欲情の極華

yokujou no gokuka

欲情の極華
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
10
評価数
6件
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
ISBN
9784199005800

あらすじ

次期組長と目されながら、内部抗争で組を追われた元極道の若頭──。重傷を負い行き場を失くした男・海棠(かいどう)を秘書に拾ったのは、青年実業家の真柴(ましば)だ。真柴がかつて組長の愛人だった頃、日夜淫らに抱かれるのを黙って見ていた海棠。きっと軽蔑されている──密かに負い目を感じつつ、真柴は「体の相手をしろ」と迫る。命じられるまま淡々と抱く海棠だが、なぜかその行為はいつも激しくて!? 

表題作欲情の極華

元ヤクザ若頭の現秘書 海棠利成・34歳
元ヤクザの情人で金融会社社長 真柴亮・27歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数4

元極道もの⁉ エロは濃いめでした‼

遠野作品は、自分の中で当たり外れが強い作家さんなんですけど、ついつい気になると買ってしまいます‼

今回の作品は、外れまではいかないんだけど、中途半端というか、もう一押しあれば…と思う内容でした。
「情熱」シリーズを読んでいる方は思ったかもしれませんけど、逆パターンのようなキャラ設定でした。

内容は、寡黙な秘書•海棠×淫乱でツンデレ女王様・真柴のお話。

ヤクザの頭の愛人をしていた真柴と、若頭をしていた海棠は、出会った時からお互いに魅かれていたにも関わらず、何年も秘めたる思いを隠し、情人の関係を続けている感じのお話です。

組長亡き後、内部抗争で組を追われ、重傷を負った海棠は、愛人後、青年実業家として成功した真柴に救われ、セックス•秘書•運転手を条件に側につかえることに…
真柴はこの時を待っていたかのように、海棠を必ず自分の手の元へと考えます。
自分の血液を輸血して助けたい位には思っているんです。
こんな風に他のシーンでもですが、意地を張ったり、ワザと海棠を試すような事をしながら、海棠の本心を伺ったり、執着し繋ぎとめようと必死に一途に頑張る姿は好きでした。
続き
二人とも、本当に意地っ張りと言うかなんと言うか。
海棠の、心得だけで性欲をもコントロールしてしまう的発言は…どうかとも思うんですけど(笑)
余計に分かりにくくさせすぎたのでは…と思ってしまいます。
寡黙だけどなんでも出来るストイックないい男&忠実な攻は大好物なので、海棠も嫌いなキャラではなかったんですけれど!
もう少し、感情面を剥き出しにした姿をみたかったかなあと(笑)
元極道の若頭にしては、優しくて静的過ぎるタイプで物足らなさは残りました。

心情面では回りくどい位すれ違っている2人なんですけど、カラダ関係は濃厚で激しい2人。真柴の淫乱誘い受は可愛くもあり素敵でした♡

最後、相手からの取り引き条件が、獣姦から五分でいかすになるんですけど、その下りも違和感が残るというか、微妙だったのが気になります。
そこまでした取り引きなのに、その後成功したのかはわからないままなのも今ひとつでした。
危機からやっと2人の気持ちが通じあって、パッピーエンドなのもわかるんですけどね…。

あとがきに、ヤクザものは苦手と書いてあった遠野先生‼
確かに悪くはなかったんだけど、ヤクザものとしたらヌルさは残るかなあ…と思いました。

個人的に勝俣さん好きでした。この人も元極道だったんですけど、真柴に惚れているのに、影からいつも支え、海棠と真柴2人を見守る優しい人でした。(この人も元極道なのに優しいし笑)

せつない系のお話が好みの方、エロ度高めが大好物の方にはいいかなあとは思います。

0

計画が穴だらけ……

 次期組長と目されながらも、内部抗争で組を追われた元極道の若頭――。
 重傷を負い、行き場を失くした男・海棠を秘書に拾ったのは、青年実業家の真柴だった。
 実は真柴は、海棠が若頭を務めていた組の組長の愛人として、生活していたことが一時期あった。
 そんな時も冷静に、日ごと真柴が淫らに抱かれるのを黙って見、そして後処理を厭うことなくしてくれたのが海棠だった。
 真柴は海棠には「きっと軽蔑されているに違いない」と思いながらも、組長から暇を告げられる際に、「いつか必ず海棠を手に入れる」と誓った気持ちのまま、海棠を自分に縛り付けていた。
 海棠は、「体の相手をしろ」という真柴の命にも、顔色一つ変えることなく、真柴を抱いてみせる。
 けれど、淡々と抱いているはずの海棠であたtが、なぜかその行為はいつも激しくて――

 という話。
 真柴は、元々組長の愛人として連れてこられ、いろいろなことを仕込まれたけど、最後には多額のお金と、月々与えられた手当を少しも使わずに残してあったために、それを元手に消費者金融を立ち上げる。
 それは順風満帆に進むのだが、海棠を追いやったはずの現在の組続き長・赤目が、思ったように組の再編がうまくいかずに再び海棠を取り戻そうとし始めたことから、崩れ始める。

 真柴は海棠を取られまいと、あちらこちら画策するけれど、最後には敵に捕まってしまって――とまぁ、そんな感じです。

 登場人物の人間関係はとってもよかったと思います。
 ただ、いかんせん、真柴が海棠を守るために立てた計画がお粗末過ぎる。
 何でこれでここまでうまくいくのかわからないけれど、最後の最後まで一応、まあまあまともに進んでたんだよね……?
 指切り落とされそうになったりしてるけど――

 こんな不確定要素の高い「計画」は、「計画」とは言わないような気がするんですけど――
 いささか、この消費者金融でちゃんと社長業やれてるのかどうか、真柴が不安になってきたよ……。

 まぁ、そんなことは気になりながらも。
 知ってて言わない海棠の意地の悪さもあったりで、なかなかに面白かったです――が。
 もうちょっと真柴は切れ者になるか、ちょっと抜けてる人になるのか、はっきりした方がよかったかなー……とちょっとだけ思います。

0

惜しい感じがまさに遠野さん(笑)


遠野さん好きなんですが、私は個人的に「大当たり」と「小当たり」の落差が激しいです。
なのに「ハズレ」がないところが好きなんですが。

で、この作品は「惜しい!小当たり!」でした。

ヤクザがもう、遠野さんの世界観に無理なのかもしれません。
逆に私が榎田さんやら英田さんやら、ガッツリなヤクザものを好んで読むから、BL的にOKなぬるさ具合が物足りなく感じてしまうだけなのかもしれません。
いや、物足りないとは違って……、「曲がりなりにもヤクザなのに、そのぬるさはないやろ」と肩透かしを食らってガッカリしちゃうっていうか……。

受けが何故にこれほど偉そうなのか、ヤクザたちが何故にたかだか元組長の元愛人ごときにこれほど下手にでるのか、その辺が分からずイラッとしました。
体を使って相手を意のままに操る、って以外に、もう一声!なにか魅力が欲しかったです。
更に頭が切れるでも良し、凄く優しいでも良し、無駄に可愛いでも良し、いっそ妙に抜けてるアホの子でも良し。
そんで、イマイチ魅力に欠ける受けの、根拠のない自信から来る浅はかな言動に、更にイライラ;

これはこれで「お馬鹿続きな受け」として愛しいのかもしれませんが、それを愛でるには愛でる人の目線が必要なわけで、その目線の役割を果たす攻めが、あまり上手に受けの魅力を引き出してくれなかった気がします。

敵になるヤクザもどうにも貫禄がなさ過ぎるし、敵から寝返ってくれるヤクザに至っては「そんなに軽々寝返ってたら命がいくつあっても足りんぞ」と人事ながら心配になりました。

けれど、そんな無茶はありつつも、ちゃんとお話として展開し、出会いやら惹かれあう様やらすれ違う様やらを見せてもらえるのも、事件が起きてきちんと解決するのも、気持ちいいです。
これが最初に読むヤクザものだったらOKだと思いました。

このお話だけだったら「萌」かな、と評価にちょっと迷ったんですが、今回は挿絵があまりにも合わなかったので、本全体の評価で「中立」です。
あの攻めの設定で、あんな貧相なお姿はないやろ……。
左手つってんのに右手だし。黒服つってんのに……。とか、まああれこれと。

0

結局、見せつけられる・・・あま~い!

遠野さんはヤクザものが苦手だそうで。
言われてみると、ここに出てくるヤクザは何かショボイ!
いや、色んなタイプがいていいんだろうけど、一つの組をまとめあげるのに、追いだしたはずのたった一人の人物がどうしても必要ということで、姑息な手段を使って取り戻そうとする、そのチンケさがどうにもショボイのであるが。。
結局そんなのを背景に、どんなに二人が愛し合っているかということを全面出しするには、良い効果ではあったのだが、「はいはい、ごちそうさま!」な具合になってしまうのがモロバレで、少し面白みには欠けてしまうのです。

また、その面白みを減らしてしまう一因として、その能力ゆえに組を追われた海棠なる人物(25でヤクザになったらしい)の能力というのが、今一つよくわからない。
元組長の愛人で、お役御免になったあと、金融業で成功している真柴に拾われて、その運転手兼秘書兼愛人をしているという設定で、淫乱で依存症に近い真柴に求められればいつでもどこでも、なコンビニエンス絶倫で完全にイヌ!といった姿しか見えないのが不満なのだ。
主人公は真柴だから海棠にスポットはさほど当たってなくていい、という筋続き立てなのかもしれないが、ちょっと説得力に欠けるのですよね。

トラブルの解決も、あんなでいいのかな?な少しヌるい感じが。
ショボイヤクザだから、あんな程度でいいのかもしれない(!?)
一応、ヤマはあるがなだらかで”丘”といった感じか?
読みながら、どうしたらもっと盛り上がるか?思わず考えながら読んでしまったですよ(汗、、)
遠野さん、嫌いじゃないけど今一歩が多く、期待してるんだけどな~
もっとはっちゃけてもいいかもしれないとも思ったのでした。

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