オレ様官僚のイジワルな調教ラブ!

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表題作ダブルスタンダード 甘く淫らな外交戦略

外務省北米二課所属厚顔不遜なエリート外交官・原正孝
外務省警備の小柄で童顔な新米ガードマン・宇佐見翔太

あらすじ

 小柄で童顔の「こども警備員」 こと宇佐見翔太は、外務省を警備する新米ガードマン。ところが「東洋の貴公子」と呼ばれていたエリート外交官・原正孝に見初められた日から、貞操を狙われる羽目に!
 強引で不遜、有無を言わせぬ原のラブコールに、反発しながらも抵抗しきれない宇佐見。そんな時、二人は外務省を狙うテロ事件に巻き込まれ…!?
 オレ様官僚のイジワルな調教ラブ・解禁!
(出版社より)

作品情報

作品名
ダブルスタンダード 甘く淫らな外交戦略
著者
能迅なのと 
イラスト
椎名咲月 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048689106
3

(4)

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萌々

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(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
12
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

かわいい受け君♪

書き下ろしペーパーがもらえるということで、購入してみました☆
知らない作家さんだけど、椎名さんのイラストがかわいいので、
とりあえず、見た目は合格!

外務省に勤める攻めと、拝見警備員の受け君のお話でした。
受け君は、少しダメな最近の青年という感じで、
就職活動に失敗して、派遣警備員というお仕事に不満な様子。
そこで立派なお仕事につくイケメン・外交官の攻めさんと出会うわけです。
コンプレックスの塊の受け君にたいして、
攻めさんは、なんでも苦労なくできちゃう人間。
しかも、ちょっと空気読めない人ぽくて、天然な行動も多し。
イラストだとびっしとしている攻めさんですが、
人間的な中身レベルが低いのが、逆に高感度たかいです!
最近、完璧な攻めにハマっていたので、こういうのも新鮮かも!?

エッチシーンでの受け君のあわってぷりもかわいらしく、
今まで尊敬できないかんじの攻めさんが、ここでは凛々しくてよかったです。

警備員さんのマメ知識も学べたし、楽しい本だったな☆

0

常識<個人基準

今回は外務省北米二課所属厚顔不遜なエリート外交官と
外務省警備の小柄で童顔な新米ガードマンのお話です。

攻様との出会いからまとまるまでに
過激な環境保護団体のテロ事件が絡まって進展。

不況な昨今
受様は大学は卒業したものの
春に手に出来たのは卒業証書のみ。

就職浪人を覚悟した受様でしたが
サークルOBから
民間警備会社の派遣の話をもらいます。

立場はバイトでしたが
官庁や公共機関中心の派遣と知って
とりあえずの収入と来年度への希望つなぎと
頭を下げた受様ですが、

たかが警備とくくっていた高は
一週間の研修でもろく崩れてしまいます。

業界内でも中堅クラスの件の会社は
お堅い官庁がお得意様というだけあって
立ち居振舞いから意識の持ち方、
基本的な法律に関する勉強の果ては
私生活の心得えまでも
徹底的に叩きま込まれたのです(笑)

その上、
扱いは外部嘱託員でも
実質的な状況は警察官に匹敵する立場。

この国の顔とも言える施設の前に
何もせず黙って立つ辛さは
筋肉痛どころか靴ずれまでももたらし
気軽なバイト感覚だった受様は
自分の浅はかさを呪いたい気分です。

そもそも警備の仕事なら
体育会系で屈強な体格の男が大半。

小柄で筋肉が付きにくい受様が
即戦力となったのは
その機敏性を買われての事ですが
こども警備員とのあだ名も囁かれては
男としての矜持も傷つきます。

それでも就職できただけマシとの
気持ちで頑張る受様ですが
ある人物との出会いが仕事への心構えを
変える事になります。

その人物こそが今回の攻様です♪

攻様は祖父も父も外交官という
生粋のエリート過程で育った
入省5年目の外交官で

スタイルも顔を良い上に
本人的には懐深く隠した威圧感が
傲岸不遜な雰囲気を放ち
ワシントン出向中は各国大使から
アジアの黒太子と呼ばれた男です。

使える武器は何でも使い
形ばかりの謝罪なら即頭を下げる攻様と
ひょんなことから知り合った受様は
その物馴れなさに興味を持たれて
お付合いを強要される事に(笑)

先手必勝のエリート外交官に
受様が対抗する術はあるのか?!

本音をうまく隠して建前を見事に体現する
俺様で強引なエリート外交官と
建前で行動しつつも本音を抑えられない
やんちゃで正義感満載のガードマンが
テロ事件を巡って絡まり合うラブコメですね♪

バイト感覚で警備をしていた受様に
外交官の父とともに外国に住んでいた頃は
警備の人々が命を盾に守ってくれたから
自分は整備員にこそ憧れたという攻様。

その上何事も先手必勝、
がつんと手でも足でもでした方が結果が早く、
場合によっては相手に貸しさえできて
その後も有利に運べるのだという
攻様特有のダブルスタンダードに
受様は振り回されていく感じですが

海外の要人を迎えたり
省庁での車上荒らしに端を発した
過激な環境保護団体の爆破阻止等
お仕事面描写もばっちりですので

二人がまとまる最後まで
公私ともにドキドキ続きで面白かったです♪

タイトルテーマの二重基準、
見た目にはかなり傲慢ですが
程度問題で誰もが無自覚に
抱えているモノなのかもしれませんね。

本作は
秋のビプリフェア開催時発売の為
フェア店購入で番外編ペーパーが付きました。
内容は本編終了後の二人になりますが
まとまった前も後も攻様優位は継続中で
受様はまだまだ受難中です(笑)

今回は本作同様、
俺様な攻様に対抗心を燃やす受様のお話で
真崎ひかるさん『難攻不落な君主サマ 』は
いかがでしょう?

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