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893という題材も絡んでいますが、安心して読めるお話でした。
大土井という、誰にも繋ぎ止めかねるような、大雑把な人物に、執着を(恐らく初めて?)覚えさせた亮。
彼は、目に見えて優しいというのではないのだけれど、アレコレと(主に大土井にですが)頭を悩ませることの多い、人間味あふれる人物に描かれていました。世間に揉まれてる…
受けがこういったグルグルするキャラだと、攻めにとことん愛されて欲しくなります(笑)
大土井は、まあ言ってしまえば、この作品の売りなのでしょうけれど、非常にオンオフの落差の激しい攻めでした。そして、あるものを除いて、何に対しても関心が薄そうなのに、冷たいわけでは決してない、なんとも不思議なキャラ。
まーあなんも気にしてない感じがかっこいいです。でもやっぱり気にしちゃってるところが可愛い。受けより全然あざといですね。
以降、亮がポジティブに関係を回していきそうに見えて、彼が疲れてふいと向こうを向いてしまったら、大土井がちゃんと追いかけてあげそうな感じかなぁ。
あと、絵柄が、これ嫌いな人いるのかな…?ってくらい絶妙なあっさりさを保っている。ストーリーの展開も無理がなく滑らかで、安定してるなぁ、と思いました。あくまでも素人目には、ですが…
愉快な二人の周りのキャラ達の編成も過不足なく、きちんと当て馬(にもなってないだろうか)要員もおりました。
何だか、全体的に、作者さん理系だろうか(笑)
大土井と亮、一緒になれて心底よかったなと思います(笑)ので、萌×2をつけさせていただきます。最初から最後までおいしい作品でした…!ハッピーエンド、何度も読んじゃう。
最後に、タイショーめっちゃかわいいですわ
前に1度読んだときはそれ程面白いと感じなかったんですが、
読み返してみたら前よりも面白かったです。
多分以前ハマれなかったのは、大土井さんが夏目イサク先生作品の
攻めではあまり見られないタイプで、よく掴めない人というか…。
要約すると、もっと受けの亮くんに対してベタ惚れ&執着くれ!!
って感じだったからだと思います(笑)
しかし今回はそのことを頭に入れて読んだので、大土井さんもちゃんと(?)
格好よく見えました。大土井さん何か違う…と思った方、少し間を空けて
もう一度読み返してみると、感じ方が変わってくるかもしれませんよ~。
ストーリーは極道系ですが、割とあっさりしています。しかし物足りないと
いうわけでもなく、読みやすかったです。話の重点が極道ではないので、
雰囲気が変わらないこのくらいが丁度いいと思いました。
きっと1度読んだ状態でつけたら萌え評価だったと思うんですけど、
今は萌×2で!もう1度読んでみて良かったです。個人的には弟に
もうちょっと亮くんと大土井さんの邪魔をしてもらって、もっと
大土井さんが落ち込んでいるところを見たかったなぁ(←酷いw
あとがきによると、この作品は「タイトロープ」のスピンオフを描かれる予定だったそうだったのですが、全く別の作品に^^。
夏目さんの予定では「タイトロープ」のどの登場人物のスピンオフ予定だったんだろう?と気にもなりますが、このお話も読めてよかった!という感想です。
人情に厚くて優しい高木君と、カッコイイ所とだらしなくて怠け者な所が不思議に混ざり合ってる謎な人物、大土井。
ちょっと掴みどころがないようなキャラなんですが、それに振り回される高木君が可愛かったです。
二人を取り巻くキャラ達も魅力的で、特に好きだったのが大土井の弟、浩二と高木君が大家をしているアパートに住むサクラさん。
男前な(性格もルックスも^^)浩二は魅力的だし、サクラさんは美人で優しくていいキャラでした。
声優さん目的で先にドラマCDの方を聞き、面白かったので原作を購入・・・というパターンです。
CDでは大土井さんの飄々とした感じが非常にツボでしたが、原作もその飄々さが非常にツボで・・・
グータラモードとお仕事モードのギャップ萌えも・・・
Hシーンは最後の方にしかないのですか、それが結構グッときます。(大土井さんもグッときてます・・・)
エロさは微糖ではありますが、私は案外キスシーンに萌えました。
ほんわか淡々ながらも、物語とキャラクターと設定が面白いので、楽しく読めます。
夏目作品は初めてだったのですが、この世界観が好きで今他の著作も集め始めました。
面白かったです。
大土井さんも亮くんも好感がもてるキャラクターでした。
大土井さんはすごくモテるけど女性との付き合いが長続きしないという設定のようですが、何だか分かる気がします。
飄々としていて掴みどころがないのに、冷たいわけではなくて思い遣りもある。
しかし、自分に対しても相手に対しても執着がないのです。
だから長続きしない。
しかし、亮には執着しているようですから、このふたりは大丈夫かなと思います。
これからも亮にもっともっと執着して、いつまでも仲良くしてほしいです。