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表題作ノーウェア

高野(TJ)公安0課・課長補佐
朝岡信乃・公安0課新人

その他の収録作品

  • ストレイ・シープ
  • ブルー・ミー
  • エブリシング
  • ノーウェア
  • パンドラ
  • 君の名は
  • ソアー

あらすじ

不安定な施錠にテロが頻発する、とある時代。
天涯孤独の浅岡信乃は年齢・学歴不問の警察官採用試験に合格し、テロ対策特別班である公安0課に配属された。厳しい訓練の中、最終試験で一夜を共にした課長補佐の「TJ」こと高野に想いを募らせる。
だが想いを告げられずに苦しむ信乃の周りには様々な思惑に囚われた男たちが集い・・・・。

作品情報

作品名
ノーウェア
著者
宮本佳野 
作画
宮本佳野 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
コーリング
発売日
ISBN
9784812474433
3.7

(18)

(6)

萌々

(5)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
66
評価数
18
平均
3.7 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数5

「コーリング」シリーズ第2弾

3部作の2作目。
時間軸及び内容は前作「コーリング」の中の「ナイト・コール」の続きです。

浅岡は相変わらずもじもじ・モダモダと高野に思いを寄せている。
同期のシキ(本名・錦織)は圭吾と付き合ってはいるがなかなか会えず、まるで腹いせのように浅岡に襲い受け…恋愛に潔癖な浅岡は、そんなシキの緩い部分が許せない。
高野には片想い、訓練は厳しすぎる、テロ組織のトップ・羽生への接近に失敗…
この辺は、うつむきがちの浅岡の描写が続きます。
その後、浅岡が羽生たちに捕まったり、羽生に逆襲して羽生を撃ったり。
逃げ出した後高野に遂に抱いてもらったり。
本作は、浅岡を中心に据えてかなり物語が動く展開だと言えます。

浅岡は警察の仕事に向いてない感じ。気も強くないし、とにかくおセンチなんですよね…
高野に恋をしていて、そういう恋心も対テロの立場にいるのなら弱みにしかならない感情。
エロシーンは前作に引き続き少な目。ですが、高野がどういうつもりなのか浅岡に少しは応えてあげていて、時々甘いキスなどをくれる。そんな描写は「麗人」にしては可愛いすぎる気もするけれどなかなか萌える。

巻末は15年前、高野とゲイの同期・御手洗の若き日。2人ともカッコいい。

2

危なかしい新人警官ら

近未来、警察のテロ対策班が舞台のコーリングの続きです。
信乃とシキは無事配属を終え、少々どころかかなり危なっかしいシーンもあります。

若くて軽くて新人、て感じで可愛いのですが、若いから(?)かかなり貞操観念が軽いような…。特にシキは前作の印象とだいぶ違います。
この2人、同期でただの友人なのに関係を疑われて不憫…と思ったら実際やっていて驚きました。
宮本さんってこういう節操の無いあまり深く考えないで誰とでも寝てしまう若いコをよく描かれる気がしますが、さすがに友達とまで?と思ってしまう。

しかしこの危うくももろくてまだ子供(?)な信乃に対して上司である高野はぴったり合っていると思うのです。
包容力があって、こんないい男いない…まさに歳の差カップルの醍醐味だなぁと思います。

まだ中間地点のような無いようなので、続きがすぐ読みたくなるような内容です。
危険なめにあってハラハラする場面もありますが、歳の差カップル好きの人におすすめの作品です。

1

シリーズ二冊目 テロ対策特別班が舞台

「コーリング」「ノーウェア」「エデン」シリーズ三部作のうちの二作目。
コーリングで登場し、素性を明かさなかった圭吾の恋人、シキと浅岡がテロ対策特別班である公安0課に合格した後のお話です。
一冊まるまるコーリングシリーズです。

シキは好きな人(圭吾のこと)が出来た‥‥と言いつつも、綺麗な顔をした浅岡を襲ってやっちゃったり、新たに登場した御手洗(高野の自衛隊時代の仲間)も登場して、御手洗とも関係しちゃったり、と予想以上に貞操観念が希薄なんだけど何故か嫌いになれない。
浅岡は、最終試験の担当である課長補佐「TJ」こと高野を想い続けて、なんとなくもいい雰囲気になるのだけど、確かめる事が怖くてはっきりさせられずモヤモヤ悩んだり、とあくまでも恋愛メインでお話が進みます。訓練の様子はまったく描かれていません。
一方、一巻のコーリングで描かれた大規模テロに繋がる不穏な動きも見せ始めていて目が離せないといった二巻です。

1

もう次回の展開が気になって仕方ありません!

この公安0課のシリーズ大好きなんです!!
前の『コーリング』でシキ(錦織)の恋愛の話が最初にあり、そこでかなり大きなテロがあり、、、というシキの恋愛の成就の結末を見ることができましたが、その間の色々な出来事を、今度は浅岡の視点で埋める作品になっているのです。

浅岡が好きになってしまった上官の高野ですが、彼の真意がどこにあるのか皆目不明。
それがミステリアスで目が離せないのですよねv
浅岡は採用面接での、自分を抱いた高野の気持ちがわかりあぐねているのですが、高野がそんな慕ってくる浅岡を要所要所できちんとフォローするあたり、憎いですっ!
身の上が身の上だけに、錦織も浅岡も人恋しくて、疑似エチしあってしまう仲だったりもするのですが、決して性的な臭いはしなくてまるで仔犬がじゃれあってるみたいで、かわいらしい♪
一作目で語られなかった錦織の悩みも、ここで見えてくるので、織り込み方がうまいな~と思うのです。

さて、浅岡が単独でテロのリーダーを刺激してしまったことでこの後のクライマックスへ進むのですね!!
もう、ドキワクで次が待ち遠しいです。
そして、高野の過去陸自にいた時の同期でゲイの御手洗も、ちょっと色を添えて浅岡に粉掛けたり、錦織と関係してしまったりと、色もの的登場をしていますが、彼はどんな風に彼等に影響するのでしょうか?

描き下ろしの『ソアー』でその陸自時代の高野と御手洗の姿が拝めます(!?)
高野の母親はアメリカ人?
ちょっとしたエピソードですが、若かりし頃の高野が見られて眼福w

6

描き尽くす

こう、

複数のキャラのお話が、
それぞれの視点から、
時間を行きつ戻りつして
すべてのエピソードを描き尽くしたい。

そんな宮本さんらしさ全開の作品。

一応、信乃メインで話は進んでいる。

なかなか連載が進まないので、コミックスにまとまるペースもゆっくりだけれど、ストーリーの総てをまとめてガッツリ読める日が待ち遠しい。

4

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