちは今でもヤクザモノです。

組長の恋人の絡みで知り合った受様は
アメリカ帰りの学者先生で
攻様の店の近くに診療所を開く心理療法士です。

頭も良くて礼儀正しく
育ちの良さそうな受様に惹かれながらも
今でも組長を捨てられない攻様にとって
受様は高嶺の花でしたが、

今を大事にしたいという受様が
手を伸ばしてくれた事か恋人関係に。

しかし、
受様を知る程に元ヤクザの
自分との差に引け目を感じてしまい、

二人の関係も
受様からのリアクションが無ければ
今までと何ら変わらないのではと
受様に言われてしまう程。

その上
そんな関係にじれた受様が
一緒に暮らしたいと言い出しても
前回のように自分のせいで
受様が傷つく事を怖れる攻様は受入れません。

結果、
ケンカ別れのようになってしまう二人。

滅多に怒らない受様を
怒らせた自覚の合った攻様は
間をおいてから頭を下げるつもりでしたが
受様の友人である組長の恋人から
「別れたい」と伝言されてびっくり!!

慌てて受様に会いに行くと

一緒に暮らせない様な人とは恋人になれない、
攻様にとっては組長が一番で
自分は必要じゃないのだから

と言われてしまい、
引け目のある攻様は反論出来ず落ち込む攻様。

しかし
受様の友人に自分こそが恋人と牽制され、
組長にハッパを掛けられて
やっと受様の周りでに何かが起きている事に
気付きます。

受様の身に何が起こっているのか?
そして二人の関係は?!

既刊『花喰いの獣』の続編。
前作ですったもんだの揚句に
付合い始めた二人のそ後になります。

主シリーズの『ただ一人の男』のカプも
それぞれの相談役として登場していま~す。

元々攻様にとっては
今のラーメン屋のオヤジという立場さえ
組長を外から助ける為の役目でしかなく

受様と付き合っていても
ヤクザとしての自分を全て曝して
受様を失う事が出来ませんでした。

しかし、大事な組長(笑)に
そんな事は攻様と出会った時から
百も承知だったはずだと説教をかまされて

やっと自分に嫌気がさした訳じゃなくて
受様の身に何かが合ったのでは?!
と気付くあたりが
とってもヘタレてる攻様です。

受様が攻様を遠ざけた原因となった事件では
身体を張って受様を助けておりますので
ただのヘタレでは終わりません!!

きっちり良い所をみせて
受様の問題はオールクリア、
最後は同居の問題も何とかなりそうな感じで
すっきり気持ちよく読み終えました♪

表では俺様系なのに
裏ではしっかり尻に敷かれてる系というか
しっかり者の受様に頭が上がらない系の
ヘタレ攻ってお相手の受様が
カッコ良くて好きなのですよね。

本作カプの受様も
爽やか系の優男なのは見た目だけ
中味は攻様よりずっと男気がある!!

番外編も書かれたそうなので
次の「小説ショコラ」付録小冊子を
楽しみにしたいと思います(笑)

今回は本作とは逆に
俺様攻様を攻略する受様のお話で
火崎勇さんの『世界を壊しても』などいかが?

1

渋いヘタレの元ヤクザは、またヘタレてました。。

好きな人には不器用で、ヘタレな元ヤクザと意外に男前な(?)精神科医の無器用な恋が成就するまでが前編だった今シリーズ。
今度はどんな展開をするのか、ちょっと期待しました。
前作は確か2pに渡る美麗な刺青の背中が描かれたイラストがついていたんですが、今回はなくて残念。。

今回も篠塚はヘタレてました、、、
多和田が好きすぎて、我慢していたのでたまに抱くと際限なくなって、抱き潰しちゃうので怖がっている部分は、まだそのまま。
おい~篠塚!とか、突っ込みたくなりましたヨ。
また今回もやっちゃった感を感じていると、多和田が篠塚と同居したいと言い出して、それでちょっとしたケンカになってしまうのです。
ヘタレな篠塚が連絡取れずにいると、多和田にもう別れようと言われて、落ち込む、落ち込む、ヘタレな篠塚♪
ヘタレ方がまた渋いオヤジなんですよ、、こんな男臭いオヤジヘタレというのは魅力です。
篠塚は元ヤクザですから、元頭の尾崎を一番に思っている部分は譲れなくて、もし何かがあった時は自分が一番に駆けつけるんだって決めつけているので、多和田も守らなくちゃいけない、危険な目にあわせるわけにはいかないんだっていう、一方の勝手な思い込み。
このままただの痴話げんかの和解だと、全然盛り上がりにかけてつまらないわけで、そこが火崎さんの上手い、ネタを隠したちょっと謎解きを入れた展開が出てくるのですね。そこで断然面白くなってくる。

篠塚はそれを元頭の尾崎によって気がつかされるんです。
多和田のアメリカ留学時代の同窓のマークなる男が出てきて、何やら怪しい
意味深な関係を匂わせながら、ここで篠塚の男のみせどころが出てくるわけです♪
多和田も篠塚を守りたかった、篠塚も多和田を守りたい。
それでいいじゃないですか、ねえ、篠塚。
ということで、ラブモード突入していくのですが、、
不器用に愛を語るのもいいけど、ちゃんと謝れよ~とか思っちゃったww

後書きで火崎さんの、このカプに関する妄想が拡大していました。
何かすごく期待するんですけど・・・記憶喪失ネタで多和田の性格が変貌してS女王様になるというのはアリだとおもいまっす♪♪

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