オレサマ英国紳士のプロポーズと愛の雨

予告された恋の行方

yokokusareta koi no yukue

予告された恋の行方
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
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  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
13
評価数
5件
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
学習研究社
シリーズ
もえぎ文庫(小説・学習研究社)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784059041313

あらすじ

保育士・麻野雄介の前に突如現れ、唇を奪った男。それは雄介の幼なじみにして美貌の蒐集家・ジャックだった。幼少の折に雄介と結婚の約束をしたと言うジャックは、雄介に溢れる愛を垂れ流しながら、彼に自分との結婚と渡英を迫る。雄介はジャックの求愛を単なる親愛の情と受け止めていたが、いつしか恋心と遠い記憶を揺り動かされて…。英国紳士が降らせる、愛とプロポーズの雨あられv
(出版社より)

表題作予告された恋の行方

伯爵家の次男で美術品蒐集家/ジャック・アディンセル
保育士のレベルが高い人気の保育園の保育士/麻野雄介

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レビュー投稿数2

大切な約束を求めて

今回は代々美術品蒐集家をしている伯爵家の次男と
ハイレベルな私立保育園でも一番人気な保育士のお話です。

天然で鈍感な受様が忘れてしまった
一途で俺様な攻様との約束を思い出すまで。

何百年も続く伯爵家の遺伝を継ぐ攻様は
端正な容姿と長身で英国社交界でも花形ですが
なみいる花嫁候補の令嬢達にも目をくれず、
ただ一人の人を思っていました。

その人とは
世界を飛び回る通訳兼写真家の父親に連れられて
彼らの城を訪れた日本人の男の子で
この男の子こそ今回の受様になります♪

攻様は受様との約束を果たす為
代々続く美術品蒐集の仕事に励み
この度やっと彼を迎えに行く事にします。

一方、
受様は私生活では大学生の弟と
同じく保育士でもある幼馴染という
手のかかる弟二人のよきお母さん的存在で有り

ハイレベルな保育士揃いと評判な園でも
ふんわりとした笑顔で一番人気な保育士として
忙しい日々を送っていました。

受様は
弟の過剰なスキンシップも甘えただと思い、
幼馴染の秋波も単なる冗談だと思い、
遠く離れた英国から攻様が
手紙やメール続きに添える愛の言葉も
外人ならではの親愛表現だと思っている程の
超天然なニブチンさん(笑)

一念発起してやってきた攻様は
受様に再会した時から口説きモード全開で
弟や幼馴染を刺激しまくりですが
受様はなかなか攻様の本気に気づきませ~ん。

こんな二人の恋物語の結末はいかに?!

超絶美形の英国貴族の攻様と
一般的な日本人の青年の組合せな上、

高月さんのお話なので
俺様な攻様に天然な受様が
強引に迫られるトンデモぽい話なのかと
思いましたが違いました(笑)

大切な約束らしいのに
なぜ受様は忘れてしまったのか?!

その謎の答えを求めて
受様も読者もドンドンと突き進み
最後までとっても楽しく読めました。

もしブラコンな弟君と
攻様のお兄さんの続編が出たら
今度こそトンデモ系かな。

今回は本作同様
セレブな攻様と一般庶民の受様のお話で一作、
高月まつりさん『嘘で始まるシンデレラ』を
おススメしたいと思います。

0

愛され続けてほぼ20年。

コミカルで歯切れのよい会話が面白く、全体的にほのぼの~としたラブコメ感よく、ほんのりとした切なさもあって面白かったです。
登場人物たちもみんな面白いキャラで、ひと癖ふた癖あったり、ちょこっとの超・脇役なのにこのキャラ気になるぞって保育士さんがいたり。
髙月さんのこういう軽いティストの話はとっても読みやすく、面白いです。

雄介は保育士をしながら弟で大学生の宗介と、年下の幼馴染で今では同僚の理一と男三人暮らし。
手のかかる弟たちの面倒をみる姿は面倒見がよく料理上手で男前なお母さん。
生い立ち的に家族をすごく大切にしている。
恋愛よりも、家族である弟と幼馴染のほうが大事。

おまけに職業保育士なので、言うことを聞かない時は年下とはいえ、成人男子&大学生をまるでちびっ子幼児のように扱う。
そんな扱いに不満を漏らすどころか、弟たちはお兄ちゃん大好きなので競って甘えたりして、可愛いのなんの。
そこにただ甘えると言うだけでなく、ヨコシマ成分も含まれているけれど、鈍感な雄介は全く気が付いてない。
…ある意味、弟達が不憫です。
でも、気が付いてないから好き放題抱きついているの続きかも!

雄介は14歳のころ父親に連れられ、英国の父の知り合いであるアディンセル伯爵家でひと夏過ごすことに。そして年の近かった年下の伯爵家次男・ジャックと仲良くなる。
ふたりはどんどん親密になり、雄介が帰国する前に『ずっと一緒にいたいから』と、とある約束を交わしていた。

でも、雄介はすっかりそんな約束のことは記憶に無くて、帰国後も手紙やPCが使えるようになってからはメールをしたりしてずっと20年近く交流を続けていたふたり。
ジャックの手紙には必ず愛の言葉が添えられていたのだけど、男である雄介は「冗談」としか思っていなかったのです。
だって『約束』の記憶が抜け落ちてるから。

しかし、なんでそんな大切な思い出を忘れているのか?これについては後々明かされるのですが、それまではそんな忘れようもないことを何故に?と疑問ばかり。

ジャックはまさか雄介に『約束』の記憶が抜け落ちているとは思わず、ただひたすらに彼にふさわしい男になるべく自分を磨いていました、健気!
しかも、電話をして声を聞いてしまったら、努力を放り出してしまいそうだからと手紙(メール)のやり取りのみで我慢を重ねるというものすごい忍耐強さ。

いや、凄い執着力!?

ジャックは雄介意外、素気無く扱ったり、俺様な態度をとりはすもののそこまで傲慢ではなく、ただひたすら雄介が愛しくてたまらない感じ、気持ちが全て雄介に向かっている。
そりゃ20年近くも思ってれば執着も強くなろうって感じですが、そこまで粘っこくなく、さらりとしている。
情熱的かというとちょっと違うかもしれないけれど、雄介を自分だけのものにしたいと言う気持ちはとても感じれました。

一方愛され雄介はというと、ちょっと鈍感で自分に向けられる好意を敏感に感じ取るタイプではないので、恋愛経験はあるものの、そういった感情を鋭敏に感じることができない。
そのおかげで雄介に片思いだった理一がかなり不毛で虚しいことになっていて可哀想でした。

そしてついに、自分でも納得のいくぐらい良い男になったジャックは雄介の元へ約束を果たすべく、来日。

雄介は突然現れて求愛しまくるジャックに戸惑うものの、凄く嫌がるとかではなく半ば許容しており、ジャックからの誘いも断ったりしない。
それはひょっとしたら忘れきっているけれど、あの夏の約束が記憶の奥底にあるからなのかも?
本能的?
潜在的?
憎からず思っているというよりは、気持ちが既に向いている感じなのです。
ジャックからのキスだって公衆の面前だぞ控えないさい、と言うぐらいで嫌がらずに素直に受けているし。

ふたりの気持ちはもうずっと向きあってるので、漂う雰囲気も甘い。
けれど、ちゃんと想いが通じ合ってからはもっと甘かった。

最後はちょっと頁数足らず?なのか、ジャックと雄介が最後までしていないようなのでそこが物足りませんでした。
なので、続編があれば良いなー
雄介のキラキラ美形な弟・宗介とジャックのドM(精神的?)な時期侯爵当主の兄・アシュレーの話も読んでみたいです。
このアシュレーがジャックに輪を掛けてわが道を行く、トンデモ性格っぽいのできっとお面白くなるのではないかと。
そして、犬こと理一にもどうか救いを!

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