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表題作主は不埒なホテル王

アレン ロレンスフォートホテル会長でホテル王
中山敦月 ロレンスフォートの新人社員 19才

あらすじ

亡き父のような立派なホテルマンを目指し、有名ホテルのロレスフォート・ジャパンから内定を貰った敦月。ひょんなことから、世界的ホテル王のアレンとクルージング・デートをする羽目になって!?
(出版社より)

作品情報

作品名
主は不埒なホテル王
著者
六堂葉月 
イラスト
CJ Michalski 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592876328
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ロボットのような攻め様が人間の感情を取り戻す

亡き父がホテルマンだった受け様は、大好きだった父親の後を追うように
ホテルマンへの道を目指していて、外資系の大手ホテルの日本支社に入社が
決まる、更に世界各国のの系列ホテルの新入社員から各数名ずつ本社の
入社式に招待されセレブな気分を味わえる機会に、受け様は運よく射止める。
更に抽選くじでたった1名だけの幸運なあたりにも恵まれた受け様なのですが
それが誤解により大変な事態になってしまうのです。

当選者の願いを一つだけ叶えてくれると言われ舞い上がってしまい、不慣れな
英語での問いかけに会いたい人はと言われたと思い、ホテルの会長の名前を・・・
しかし、受け様はデートしたい相手はと聞かれていて、ホールの社員たちは
受け様の答えに騒然としてしまう。
まさに勘違いから、ホテル王の攻め様と1日デートをする事になるんです。
誤解から尊敬していた相手とクルージングする事になった受け様はホテルへの
熱い思いを語るのですが、攻め様からはホテルを愛している思いが伝わらない。
更に父親を尊敬している思いまで、バカにされるような感じなのです。
止めが攻め様に無理やり抱かれてしまう、そして受け様は傷心のまま帰国。
憧れを無残に無知砕かれながらもホテルマンとして頑張ろうとした矢先に
攻め様に拉致されるようにラスベガス本社の愛玩課などと言うふざけた部署に
配置転換されて、その日から攻め様の居室に同居させられ、エロ三昧。

でも、受け様を可愛いなんて言いながらも目が笑ってないし、逆に暗く
荒んでいるんです、受け様はそれが攻め様と攻め様の亡き父親との過去の
柵からくると知りながらもどうにも出来ない。
いつしか受け様は傲慢でキチクな攻め様を好きになっていたんです。
でも、攻め様はまるで受け様に怒りのはけ口みたいに八つ当たりする。
全てに諦め、亡き父親の呪縛に捕らわれている攻め様、そんな攻め様に受け様は
攻め様が言われたくない言葉を、攻め様の心の闇を暴くような言動を・・・

ギリギリまで二人の心が通じ合わない切ない話で、通じ合ったかもなんて
思うと、攻め様は受け様を解放しちゃう。
受け様はまた、一人傷心と攻め様への思いを心に秘めて帰国。
なかなかハッピーにならなくてドキドキします。

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