濡れたシャツを脱いで

nereta shirt wo nuide

濡れたシャツを脱いで
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
7
得点
18
評価数
7件
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
コミック
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~(コミック・リブレ)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784862638182

あらすじ

「その目は抱かれる奴の目だ」桜田は雨の中に佇んでいた男を強引にベッドへ誘った。いつも決まって雨の日に見かける凛とした年上の男。その彼を自分の下に組み敷く強烈な快感! やがてその先の想いに気づいても、もう後戻りはできない…。表題作他、はり裂けそうな恋ゴコロを綴った濃密長編ラブストーリーズを、4本豪華に収録!

表題作濡れたシャツを脱いで

会社員 桜田カイ
会社員 君島

同時収録作品海を抱く

雅春
野地 書道教室の先生

同時収録作品夢をみる病

白島草介 死んだ姉の夫 歯科医
坂本仁太 歯科衛生士の専門学校生

同時収録作品凍える唇

縞田 景 山岳ガイド
山岡 計 会社員

その他の収録作品

  • ある日の風景

評価・レビューする

レビュー投稿数7

水のイメージがした短編集

全部で4つの短編が収録されているのですが、そのうちの3作品になんらかの形で水が使われていて、その印象が読後にも残りました。
その作品は表題作、「海を抱く」と「凍える唇」なんですが、雨であったり海だったり雪だったりと色々な形で使われています。
主人公達は一番若いキャラで20才なので、どの作品にも大人な雰囲気が感じられます。
中には少し展開が急な感じがする作品もあったのですが、お話の筋としては通っていると感じました。
やっぱりこの作家さんの作品にはどこか切なかったり暗いところが感じられるのですが、それを乗り越えていく主人公達を見るのは好きかなと思います。

0

過去を乗り越えて

4つのお話が入った短編集です。どのお話も切ないけど、全てハッピーエンドなので、読後は胸がホッコリします。

好きだったのは、『海を抱く』です。
10年前まで近所に住んでいた野地と雅春。野地が引っ越しても、雅春との交流は途絶えなくて。
そして、クリスマスにやって来た雅春は、あいつと同じ匂いをさせていたのです。よみがえる、あの日の嫌な記憶…。
野地の昔の辛い過去は、読んでて胸が苦しくなります。
それを知らずに、野地に好かれようとしたことで、野地を傷つけたことを知った雅春の切なさにも。雪が降ってるのに、匂いを消そうと海に飛び込んだ雅春にキュンとなります。
この二人には、10年前の約束を叶えて、幸せになってほしいと思います。

最後の描き下ろしでは、それぞれのカップルがリンクして登場しています。どのカップルも幸せな様子が見れて、幸せな気持ちになれます。

2

急に感じた

いくつかの作品がはいっていました

作品のテーマとか話の内容としては嫌いな部類ではなく
どちらかと言えば切ない感じで
好きな方ではありましたが
話の展開が急にやってくるような
急ぎ足の感じがしました

その急ぎ気味な展開に
感情がついていかず
終わったんだとしか
受け止められなかったです

雨の日にしかみかけないのは
晴れている日はバイクで彼氏に送ってもらっているから
というのは、すごく良い話だなと
思いましたし
他にも、なるほどなというくっつけは

あったので、他の作品を知りたくなりました

0

この作家さんはちょっと昏い感じがよく似合う。

4つのストーリーが入ったコミックス。

「濡れたシャツを脱いで」
雨の日に偶然出会ったカイと君島。
君島の性癖を見抜いたカイは強引にベッドへと誘い、そんな関係を続けることになるのだが…。

見えている部分と見えていない部分と。
真実はどこにあるのか。
いつから始っていたのか。
ちょっとカイの心情がわかりづらいかなーとも思ったりもしましたが…。

「海を抱く」
幼い頃、近所にいた少年・雅春は毎年のようにクリスマスには野地の前に現れるようになって。
今年も現れた雅春だが、雅春はあの男の匂いを漂わせていて…。

なかなか梅太郎さんらしい昏い過去のあるお話でした。
素直に男の言葉を信じて片想いしていたような雅春。
けれど、野地が告げた真実はそんなやさしいものじゃなくて。
少しでも野地の好みに近付きたいとやったことは裏目にしかならなくて。
思い違いがどこか野地を傷付けているようであって。
でも、野地自身はそんな中でも感じた自分を恨めしく思っているようでもあって。
コレ、今回の本の中では一番好きです。

「夢をみる病」
姉の夫になった義理の兄・草介に続き恋する仁太は自分の想いは病気だと思っている。
叶わない現実から逃げるように夢想する世界で幸せな時間を築くのだが…。

義兄に恋する自分を病気と捉えているところがなんだかせつなく感じられました。
手を伸ばして現実に触れれば幻想世界さえ壊してしまうことになるとわかっていて。
触れないように、壊さないように。
そう思っていたのに、つい「一度だけ…」と手を伸ばしてしまう。
梅太郎さんの描かれる攻にしてはちょっと不思議な感じの攻でした。

「凍える唇」
高校時代、一緒に雪山に登った計と景。
遭難しそうになり肌を温め合ったことは2人だけの秘密。
そう約束して忘れるべきなのに計は何かと自分だけが意識してるように感じられて。
8年ぶりに再会して…。

計が自分でちゃんと結論を出すまで待った景。
計の性格を知っていて。
だからこそ、強引に欲しがらなかった景。
その想いがなかなかステキでした。

「ある日の風景」
描き下ろし。
この本に収録されてる4作がリンクしてます。
が、最初、仁太気付きませんでした!
ピン止めしててかわいい感じだったのでフツーに女子の歯科助手だと思ったよ(苦笑)

0

梅太郎さんらしい短編集

帯『抱きたい。』

ほぼ同じ位のボリュームの短編が4作収録された短編集。
どの話も梅太郎さんらしさがよく出ていて、好きな方なら楽しめる筈。
登場人物には痛さを抱えた人物も出てくるのだけれど、それも梅太郎さんの持ち味でそれをストーリーに変換させている所がやっぱ好き。
多少、強引に感情が進んで行っても唐突感が無いのは、おそらく自分が梅太郎さん作品の波長というか感性が好きだからだと思います。

タイトルの付け方もなかなか秀逸。
そして作品内に出てくるモチーフや台詞、例えば冬の海だったり香水だったり水族館であったり、雪女という単語であったり。
作家買いをしている作家の一人です。

最後の登場人物勢揃いのオマケ漫画が楽しい!こういうオマケは嬉しいものですなー
ニヤニヤしちゃいましたですよん

0

切ない話を集めた短編集

絵で好き嫌いが別れてしまうかな?と思いますが、繊細で切ないお話を描く代表的な作家さんだと思います。表題作他4作品が収録された短編集。

「濡れたシャツを脱いで」
リーマン同士の恋。雨の日に見かける凛とした姿が印象的な君島(受)が気になっていたカイ(攻)。ある日、傘もささずに泣いていた君島に声をかけます。恋人と別れた君島に、「体だけはなぐさめてあげられる」と言って君島を抱いたカイ。体先行で始まった二人の切ない恋のお話です。君島はカイと過ごす穏やかな時間の心地良さに気付き、気持ちはカイに向かっているのに、それに気付かず元カレに嫉妬し、君島に辛く当ってしまうカイ。冷たくドライな印象が強いカイですが、肝心な事が言えず口下手で不器用、だけど実は熱い男です。そんなカイの前から姿を消した君島。思い出の場所で待ち続けるカイと君島の再会シーンは感動して涙涙です。成長しイケメンっぷりに拍車のかかったカイは必見!

「海を抱く」
近所の子供 雅春×ある事情により故郷を捨てた野地さん、二人の年の差ラブ。子供の頃から当時高校生だったキレイなお兄さん(野地さん)に憧れていた雅春。子供だった雅春は町を出続きて言った野地さんの事情を知らず、毎年年賀状を送り続ける。久しぶりに故郷へ戻った野地さんに想いを伝える雅春ですが・・・年下ワンコの初恋話。野地さんの辛い青春時代に胸が痛くなります。全てを受け止める雅春の男前っぷりに感動。

「夢をみる病」
大好きだった草介さん(攻)は姉の夫。姉の他界後も連絡を取り、新しい恋人が出来ないかチェックしてしまう仁太(受)。ウサギーランドでするデートを想像し幸せ気分を味わう仁太に胸が痛くなります。ある日酔った勢いで草介さんにキスしてしまった仁太ですが・・・切ない片思いが実るまで。

「凍える唇」
仕事に行き詰まり8年振りに故郷へ戻った計(受)は山好きの同級生縞田景(攻)と再会する。高校卒業前、山男の縞田に誘われ二人は雪山登山へ。しかし、遭難し山小屋へ避難した縞田と計。そしてその夜出来た二人だけの秘密。「忘れてくれ」と逃げるように町を出た計と、思い出の山の麓で計を待ち続ける縞田。同級生再会ラブ。

個人的には「凍える唇」が良かったです。受け(計)を8年もの間待ち続ける攻め(縞田)は穏やかで、全てを受け止める山の様な男。山男と呼ばれる理由も分かるってもんです。縞田の一途な思いが実って良かった~~

切ない恋のお話が詰まった満足の一冊。この作家さんの良い所は切ないけどハッピーエンドの物語が多いとこかな!? 辛い恋のお話でも安心して読めるから好き。

0

作者らしい読み切り集

短編~中編の読み切り作品集です。

全体的にしっとりとしていて、切なくシリアスで少し暗い雰囲気が漂う4編でした。
トーンはけっして明るいものではありませんでしたが、甘さのある幸せな表現も織り交ぜられていたので読んでいて暗い気持にはなりません。
けれど、幸せな表現の後にくるシリアスな出来事が、よりいっそ切なさを煽るというか・・・
しかし、収録されている話は全てハッピーエンドだったので、読後感は良かったように思います。

ただ、どの話も受けが若干暗く何かトラウマめいたものを抱えていたり悩む描写が多かったので、うじうじしていると言うまではいかないものの、ぐるぐるしているのに少しイラっとする場面があるかもしれません。
攻めも同じくあまり明るいイメージではない、かな?

とはいえ、収録されている作品は「この作者らしいなぁ」という作品ばかりで、これはこれで作者の持ち味が出ているという気もしてなりませんが。

どのカップルも大人×大人だからでしょうか、そこまでテンションも高くなく、静かにしかし恋に足掻いてる。
だからこそ、成就した時の幸せ度がジ~ンと伝わってくるように思いま続きした。

「海を抱く」
駅で雨の日にいつも見かけていたサラリーマンとの偶然の出会いのチャンス、突然の別れと再会。
蜜月の様に過ごしても、本当に恋人同士ではない、気持ちは自分に向いていないと好きなのに相手の好きという感情を認めない攻めが潔くなかった。

「夢を見る病」
亡き姉の夫・義兄への恋情、この恋は病気だとひたすらに恋心を隠す切なさと成就。
切ない、切ない、叶えてはいけない恋心なんだと病気なんだと言い聞かせる受けが切なかった。

「凍える唇」
学生時代の消してしまいたい過ちを引きずる大人、男同士であんなことをしたのは非常事態であったからで、恋心ではない。

「ある日の風景」
幼い子供心に覚えた年上の恋心、攻めに10年愛ぽい一途さがうかがえました。

巻末に登場カップル全員をリンクさせたショートが収録されています。
こちらはどの登場人物も甘く明るい顔をしているので、ああ幸せなんだなと締めくくれるショートでした。

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