いいの? 俺、先生と帰っていいの……?

楢崎先生とまんじ君 2(表題作 それなりに平穏な日々)

narasakisensei to manjikun

楢崎先生とまんじ君 2(表題作 それなりに平穏な日々)
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レビュー数
9
得点
66
評価数
17件
平均
3.9 / 5
神率
35.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
二見書房
シリーズ
シャレード文庫(小説・二見書房)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784576101019

あらすじ

クール・ビューティー最後のあがき!? K医大病院内科医・楢崎とヘタレわんこ攻め「まんじ」こと万次郎の愛が試される第二弾!

一目惚れの末、泣きながら押し倒させてもらったK医大病院の内科医・楢崎千里との夢の一夜から早数ヶ月。間坂万次郎は楢崎のマンションに押しかけ、強引に同居へと持ち込んでいた。いまだ「恋人」とは呼べぬまま、それでも楢崎の必要な存在になりたくて、食事に洗濯、掃除と尽くす日々。 そんな中、万次郎は楢崎の許しを得て出かけたバイト仲間の酒宴で携帯電話を落としてしまう。 不幸はそこから始まり…。

まんじ家出編 『それなりに平穏な日々』 ほか、楢崎の実家事情がついに明かされる『春の乱入者』 を収録!
(出版社より)

表題作楢崎先生とまんじ君 2(表題作 それなりに平穏な日々)

定食屋まんぷく亭アルバイト 間坂万次郎
K医大付属病院消化器内科医 楢崎千里

同時収録作品それなりに平穏な日々

カリノ製薬研究開発部 茨木畔 
K医科大学付属病院耳鼻科医 京橋珪一郎 

その他の収録作品

  • 春の乱入者

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レビュー投稿数9

二人から目が離せない

『楢崎先生とまんじ君』第2巻です。
「それなりに平穏な日々」と「春の乱入者」の2編を収録。1編目「それなりに平穏な日々」は前作同様、まんじが京橋に楢崎との過去のあれこれを語るという形式を取っています。過去の回想なので、二人がどんなに大喧嘩しても結局は元の鞘に戻ると読者は分かっているのですが、どうしてトラブルが起きたのか、そしてどうやって危機を乗り越えたのか気になってしまいページをめくる手が止まりませんでした。

まんじが楢崎の家に押しかけ強引に同居を始めてそろそろ八か月が経とうという秋のある日。まんじは楢崎の許可を得て、バイト仲間の結婚祝賀パーティ(実質的には居酒屋で飲み会)に参加します。誘われるまま大量に飲酒して、べろべろに酔っぱらったまんじ。楢崎に無断で外泊してしまいます。二日酔いで目覚めた朝、定食屋のアルバイトに遅れてしまうので、まんじは楢崎に連絡しないままバイト先の「まんぷく亭」に向かいました。
やっと一息つけたのは「まんぷく亭」の営業終了時刻である午後二時。休憩時間にまんじは楢崎にメールしようとしますが、バックの中に携帯電話がありませんでした。どうやら宴会中に携帯を落続きとしてしまったようなのです。さらに「まんぷく亭」のマスターとおかみさんが倒れてしまうという不測の事態が発生し、楢崎に連絡する暇もない。結局、まんじが楢崎のマンションへ戻ったのはその日の午後十時でした。一日近く音信不通だったまんじに対して楢崎は怒っていて…。

回想が終わり、現代に時間が戻ると茨木×京橋のカップリングも登場。恋人の前だからかっこつけたい、自分の本当の姿を曝け出せないという悩みを持っていた二人。まんじがちょっこっとお悩み解決をお手伝いします。弱さを見せても人とのつながりは弱くならない。むしろお互いの「本当」が分かるから絆はより深くなる。そんなメーセッジが伝わりました。他人と同居するのって難しいですよね。

2編目「春の乱入者」は楢崎の妹・万理がやって来るお話。楢崎の家庭の事情が垣間見れます。トラウマとか深刻な問題ではなく、日常誰にでも起こりうる家族との軋轢です。まんじを媒介にすれば雪解けも早いかもしれませんね。

0

まんじ君をずっと「まじんくん」と思いこんでいた

ずーーっと「まじんくん」だと思っていたのでこの攻めはいつ魔法使うんだろうと
思ってました(笑)

万次郎だから「まんじ」なんだね。
もう2巻なんだからいい加減気づけよだよね。1巻でジョン万次郎とかうんぬんでてたのにね。
(失読症か)

今回のお二人もまた回想のようにお話がスタートします。
転がり込んでからしばらくしたある時万次郎のタイミングの悪さで先生を怒らせちゃって
もう家に帰れないーーと泣くお話と、先生の妹さんがでてくるお話の二本立て。

なんとも受けがプライドが高いお人ですよ。でもまんじだけは特別なのね~。
まんじの泣き虫はうっとーしーけどそこが可愛いなーと思える家出話に妹さんがきて二人の関係が速攻バレてるお話は笑えました。

まだまだこの二人読みたい気もするけど続きはないのかな?

0

ああ~この二人大好きだ!

それにしても二人がこんな出会い方をしていたとは。
てっきり、まんじ君のお店に先生が通う内に仲良しになったのかなあなんて思ってたので、予想外なとこ来るなあと嬉しかったです。
でもって、なんというお預けくらった犬なんでしょうかまんじ君。
居候させてもらって5年、家事全般を任されて、たまに先生の気が向いたら同衾して、なのに心はもらえてないだなんて。可哀想過ぎる。
素直で純情で真っ直ぐで、天涯孤独なのに明るくて、興奮して嬉しくなると変な踊り踊っちゃったりする可愛い大型犬が、耳と尻尾を垂れてクゥ~ンとなってるかと思うと、先生がもっと優しくしてやって!と憎くなりました。
ところが、いつも偉そうにしている先生が、まんじの家事能力のことを茨木さんたちに自慢したり、何度も電話してくるだけで何かあったのかと心配したり、またそういう姿を図星されて焦る姿が、なんだか可愛いと思えるから不思議です。
日頃ツンケンして厳しい先生が、猫舌だとか、つま先立ちで覗きこむだとか、そういう隙が可愛いとまんじ君視線になって私も一緒にきゅんとなるわけです。
椹野さんのきめ細かい表現がお上手なのももちろ続きんだけど、草間さんのイラストがまた華を添えてますね~。楢崎先生がまんじ君のことを「樺太犬」と喩えてるので、ちょっとイメージ違うかなとは思うけど、いやでもいい。このまんじ君は草間さんのお得意のワンコだもの。でっかくて嵩張ってて従順そうな可愛い顔で、これぞまんじ君だなと思えてしまう。
ただ、ひとつどうしても気になったのは、先生左利き設定なのに、なにか持ってるとき全部右手なの…表紙でも……。きっとお箸だけ左手なのかな。うん、そうだ。

代々医者の家系だろうと踏んでいた先生の意外な生い立ちもわかり、実家にまんじと一緒に帰る編も読ませてもらえるんだろうかと楽しみにしています。

0

『まんちー』2作目。

現時点で一応(楢崎が認めてないだけで)できあがってるCPなので、前巻に引き続き、まんじ(攻)と楢崎(受)の過去を振り返る展開です。

今回は楢崎の『黒歴史』らしいですよ。うん、なるほど『黒歴史』だったね。

しかし、まんじと同居(楢崎的には意地でも『同棲』ではないんだろうな~)してからも、楢崎は遊んでたんですね(合コンキングだし?)。それはちょっと意外というか、ショックかも。

私、『ツンデレ』ってそれほど興味もないんですが、この楢崎の『ツンデレ』具合はなんとも好みだ!と思いました。デレの少ない(ない)『ツンツン受』はどうもダメなんですが、表に出る『デレ』は少なくても、楢崎はやっぱり『デレデレ』なんじゃないかと思ってしまうんですよ。

しかし、考えてみれば楢崎は『好みじゃない』どころか、実は私の『苦手』なタイプなんじゃないかと思うのに、なんで大丈夫なんだろう。
ひとつ確実に言えるのは『受』だからってことですね。これで楢崎が攻だったら、最初から読んでないでしょう。

それにしても、茨木×京橋CPは、『いばきょ―』でメインだった時よりも、こちらで脇に回って続きる方がいいなあ、私は。

0

どっちもどっちのいいコンビ

一目惚れの末、泣き落としで楢崎先生のマンションで暮らすことにあったまんじくん。
一緒に暮らして、家事労働にいそしむ毎日だけど今だ二人の関係は「恋人」ではない。
それでもなんとか楢崎先生に必要とされたくて奮闘するまんじくんだったが、ある日珍しく出席した飲み会で携帯電話を紛失してしまった。これじゃあ先生に連絡がとれない。焦るまんじくんにさらなる不幸が降りかかり……

亭主関白で時々自分勝手な楢崎先生はまんじくんにもう少し優しくしてあげてもいいんじゃないかなあと思わなくもないけれど、先生のそんな素直じゃないところが可愛いのもまた事実。

しかしメイン四人がそろうとイラストのメガネ率の高さがすごいです。
四人中三人がメガネ。75%メガネ!!わーい!!
草間さんのメガネキャラにトキメキはノンストップ。
腹黒メガネに天然メガネにツンデレメガネ。
なんてメガネスキーに優しい作品なんだ。

けなげさが先にたつまんじくんだけど、冷静に考えれば彼がやっていることも結構あれだ(ストーカー後押しかけ女房)と思わなくもない。
なんだかんだ二人はいいコンビですね。

0

ほのぼの~。

1巻に引き続き、出来上がった2人の馴れ初めやエピソードを友人に語って聞かせるという導入からの回想なので、妙な安心感を持ったまま読めます。

過去の、とある一日のお話。
「うっかり」と「不運」と「ハプニング」がどっと重なって大層な目にあってしまって、精根尽きて帰ったまんじを待っていたのが、無断外泊にキレて女を連れ込んだ先生という…、ダメ押し追加点のようなきっついオチ。
あるよね~、こういう、もう何をやっても全部空回りでイケてない一日って(笑)

まんじなりに反省したり落ち込んだりするんですが、その落ち込み方も「悲劇のヒロインになりたいの」的な感じじゃなくて、ホントに「あぁ…、なんて駄目な子…」みたいな気の毒な感じだったので、素直に応援してあげたくなります。
凹んでも凹んでも卑屈にならない素直さって、ホントに偉大!

なんでしょうね、このキャラ。独特の空気があるんですよね。
なんか、気の毒になって「頑張んなよね」って言ってやるんだけど苦笑が隠せないみたいな、多くを語るのが気の毒すぎて「あ~…ね」と言葉を濁しちゃうみたいな。
応援してあげるんだけど、それも「ガッツリ応援続き!」って感じじゃなくて、「まあ私は楽しんで見させてもらうから、頑張れや~」みたいな感じ(笑)

そう言えば!アトガキを読んではじめて知ったのですが、まんじは作者さんの中では「健気」って設定らしいです。
私ずっと、「アホの子」だと思って読んでました(笑)
確かに、「健気⇒アホの子」ではないけど、「アホの子⇒健気」ではあるかもしれません。

そんなこんなでパッと見「女王様と尽くすまんじ」って感じですが、何気に長年連れ添った老夫婦みたいな安心感が滲み出ていて、そのあたりの空気がすごく良かったです。

ただ……、2人のお話はただただ楽しく読んだんですが、後半で思いっきり疲れました。
前シリーズのカップルがお宅訪問してきて、攻めっこ同士で話す機会があるんですが、これがなんともつまんなくて、読み終わる頃には前半の「面白かった~」って気分がすっかり忘却のかなたへぶっ飛んでしまっていました。

なんだあの褒め殺し合い。
なんで人の魅力やら人となりやらをセリフで説明しようとするんだろう?
私はそういう魅力を、行動やちょっとしたときに発する言葉や行間から読み取りたいので、セリフで「こんなであんなでそんなところが、まんじ君の良い所です」と言われると、一気に冷めてしまいます。

そもそも、まんじの良さや先生との関係の素敵さは、これまでのエピソードで充分感じているので、あえて言ってもらわなくても良いし、最初と最後にちょこっと出てくるだけのご近所さんカップルの内情なんて興味ない。
前シリーズを読んでいる方へのサービスシーンなのかもしれないけど、私には要らない。
スピンオフだろうがなんだろうが、このお話の中で分かる範囲で萌えさせて欲しいです。

そんなわけで、面白かったはずなのに、読み終わったときには評価がすっかり「中立」か「しゅみじゃない」になってしまっていて、とても残念でした。
その後の『春の乱入者』でちょっと持ち直したので、ギリで「萌え」です。

そういえば…、アトガキに書かれていた先生の「人生最大の黒歴史」って、なんのことだったんでしょうか?
このお話にきっと出てきたんだとは思うんですが、「黒歴史」と言えるものが思い当たらず、自分の読解力のなさにもガッカリでした。
これも前を読んでないと分からないのかな?

0

日常に潜む些細な過ち

本シリーズは受様の同居人で定食屋の健気なアルバイトと
医大付属病院消化器専門のクールな内科医カプの話です。

本作もメインは前巻同様、
『茨木さんと京橋君』の受様が
二人の過去の一大転機となったを聞き出すお話と
攻様の妹がやってくる短編の二本が収録されています。

二人の過去の転機となった出来事は
攻様が受様のマンションに転がり込んでから
八ケ月が経とうという秋の頃に起こります。

当時の攻様は
土木工事やガードマンの夜勤もしていて
受様も当直バイトが多くて
スレ違いも多い毎日を過ごしていました。

サの上、その頃の受様は
合コンやデートで急に外泊する事も有り
攻様はまだ攻様の心に深く入り込む事を
許されていなかったのです。

攻様としては受様の為に
色々と出来るだけで嬉しかったのですが

ある時、受様に
嫁でも彼女でもない攻様が
友人達との付合いや合コンを
自分を理由に控えるなと言われてしまい、
攻様的には大ショック!!

しかし、
折よくバイト仲間の結婚祝いをする計画があり
参加する事にするのですが、
攻様はその宴続き会の夜に大チョンボを
やらかしてしまいます!!

攻様はあまりお酒が得意ではないので
朝までには帰るつもりでいたのですが

宴会で泥酔して無断外泊した上
遅刻したバイト先でも二日酔い状態で
マスター夫妻の怪我の遠因を作ると言う
たいへんな一日を過ごしてしまいます。

しかも携帯を無くした攻様は
それらの事情を受様に告げられなくて
自棄を起こした受様に
冷たく家から追い出された為に
マンションから逃げ出してしまうのです!!

攻様はこのまま受様に見捨てられてしまうのか?!

今では仲良く暮らす二人にも
色々な事があったのねというお話です♪

この時の災厄は
徐々に雪だるま式に巨大化するのですが
それが二人の仲のステップアップに
見事に繋げてられていて
最後までドキドキを楽しませて頂きました。

みっともない自分をさらけ出すって
結構な勇気がいりますよね。

聴き役の後輩カプも攻様のお手伝いで
ちょっとした悩みを解決するのですが
大切な人だからこそ自分を良く見せたい、
がっかりされたくないって思うモノですが

そういう弱みをさらしてこそ
人との繋がりって強くなるんだよって
後押しされた感じがしました。

私達も毎日の暮らしの中で
大切にしなければならないモノを
間違えないで生きていきたいですね。

短編は攻様の妹が
受様宅を突撃訪問するお話です。
受様の家族との確執が語られますが
攻様がいれば和解も近そうです♪

今回は本作カプがキューピット役のお話、
椹野道流さんの『茨木さんと京橋君』を
おススメ作とします。

1

逃げのちーちゃんと呼びたい

クールビューティー・楢崎先生と一家に一台欲しい、典型的なワンコ・まんじ君のお話です。

スキスキ攻撃しまくりのまんじ君と、好きなクセして認めたがらない先生の相変わらずの日々なのですが、今回は、ある事情でまんじが家出しちゃったからさぁたいへんになっちゃった先生が、襲い受けちゃうことになったお話がメインです。
(あとがきによると、これは先生の人生最大の黒歴史だとのこと。)

そこに“いばきょー”の二人の家庭事情も絡んできて、お互いが惚気としか思えないようなやりとりをするという・・・
それぞれ一風変わってはいるものの、ほんとうにほのぼのとラブラブなバカップルたちのお話を、安心して読むことができるので大好きです。
ほんとにこの子達のお話は大好きなんです。

2話目では楢崎妹が登場して、一波乱・・・
期せずして、カミングアウトをしてしまうのでした。
(再びあとがきより、「ちーの駄目さとまんじのけなげさを満喫していただく」お話だとのこと。まったくそのとーり!。逃げのちーちゃんと呼んであげたいくらいです。)

ちなみに、前巻のドラマCDが出ているのですが、サイバーさんからな続きんですよね。
他所からでもいいからこの巻のCDも出して欲しいなぁ。
誰か何とかしてくださいね。

1

何がというより、エロがなくての何だか良いんです。

クールビューティー楢崎先生と大型わんこのまんじ君の日常が愛おしいのです。1巻では出逢いから2人が同棲に至るまで、今回は2人で暮らし始めてからのちょっと行き違いから絆を深め楢崎がまんじ君を大事なパートナーだと気付く迄でとその後に楢崎先生の妹の万里さんの登場で楢崎先生の家族との確執が判明しますが、まんじ君の楢崎先生への思いに雪解けへむかうのでは?という様な優しい締め括りでした。エロ好きには残念過ぎる内容ではありますし、酷く悲しい出来事もトラウマもないドラマチックではありません。しかし大人になれば家族との行き違いからの多少の確執や軋轢、そういう誰にも起こり得る問題を上手くを織り交ぜてるのが流石だなと思いました。重たく暗い悲惨な過去ではなく、日常生活にある延長線上からの問題としてるんです。ほのぼの和み萌えつつも甘いだけではないよという絶妙なバランスが何とも心地よいのです。おなじみの茨木さんと京橋先生も登場しますし、飽きないし何回も読み返しもするだろう素敵な作品です。

3

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