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表題作薔薇の刻印

レヴィン・バーレイ(マイケル),イギリス人美術講師
相馬啓,17歳,高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

高校生の相馬 啓は、よく不思議な夢を見る。薔薇の咲く庭と、自分に微笑みかける金髪の美貌の男。男は追いつめられ、自分に死を求めるのだ…… その男は、啓が通う高校の美術講師とよく似ていた。彼は他の生徒には優しいのに啓にだけは冷たく、忌々しいものでも見るような視線を向けてくる。それなのに、彼がそばにいるだけで啓は不思議な高揚感に囚われてしまうのだ。ある放課後、怪我をした啓の手当てをしてくれた彼は、不可解な行動をとり──… そしてその夜、啓の部屋を訪れた彼は、啓に強引に迫り!? 守る者と守られる者。薔薇を持つ男たちの運命の輪が回り始める──!!
(出版社より)

作品情報

作品名
薔薇の刻印
著者
夜光花 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
薔薇の刻印
発売日
ISBN
9784813012184
4.4

(136)

(86)

萌々

(26)

(20)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
595
評価数
136
平均
4.4 / 5
神率
63.2%

レビュー投稿数23

太陽と月

はぁ〜ページを開いた瞬間『しまった〜』
だって一頁に二列_| ̄|○

こんなに読めないよー、初読み作家さんだしーと萎え萎えで読むの先延ばしにしてました。丸々一ヶ月!!

_| ̄|○すいませんすいません本当にすいません。
レビューでみなさんが興奮するのわかります。

(=゚ω゚)ノこれめっちゃ映画やーん。
最初と最後では全然違った印象になる話しです。
爽やかでイケメンな啓と過保護な家族と大好きな友達。
そんな仲間に囲まれて幸せな日々を送る中で唯一、気持ちが不安になってしまう時がある。

美術の先生マイケルだけが啓にとって異質は存在。
毎夜のようにゆめに現れるマイケルは優しい笑みを浮かべキスをくれるのに現実は辛辣で冷たい眼差しを浴びる日々。

夢と現実で啓の心は不安定になる。
出だしは爽やかで友達と夏休みの計画をねったりしていたのに啓の誕生日が近づくにつれ忍びよる影がじわりじわりと
そして突然襲う脅威。
マイケルはレヴィンでレヴィンは人間じゃなくて啓にとっては特別で、、、、
そこに現るラウル_| ̄|○
レヴィンとはまーったくの正反対の性格。
共通点は啓を愛してる。そして同じ護る者。

正直、啓の友達や家族が次々に手のひらからこぼれる水のようで読んでて辛かったです。
スコットの愛情がどんな愛情かな?って想像して萌えました。啓に託してよかったね。

ラウルは太陽でレヴィンは月。まさにそんな2人〜

三角関係?いやいや啓を目掛け一方通行がたくさんですよ。
衝突事故ですよ。

レヴィン萌えです!!後からでてきたラウルなんかよりレヴィン派っす!
啓を廻りレヴィンとラウルの嫉妬バトル!!
うんまーい!(=゚ω゚)ムハッ!!
話はシリアスだが嫉妬うんぬんは私の中でニヤニヤの壺でした。
ためしに一冊、、、とかした一ヶ月前の自分を殴りたい。
喉がかわく、、、、、。

8

読み応え充分です!

今年一番の読み応えを感じた作品。何より終わり方も秀逸です。期待値がmaxのところで終わるのですが、とっ散らかった印象が無いので謎の部分も続編の期待値に繋がりました。良い意味でヤラレタと思いました。いわばゾンビ退治の物語というオカルトも薔薇騎士と守護者の関係という胸キュンな関係や啓の周囲の魅力的なキャラクターが物語に厚みを増してくれてます。大切な人が不死者になった為、自ら葬る事で乗り越えなければならない壁とかドラマチックなシーンがあり、自らの運命と立場に翻弄されながらも成長する啓の薔薇騎士の活躍と守護者とのロマンスに釘付けになりました。秋に発売になる続きが早く読みたいです。

6

家族の愛

気になっていたものの、絵柄からして外国歴史もので自分には合わないかな?
と思っていたのですが、とんでもない勘違いでした!

現代の日本に住んでる男の子が主人公の壮大なお話で想像していた物語と全く違う!
もっと早く読めばよかったと悔やんでなりません(。>д<)

主人公の啓はとても正義感が強くて真っ直ぐな男の子でとても好感がもてましたし、イラストはすごく素敵だし///
私のように読む前から拒否していたら本当にもったいないのでぜひ読んでほしいです!

5

単なる「吸血鬼もの」で縛るのはもったいない

主人公の秘密、特殊能力、秘密結社、って設定が大好きなうえに、しょっぱなから事件に巻き込まれ、謎の男に守られ、試練にぶち当たり、生い立ちの謎が出てきたりと、もう自分の大好物要素がてんこ盛りで嬉し過ぎる!!
それが2段組で文章ぎっしりだなんて、読み応えがありそうでこれから全6巻読むのにワクワクする。
実際1冊読んだだけでも話の密度が濃いと感じた。
それでまた、再度何ヶ所かの要所をじっくり読み直してしまう。

1巻はBLとしての愛より、家族愛のほうが比重が大きかったかな?
夜光さんの小説はこれが初読みで、BLとしての萌えはどんな要素が得意なのかわからない。
レヴィン、ラウルそれぞれとはキスシーン止まりではあったものの、今後熱~い展開が期待出来そうで楽しみ。

3

序章からグイグイと引き込まれます

『薔薇シリーズ』の一作目。
夜光さんの作品は、おおまかに分けるとサスペンス風か異形系かという感じかと思うのですが、こちらは異形系。
二段組で読み応えバッチリです!

主人公は高校生の啓。
まあ、受けではありますがまだそういう展開ではありません。
第一巻ということで、世界観へ読者を浸からせる感じです。

この啓ですが、たびたび不可解な夢を見ています。
高校の講師と良く似た男、そして薔薇。
彼は現実では啓にひじょうに冷淡な態度で接しているのに…。
そんな自身でもよく理解できない夢を見ながらも、彼を守り育てる優しい家族に囲まれ幸せに暮らす啓。
しかし、そんな日常はある時突然破壊されて…というお話。

この啓をとりまく人たちを思うと、胸がキュッとなります。
そして啓の過酷な運命。
不死者と呼ばれるクリーチャーを滅ぼすことが出来る『薔薇騎士』と『守護者』という存在。
一巻は本当に怒涛のような展開です。
そのせいでこちらまで渦に巻き込まれるように、グイグイ世界観へ引き込まれてしまう。
唸らされる作品です。

やっぱり夜光さんはシリーズものの方が面白く感じます。
個人的にはBLは日常ものが好きなんです。
カタカナ名前は苦手ですし。
が、夜光さんのこの手の作品は本当に設定が面白いし、飽きさせない。
特にこのシリーズは先がひじょうに気になりますよ。
もう完結済みの作品ですので、興味のある方は数冊揃えてからの方がオススメです。

3

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