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表題作白木蓮が咲いたなら 第一集

その他の収録作品

  • #1 なぎ
  • #2 凪
  • #3 「マサキ」
  • #4 はじまり
  • あとがき。

あらすじ

学園のピュア王子こと高校生の椎名匡基には忘れられない相手がいる。三年前、白木蓮の季節に出会い、突然姿を消した『凪』という少女――。
今でも変わらずその少女のことを想い続ける椎名の前に、ある日、一卵性双生児の兄妹・高橋渚と凪が現れる。『凪』とうりふたつの渚と凪に感激し、思わず抱きしめてしまう椎名だが、人違いだと拒絶されて・・・。
男の「渚(なぎ)」と女の「凪(なぎ)」。最初はふたりの「なぎ」に戸惑う椎名だったが、なぎを間違えたりしない、と確信して──!?
(出版社より)

作品情報

作品名
白木蓮が咲いたなら 第一集
著者
ミエノサオリ 
原作
リヲ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
ISBN
9784813052746
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

今から続きが楽しみデス!

原作付きのマンガというのは、展開が寸詰まりな無理なすし詰め感があり、今一つ~っていうのが多い気がするんですが、これは原作付きというのをすっかり忘れるほどに自然な流れでスルスルっと自分に入ってきました。
面白いです!!
ドキワク感がずっと付いてきて、思わず主人公と同化する自分に出会えました。
いったい、主人公がさがしている「なぎ」というのはどっちなんだろう?
途中でわかるんですが、最初の謎感が印象的で、うま~くバラしていくので、それがスムーズだなぁと。
きっとそこが、絵で表現することで自然に感じられる部分で原作があるというのを忘れさせる部分だなと思いました。
こういう設定って、文字で表現するより絵で表現するほうが印象的でわかりやすいですもんね。

主要人物達が皆キラキラした美男美女(ま、主人公匡基は王子とよばれているからなw)なのが、鼻につくかなぁと思ったのですが、段々それすらも気にならない。
清涼感にあふれていました。
思わず、この本の登場人物達はトイレいかないじゃないかと(笑!)
でも最初の出会いのシーンがとてもきれいで印象的で素敵☆
3年前の出会いで一目惚れし名前も「なぎ」としか知らない少女。
その彼女が転校生として同じ学校にやってきます。
奇しくも一卵性の双子で片方は男子で”凪”女子は”渚”互いに”なぎ”と呼びあっている。
髪の長い女子ということで匡基は渚がなぎだと直感するのですが、渚は男は嫌いだという。
雰囲気は男の凪が最初に出逢った”なぎ”なんですが、匡基は渚が”なぎ”と確信している。
一方、匡基の友人で女子をとっかえひっかえしている佐和は、男子の凪に胸をときめかせるようになる。

BLなんですから、はは~ん、、ってわかるんですけれど、その理由はまだ語られていません。
それが明らかになるであろう次がとても気になるのです。
絵が綺麗で、物語も綺麗だと、嫌味に感じてしまうことが多いのですが、これは違ってすんなりと受け入れられるピュアなお話でした。
続きがとても楽しみです♪♪

2

この絵じゃなくっちゃ成立しない

3年前に告白して、そのまま消えてしまった初恋の相手「なぎ」
いつまでも一途にその子を思っているピュア王子椎名の学校に転入してきた「なぎ」は男女の双子で…

謎をはらみながらゆっくり進む、初々しい恋のお話。

こういう[とりかえばや」系のお話は、男女の交換可能なビジュアルがあってこそなので、その点、ミエノさんの、ちょっとクラシカルで繊細な絵は大成功。
黒目がちのつぶらな瞳に、さらっとした細い髪、着ている物の皺一本。
また、小さなモブ絵までデフォルメせずに、きっちり繊細に描きこまれているのも、この雰囲気を壊すことがなくて好感が持てます。

0

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