人気沸騰シリーズ、堂々完結!

疵 スキャンダル4

疵 スキャンダル4
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神8
  • 萌×21
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
53
評価数
12件
平均
4.4 / 5
神率
66.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
シリーズ
B-PRINCE文庫(小説・アスキー・メディアワークス)
発売日
価格
¥640(税抜)  ¥691(税込)
ISBN
9784048689663

あらすじ

 大蔵省の高級官僚(キャリア)として様々なものを失いながらも、エリートの道を邁進し続ける桐原と司馬。身体だけだった関係を清算したときに初めて、互いの存在が快楽以上の何かをもたらしていたことに気付く。そして自分自身も変わったことに気付いた二人が最後に辿りついた答えとは……。
90年代の大蔵省を舞台にしたエリートたちの真実の愛がついに…! 人気沸騰シリーズ、書き下ろしも加わった感動の最終巻。
(出版社より)

表題作疵 スキャンダル4

大蔵省主計局のエリート 司馬彰典・33歳
同期で出世の為婿養子になる 桐原晃司・33歳

その他の収録作品

  • 籠の中には青い鳥
  • 星の王子様
  • 空の向こう
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数6

良きライバル

疵~スキャンダル~シリーズ完結編。

この二人は一体どこにむかっていくの?!と思いながら読んでいましたが、
なんだかドロドロしていた人間関係が綺麗におさまっていくではないですか。

篠田との関係精算も一波乱あるかなと考えていましたが意外とすんなりでした。
桐原と奥さんも、恋愛感情は抜きの支え合う家族として丸く収まった感じでしょうか。
(ただ個人的には奥さんの気持ちの切り替えが早すぎた気も・・・)

それにしても桐原は人間味が増して凛々しくなりました。
司馬と桐原も良きライバルとして、良き友人として心から笑いあえる特別な関係になれて良かった気がします。
二人には甘いラブラブな関係より、こういう認め合い笑いあえる関係があっている気がしました。

0

大団円でないエンド

個人的に大満足だった4巻。

ものすごく単純に言うと、これまでの痛みがすべて溶けて流されていく、そんなハッピーエンド。しかし、大団円にしないのがかわいさんのいいところです。最後までしらけずに、しかも読後感のよい作品でした。

不義をした妻、弥生との関係、権力に逆らえなかった篠田との関係、そういった負の関係が清算され、かけがえのないものとなった、司馬との新しい関係が始まる。

一方の司馬。やはりうまくいかなかった同居は、元妻の家出、親権も失うという結果になりますが、そのどん底ですがったのは桐原という存在。若干都合のよさを感じないでもないですが、ここへ来てようやく桐原が特別な存在であると自覚し、今後の二人の未来は明るいな、と感じられます。

最後まで中だるみしなかった、読み応えあるシリーズでした。

1

まさか、まさかの

ハッピーエンド。

このシリーズ、4巻通して読んで、
まさか、こんな風にハッピーエンドに着地するとは思わなかった。

桐原は、ただただ不幸に翻弄されているだけのように見えても、実は野心とプライドをたっぷり持ったエリート官僚で、ちゃんと自分の非にも思い至ることができるような明晰な頭脳を持っているからこその、ここまでたどり着けたハッピーエンド。

「かんじんなものは目には見えない」
そこにあるのに見えないもの。
それを知ってさらに強くなった桐原。
そして司馬とのこれからも続く関係。
涙の大団円でした。

0

雀影

白桃様、こんばんは
このCD、いいでしょう。
この桐原の声は、エロさで私の一押し受けです。

雀影

ココナッツ様、こんばんは

ええ、私も、最初にCDを聞いて、旧版で1巻だけを読んだときは、つらいばっかりだと、続きを探すのをやめてしまっていました。
新版になったときにあらためてまとめ買いして、で、長らく積み本にしていたのですが、読み始めたら一気読み。
そしてまさかのハッピーエンド。
お時間がありましたら、是非まとめて最後までお読みになって、桐原と桐原夫婦の成長をご覧になって下さい。

白桃

雀影さま、こんにちは。これ大好きで再読始めて止まらなくなってます。
雀影さんのレビューでCDも買っちゃいました。
司馬、司馬…って呼ぶのがどんな喘ぎ声よりキます(#^.^#)

ココナッツ

雀影さま

雀影さま、こんにちは。ココナッツと申します。

こちらの作品、かわいさんは大好きだけれど読み切れるか?と不安があり、手を出していませんでした。
官僚かあ、固そうだしストイックだろうなあと。
ただ、雀影さまのレビューでハッピーエンドなのか!と背中を押されました(o^^o)
読んでみたくなりました、ありがとうございました。

性格の悪い女達? 

1から4までのまとめての感想です。

真摯に仕事にかける男性の姿が圧巻でした。仕事って生きる証でもあるんですね。


性格の悪い男達を書きたかったと作者のあとがきにありましたが、男性陣に特にそれほど性格の悪い人はいませんでした。

桐原は自分勝手と司馬に評されていますが、それをいうなら手ひどく桐原を突き離した時の司馬のほうがより残酷だったといえます。どちらにせよ、若いときは自分のことで精一杯なのはあたりまえ、冷たいとか自己中心的と責められるほどのことではないと思われます。
そして、物語の終わりには、皆さんすさまじい成長振りを見せてくれます。

悪代官役である篠田ですら、割とさっぱり別れてくれるし、その後桐原に嫌がらせをするわけでもありません。

1番性質が悪いのは、桐原の妻、弥生でしょう。

自分の無知(それにしても世間知らず過ぎる)による勝手な理想(妄想ですね)を桐原に押し付けたあげく裏切られたと暴走し、他の男の子を宿して開き直る。桐原にも至らない点があったにしろ、肩身の狭い思いをしながら義父と同居してくれたことにも、まったく感謝の気持ちもありません。
続き
自分が桐原を死にたいという境地にまで追い込んでいながら、反省どころか気づいた様子もありません。その上、‘あなたは強い人ね’とか言いながら慈悲の心を持った女性、桐原の一番の理解者のような立ち位置を手に入れてしまいます。

このまま、桐原には娘の父親、対外的には夫としての役割や責任を求めたうえで、経済的にもちゃっかり寄りかかって生きていくのでしょうね。強かで狡猾な女性です。
弥生に比べると司馬の妻のごく普通の悪妻ぶりは可愛いものです。

桐原も、同胞愛だの兄弟愛だの言ってほだされていないで早く逃げてほしいものです、あくまで貧乏くじを引き続ける彼が気の毒でなりません。


あと、桐原の美声に何度も言及されていたのが印象的でした。容姿の美しさに触れるのは普通ですが、あえて声の描写を重ねることで桐原の複雑な性格が浮かび上がります。

低く清潔で聖職者を思わせる声、私も聞いてみたいです。

2

大団円

クリスマスプレゼントははたして渡せたのか!?
それだけが気にあっておりました、シリーズ最終巻。

ちゃんと渡せてたよぅ(涙)
しかもすごい全員がハッピーエンドという、
シリーズ3からは想像もできない、大団円。
こんなふうに収まることが可能だったのか!?
目からうろこです。

個人的には、2人ともクビでもなって、
地方で同棲でもしながら生活していくとか、
そんな悲しい話かと、かってに思ってました(汗)

1巻では司馬がステキに見えたのですが、
2,3と司馬がだんだん嫌なやつに見てきて、
4巻で、最終的にかわいそうな人になりました。
うーん。

でも桐原が、実は一番男前なことがわかったので、
これでよかったんですよね?(笑)

2

男達は歩き続ける

ジェットコースター小説(?)だった、何でそこまでして出世にこだわるんだ!?という大蔵官僚の物語もこれでラストです。
散々に打ちのめされ、司馬とも距離が出来てとことん落ち込む桐原は、なおそれでも仕事を続け、
妻との確執で子供が傷付き、また自分も子供を愛するあまり一緒に泣く司馬。
いよいよラストは、どんな終着点がまっているのだろう?
作者さんは、彼等にどんな道をつけるのだろう?期待に満ちた4巻でした。
4巻のみでいうなら、大円団に向けて収束させるため穏やかな展開だった為に評価は「萌」なんですが、4巻通してという部分では「神」評価をしたいと思います。

この4巻を通して解ったことは、ケチョンケチョンに悲惨な目に遭っていた桐原は、実はとても強い男だったということです。
家でも、唯一の安らぎの司馬にも見放されて、どん底まで堕ちても、それででも仕事は捨てませんでした。
司馬の助けがなくても一人で立ち直ったのです。
すごいよ!桐原。
よく考えたら、出世の為の結婚をし、意にそぐわなくて代議士に身体を売るようなマネも嫌々ながらこなし、それでも仕事を辞めなかった、家を捨てなかったんだ続きもん!
つい、彼の弱っている姿にばかり気が行って忘れていました!!
彼は本当はしたたかだってこと・・・
彼を裏切った奥さんは、仮面夫婦とはいえ、ちゃんと彼を見ていたんだなー。
何もかも失ってもいいから自分の力でやってみようと、代議士との縁も切ります。
でも、あのヒヒじじぃの代議士も桐原のしたたかさを愛していたんだよね。

一方、子供を傷つけてしまった夫婦間の諍いに疲れ果てた司馬が安らぎを得たいと思うのは桐原でした。
ここに来て立場が逆転したようです。
立場や境遇は違えど、子供を持つ身としても彼等は共通した心を持つことができる、ということでしょうか。
そして友人の有賀や桐原の存在で、司馬も一人で立ち直るのです。

司馬は家庭を失ったけど、桐原は義父が倒れても離婚せずに理解しあった妻と同胞愛みたいなもので繋がっていくことで離婚は選択しませんでした。
これも、ちょっと小狡い桐原の一面かもしれません。
この最終巻で、桐原に対する印象がガラリと変わったのは確かです。
しかし、これが仕事にのめり込む、のしあがってやろうと意欲的に前向きな官僚の姿だとすれば納得なのであります。
彼等は、甘い恋人というより、たまに一緒に過ごす同士みたいな関係、そしてライバルであることは変わらない、そんなスタンスを選んだのでしょう。
子供は愛するけれど、不器用な彼等には家庭は向きませんねw
ということで、今までに比べエチシーンはありませんでした!
何と言ってもこれが意外でした。
多分あったんだろうな~な朝チュン・・・ちょっと寂しい・・・

でも、この結末には満足です。
「好きだ」という認識はしたけれど、決してお互いにそれを告白したわけでもない、「愛してる」の言葉一つもない。
同士愛の延長のような関係だけど、仕事をする男にはこれは合っている。
官僚という出世争いを自ら望んでしている彼等にはふさわしい終着点だったと思います。
切磋琢磨してほしいですね。

そして、新たな描き下ろしは『空の向こう』
00年に入り大蔵から財務に変わった時の2人です。
年相応のいい関係になっていました。

それにしても、おやじ2人が花束の表紙・・・やっぱり恥ずかしいよww

5

この作品が収納されている本棚

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