木原音瀬の幻のデビューノベルズ、ついに新装版で登場!

セカンド・セレナーデ full complete version(新装版)

セカンド・セレナーデ full complete version(新装版)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神11
  • 萌×25
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
10
得点
94
評価数
23件
平均
4.1 / 5
神率
47.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイノベルズ(小説・リブレ)
発売日
価格
¥1,100(税抜)  ¥1,188(税込)
ISBN
9784862638076

あらすじ

「初めてだと言うわりには、まあまあよかったよ。相性も悪くなかったしね」一途に好きだった高校時代の先生に大失恋してしまった大学生の掛川。しかも先生の秘密の恋人は、自分の友人だった。なかばやけっぱちに誘った年上の男・橋本は、顔は極上だが性格は最悪。カラダで失恋の痛みを慰めてもらうには、うってつけの相手だったが…。商業誌未発表作など、すべてをコンプリートした、あの幻のデビューノベルズがついに新装版で登場!

表題作セカンド・セレナーデ full complete version(新装版)

大学生 掛川進・19歳
性格の悪い会社員 橋本道也・31歳

その他の収録作品

  • 水のナイフ
  • ONE NIGHT
  • その後のセカンド・セレナーデ
  • わがまま
  • いじわる
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数10

性格悪いの勢揃い

表題作よりも、1作目の【水のナイフ】が衝撃でした。
この作品、投稿作品で期待賞を貰ったそうなんですが、投稿作品でこの鬼クオリティって……と愕然とします。
もう先が気になって気になって、大事に噛みしめるように読もうと思うのに、それを許されずにぐいぐい強制的に引っ張られます。
読んでると周囲の音がなくなるくらい、夢中になってしまいました。

作品自体がかなりの昔になるので、携帯電話が存在しません。
そんなレトロな世界観がモノクロの映画を感じさせるようで、ものすごく胸に来ました。
痛いところはそんなにないです。痛さの後にしっかり甘みを用意してくれてるので、いい塩梅になっててたまらない。
書き下ろしでその後のエピソードもはいってるので二度おいしいです。
その後の話が大好きな身としては、凄くお得な気分になりました。
価格はちょっと高めで分厚いですが、木原作品導入にはもってこいだと思います。
いやぁ……いいなぁ、この話。
嫌な奴ばっかりだけど。

0

嫌な奴ばっかり(笑)

木原さんは嫌な奴を書くのが本当にお上手な作家さんだと思います。下衆キャラアワードにたくさんランクインするのは納得です。

悪役とか敵キャラじゃなく、攻め様・受け様というBLの主要人物の性格が最低っていうのは他では見られない大胆さだと思います。二組のカップルが出てくるのですが、その4人のうち3人が嫌な奴です。法に触れることをするわけじゃないけど、もう人としてダメだろ!っていう嫌な奴ぶりが丁寧に書きこまれています。これ後でいい人になったから許されるってレベルじゃないと思うんだけどな。普通、人があそこまで弄ばれたら精神壊れちゃいます。

そして「水のナイフ」の方の受け様だけはモテモテで性格のいい人ですが、4人の中で唯一見た目がパッとしない不細工受けっていう・・木原さんこれがデビュー作とのことですが、この頃から「普通」とか「予定調和」とかが嫌いな方だったのかなと思います。

「セカンド・セレナーデ」の方の受けは確かに嫌な奴ですが、愚かで自分のどこが悪いのか気づいてない可哀想な人という面もあります。でも攻めの方は悪いとわかっていながら色々やらかしてるのでこちらの方がタチ悪いです。いや続き、どっちも悪いか。

醜い部分もたくさん持ってるのが人間なので、リアリティーを追及するのはわかるんですが、BLには夢見ていたい所も多いのです。木原さんのお話は文句なしに面白いし、レビューも結構しちゃうくらい心にしばらく残る作品が多いですが、あのキャラクター達はどうにも愛せないです。私の心が狭いのか。BLの受け様って包容力あるなあ。あんな攻めの奴らを許せるなんて。

でも「薔薇色の人生」の受け様、ロンちゃんは大好きです。あのお話のレビューはしてないけど。神様みたいに心の優しい人だし真面目な刑事受け大好きなんです。

1

キャラ萌え!

キャラクターの言動が可愛くてキュンキュンしました。本気になった途端、好きだと言えなくなる青年達がかわゆい。

明智×砂原
自意識過剰な優等生が気さくな先生に惹かれていく話。

惨めな傲慢攻に萌え禿げました!年上教師受はやっぱり苦手です。普通にイイ人でつまらん〜私が年上教師受に萌える日は来るんだろうか・・・

掛川×橋本
美しい恋に破れてやさぐれた大学生が幼稚な大人とセックスしているうちに本気になっちゃう話。

年下わんこ攻は苦手だけど、ろくでなしの犬になる覚悟を決めるまでの苦しい葛藤がきっちり描かれていたので、面白かったです。苦しんだ末に腹を据えた年下わんこ攻はカッコイイ・・・ような気もします。精神的に幼い性悪受も可愛かったです!

ストーリーがどうこうというよりキャラクターに萌えました。

1

終わりよければすべてよし

なんでこんなにイヤな奴ばっかり?
って、感心するくらい、メインキャラの4人は、みんなそれぞれそれなりに人でなし。
そんな人でなしでイヤな奴のお話でも、一気に読んで、読後に満足感があるのは、それぞれ二つのカップルが、二人お互いにこれが最後の相手と、分かちがたく深く結び付いているから。
BLの結末って、この、「最後の相手」と「終わりよければ全てよし」に尽きるのだと、しげしげと再確認できる、
そんな、作品でした。

2

色褪せない作品

デビュー初期の作品なのに全く色褪せない木原作品はやはり凄いです。

「水のナイフ」と「セカンド・セレナーデ」はどちらも大好きな年下攻め。しかも更にどちらも攻めが受けを自分本意に利用していたのに、いつの間にかこっちがハマっている「こんなはずじゃなかったのに」な展開。大好物です。
登場人物が嫌な奴に書かれている分だけその思考の泥沼が楽しい。木原作品の性悪が恋にハマる過程は、私にいつもカタルシスを与えてくれます。ニヤニヤが止まりません。

よく「木原作品はBLを超えている」とか「BLじゃない」という評価を見ますが、私は木原先生は実は誰よりも大真面目にBLドリームを書いてる方だと認識しています。
それは作中での砂原の「99嫌いでも1好きだと思えば仕方ない(意訳)」という台詞が全てを表しています。これは「嫌な奴なのにどうしても好き」という木原作品の根元にあるもの。

でも実際、人間は「嫌い」になるより「好き」になるほうが全然難しいです。少しでも嫌なところを発見すれば、どうしてもそこに目が行ってしまいがちで、好意を抱くのは難しいです。

だけどこの作品だけでなく、木原作品の登場人物達は「ひとつだけ続きでも好きなところがあれば好き」だと、盲目的な愛を抱いているのです。
それは正に「愛は全てを超える」「愛の前では全てが無力」を地で行っている。それこそ夢物語。現実的ではありません。それをリアリティーのある登場人物達が展開させることこそ、木原作品の魅力なんだなあとしみじみ思いました。昔から一貫して同じようなテーマの作品を書き続け、なのに飽きさせない木原先生はやっぱり凄い作家さんです。

ある意味下手なハーレクイーンよりとても憧れる恋愛ですね。「この人だけ」なんて恋愛を一度はしてみたい。疲れそうだけど(笑)。

5

嫌なやつ

木原さん=イタイの頭が離れなくて、まいど覚悟して読むのだが
実はそんなに痛くないんだよな。。というのが最近の雑感。
最近読んだものがその傾向なだけなのかしら。

今回も、ホロ甘い作品でした。
いろいろ皆欠落してるというか、どこかダメなんだけど。
なんだかんだで、最終的なラスト、落とし方がすごく可愛くて好きです。
このホッコリ感はなんだ。
紆余曲折あっての到達点、
思わず顔が綻んでしまったw人´∀`*))

>>水のナイフ
読み始め、こちらのほうが主題だと思ってたのですが、複線でしたね。
高校の生徒と教師。
好きな女の子を取られたくなくての、ちょっとした嘘から始まった筈なのに、あれ・・・・・あれれ・・・・・おれ・・・もしかしてパターン。
ミイラ取りがミイラwwwwwww
チビでブサイクで、しかも男。こんなヤツ好きになるはず無いのに。
この胸のうずきは・・・・・・ぐふっ
アホの子っぷりが可愛かった。「いやなやつ」の表現のとおりに、あんまりよい性格ではなかったのかもしれない。
だけれども、好きになって、本当の恋をしって一途になる。
ある意味、木原さんの続きパターンにも感じますが、これがまたイイ。
大人になった2人の甘く、甘すぎるほどのいちゃつきっぷりにキュンv

>>セカンドセレナーデ~
噛ませ犬だった、掛川くん。
そうだよね!そうなるよね!!!
この子こそ、まっすぐ一途。一生懸命なところが
お姉さん泣いてしまうわ(*ノД`*)・゚・。
先生に、告白、玉砕。好きな相手がいるとの告白を受、最終的に友人だったヤツと付き合っていると知ってしまう。
自暴自棄になり、抱かせてくれるなら誰でも。
性格の悪そうなやつを選んで上にのる。
相手は自分に一目ぼれしたと勘違いして喜んでいるようだ。。。。
これまた、お互いになんだかんだで駆け引き云々。
途中の、傍若無人っぷりがお互いにちょっと心イタイのですが
最後が最後だけに、読後の感想としてはなんだかすごく心が穏やかでありまして、そのワガママも、暴挙も可愛いと思えてしまった。
掛川くんは、なんだかんだで童貞差し上げたわけだし。
好きだと気づき、両想いになってからは、甘やかし放題w
なにこの愛妻家wwベタ惚れですかwそんな露骨な部分が好きです。
受である橋本さん、これがまたダメな人間。
後半にいくにつれて、「あ~あ」な残念な人間なわけですが、そのワガママも、可愛いと思えてしまうのは、掛川君との掛け合いもあるのでしょうな。
年上の癖に~なツンデレ具合が可愛いのもあるのだが。
プライドが高いくせになこの人も最終的にすごく可愛かった。

キュンw

3

再版ありがとう!

ずっと探していたので再版されてうれしいかぎり。
実は昔ビブロス版の白い背表紙の本を持っていたのですが、なかなか完全版の方がみつからなくて。

氷のナイフ――明智の嫌なヤツっぷりが光っていた。
こんなヤツ現実にいそうだと思いつつもあんまり憎めないのはなぜ。
明智にほれてしまった先生にはご愁傷様の言葉を贈りたい。

表題作――ある意味で嫌なヤツ×嫌なヤツ。
掛川に感情移入しつつ読んだけれどどっちもどっちだ。
一体どうなるんだと思っていたらこのラストです。
ある意味超展開ですが、それを感じさせない木原ワールド。
どっちがよりだめなヤツかといったらそりゃもう掛川でしょうねえ。

もう相手がどんな人でも二人が幸せならばそれでいいよね。
そんな気分にさせてくれる一冊です。

1

木原作品の原点!

今の作品よりも痛さがなくて眩しさみたいなのがあって、けども木原作品らしさはたっぷり詰め込まれていて、本当に大好きなお話です。
だからといって初々しいかというと、そういう新人らしさみたいな不安定さは既になく、超一流の作品だと思うから、木原さんはデビューしたての頃からすでに「木原音瀬」だったんだな…と、本当に尊敬します。
当たり前とか言わないで!他に言葉が見つからないくらい、本当にこの作品を読んで爽やか学園ものにも関わらず「あ~、木原音瀬だ」と思ったんです。

同じ学校出身の男の子たちが登場する2カプのお話なんですが、どっちもとても魅力的でした。

「水のナイフ」の明智は、性格も悪く計算高く、無駄に美形で根性捻じ曲がってて、頭も良いくせ、妙に要領悪くて迂闊な愛しい奴でした。
読みながら「馬鹿だなぁコイツ」と思うしムカつきもするんだけど、途中からはじれったくて応援したくなってしまう、まさに「木原さんの書く嫌な攻め」です。

逆に、「セカンド・セレナーデ」の橋本は、美人で性格悪くて、人に嫌われていてそれも自覚しているから尚たちが悪くて、なのに妙に可愛いところがあって手放すに手続き放せない、まさに「木原さんの書く嫌な受け」です。

どっちも今の木原作品に脈々と受け継がれている「嫌な奴」で、最初は本気でムカつくのに読みながらだんだん愛おしくなってくるのも、駄目なところは最後まで駄目なまんまなのも、やっぱり木原さんです。

木原さんの原点を覗けたような嬉しい気持ちと、「やっぱり木原さんだ~」と思う嬉しい気持ち、どっちもが感じられて、大好きな作品です。



4

やっぱり文句なしにイイ!!

木原さんの絶版作品は、バカ高い値段がついていて二の足を踏むのだが、ビブロスのものは絶対再販が出ると信じていたので、待っていたかいがありました!!
デビューノベルスになるとういことで、初期作品なんですが、「性格の悪い男」というのが少しイタさを含んで、これが木原作品の原点なのか、と思うのと同時に、その奥に秘められた優しさも感じ取ることができて、今読んでも充分に古臭さを感じさせない、とてもよい作品でした。

『水のナイフ』~『セカンドセレナーデ』へと時間の経過と登場人物の推移がなめらかにバトンタッチされ、二組の恋愛模様が描きだされる手法は、木原さんならではの上手い手法だと思います。

校内一の美人・大友さんを手に入れようと、大友が好きな砂原先生に、大友を好きにならないように姑息な手段を遣う明智。
自信過剰で自意識過剰で、砂原を見下していた明智が、ウソの愛を砂原に告げるうちに、ミイラ取りがミイラになっていく様は滑稽であるのだが、散々に砂原を傷つけていく様もまた見どころなんだろう。
姑息で性格の悪い男が真剣になるとき、そのエネルギーの向かう先が本物の真摯さというより、自分がズルイだ続きけに小手先を遣った執着を見せる姿が愛おしく感じられる。
砂原の諦めに似た、年上ならではの受け入れは、良いペアリングだと思う。

そして、砂原を本当は好きだったのに明智に出し抜かれた掛川。
砂原の彼氏が明智だと知った時、誰でもいいからと寝たのが橋本。
この橋本が、とても性格の悪い男として描かれているのだが、それならどうして掛川は、最終的に盲目的に、束縛する愛を橋本に見せるのか?
そう見た時に、橋本は性格が悪いのではないのだということに気がついた。
かれは正直なのだ。
思った事をダイレクトに言う。
言葉を飾らず、それは相手の非をとがめる発言が多いのだが、それは全く間違っていないのだ。
どうして性格が悪いと思うかというと、それはズバリ、言われた人に思い当たる、確信をついた発言だからだ。
本当のことを指摘されれば、それが自分の非を素直に認めなければとても居心地の悪い言葉になる。
だから、性格が悪い、嫌な奴、自分に不快感を与える奴という認識に移行するのだ。
掛川は、この橋本がどうしても手放せないのは、この正直さが好きだからに違いない。
橋本の態度は決してツンデレではないのだ。

この本を手にして数日で、実に何度も何度も読み返してしまった。
それほどにとても魅力的な登場人物達の姿に、再版してくれて本当によかった、と嬉しくおもうのデス♪

8

砂原先生萌…

新装版だけど、前回の旧作とあとがき以外は同じ内容で書き下ろしもありませんでした。しかし、久々に読んでも「水のナイフ」は木原作品で一番好きだと再確認しました。高校教師と生徒という設定はありがちですが木原マジックにかかれば新しく息吹が芽生えます。格好良く勉強も出来る優等生だが最悪な性格の年下(攻)×チビ不細工教師(受)というお互いに何かしら欠点のある2人に萌えました。真骨頂と言うべき歪んだ性格のキャラや人の嫌なところを描いたら随一ですね。砂原先生がちょっとツンデレっぽいところが可愛いくてなりませ、チビで不細工でも何の問題ありません。表題作での受も可愛いところありますが相当に性格歪んでます。このボリュームにして内容の濃さは素晴らしいです。

4

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