侯爵様の手ほどきは愛をこめて

koushakusama notehodoki wa ai wo komete

侯爵様の手ほどきは愛をこめて
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レビュー数
3
得点
14
評価数
5件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
シリーズ
ローズキーノベルズ(小説・ブライト出版)
発売日
価格
¥857(税抜)  
ISBN
9784861234422

あらすじ

北欧小国の侯爵家の血を引く普通の大学生・唯は、現当主の友人・サーシャに「侯爵家を継ぐ為だ」と突然レッスンを受ける事に!?
(出版社より)

表題作侯爵様の手ほどきは愛をこめて

アレクサンドル・コヴァルスキー 侯爵
大槻唯 大学生・侯爵の卵(19歳)

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

男の子版マイフェアレディ⁉

作家買いです。
設定はベタな展開でしたけど、侯爵家という別世界のお話に、日本人(ハーフですけど)の主人公を後継候補にする事で自然と溶け込ませていたので、違和感なく、結構楽しんで読ませて頂きました。

内容は、侯爵&教育係•サーシャ×大学生&侯爵の卵•唯の伝統貴族&年の差もの。

唯の先祖は、100年位前に貴族の長男だったのに、日本人の女性と恋に落ちて、国を捨て日本にやってきた人物。侯爵直系の家系でした。
侯爵家は弟の家系が継いていたのですが、
その侯爵アレクセイが癌で入院。
唯が幼い頃に、日本を訪れていて、親しくなっていたので、家族を代表し見舞いに駆け付けます。
そして、妻子のいないアレクセイから、突然、侯爵家の後継者になって欲しいと頼まれます。
45歳にして独身を貫いているアレクセイは、昔、愛を誓い合った恋人を、親戚たちの邪悪なもくろみで失っていました。
復讐でもあるから、侯爵の後継者は、絶対に譲りたくないのだと…。
唯の方の家系に譲りたいと考えていたアレクセイは、唯が来てくれた事を、凄く喜びます。
恋人を失った辛さから日本を訪れた時、幼い天使のような唯に助続きけられていたから…。
だから、唯が後継者になってくれる事を心から願うんです。

夏休みを利用して、お見舞いと観光を兼ねて行ってみたら、
突然、後継の話が出て困惑する唯だったんですけど、噂通りの親戚を目の当たりに、怒りのあまり引き受けてしまうんです。
そして、夏休みの間、侯爵様に必要なレッスンをサーシャから受けることに…。
立派な後継者にするために、サーシャの教育はスパルタで、くじけそうになりながらも、一生懸命努力する唯。
そんな感じて、どんどんひかれあっていく2人はいつの間にか恋人に‼
唯が命に関わるピンチに、サーシャが必死で駆けつけ、より一層硬い絆で結ばれた2人は、アレクセイにも認められ、代々続く指輪も発見。唯のお披露目も大成功で終わります。

唯が一度日本へ帰国し、遠距離になる2人なんですけど、いずれは、サーシャの国で暮らす事は間違いないので、ハッピーエンドみたいな感じでした。

最後は、サーシャが唯に会いに、日本の家を訪れているシーンで終わるんですけど、両親と兄が玄関先で腰を抜して驚く姿が目に浮かぶようで面白かったです。
唯の両親も侯爵家の後を継ぐ事を反対はしないにしても、複雑ではあるんだろうなあとは思って読んでいただけに、絶対この後は大賛成しそうだと…勝手に想像してニヤけてしまいました(笑)

唯のキャラは好きでした。
頼りなさそうなんだけど、明るく素直で、凄く努力家。正義感も強いし、なにより、人に対しても細やかで優しい思いやりのあるタイプ。
一緒にいると、心癒される男の子でした。

サーシャは、侯爵様らしい物言いが結構ツボでした。
命令風口調が、Hでも反映されていて萌です♡
2人の甘い雰囲気は読んでいてほのぼのしていて良かったです。

松幸先生らしい、甘酸っぱい恋のお話を!
外国ものにすると、とても読みやすい作品だと思います。
オススメします‼

0

このタイトルは読み手を選ぶ気がする。←もったいない!

読む前はまったく期待していませんでした。タイトルで。

まあ、ベタであまあま・しかも貴族とたぶん他の(作家買いではない)作家さんなら手にも取らないでしょうが、松幸さんの持ち味がいい方に出ていたと思います。

松幸さん、こういう『貴族もの(とか王子さまもの)』もかなり多いんですが、どれも王道でベタに違いなくても、そういうテイストが好みじゃない私にも(ベタ甘王道は好きですが『貴族』『王子さま』が絡むとちょっと敬遠してしまう)それなり・あるいはそれ以上に読ませるものも中にはあるんですよね。

これは、正しく『マイフェアレディ』ものでもあります。
単なる『シンデレラストーリー』ではなく、まさしくヒギンズ教授とイライザのように、発音からマナー・乗馬まで社交界で通用するスキルを身につけるために厳しいレッスンを受けるんですね。

違うのはヒギンズ教授のポジションのサーシャ(攻)が、イライザの唯(受)に手を出してしまうところですが。

ただ単に、こういう設定でよくありがちな『オカネモチの貴族さまに見染められ、愛される平凡な受』というだけではなく、唯の頑張りがちょうどいい続きスパイスだったかな。いや、ホントによく頑張ってましたしちゃんと成果を出してるのがまたよかった。

ローズキーノベルズって、見るからに薄いのに値段は他の新書と変わらないので『高っ!』と思ってたんですが、実際にはページ数は他のレーベルの新書と変わらないんですよね。紙が薄いってことなんでしょう。
でも、手に取った時の薄さが何となく物足りない・・・

トータルでは結構面白かったです。
個人的にたいして興味ない設定にしては意外なくらいに。まあ、まったく期待していなかった分、評価は上積みされたかもしれません。

0

ふたりの大人の男性から暖かく見守られ愛される受のマイフェア~な話。

といっても、恋のお相手は片方だけでもう一人は保護者という立ち位置です。しかし、ふたりから注がれる愛情はデロ甘なのです。

唯の三代前は外国の由緒ある公爵家出身。来日した際に恋に落ちた女性と添い遂げる為、地位を捨て日本に帰化し、幸せに暮らしたというロマンスを聞かされていた。
幼い頃、その血筋の現当主アレクシスが来日。大槻家に滞在し唯はとても懐いていて、そんなアレクシスが病気で入院しているという連絡が入り、夏季休暇中の唯が彼の元へお見舞いに行くことに。しかし、お見舞いに行ったはずが、いつの間にか公爵家を継ぐとか継がないとかという話になって…。

あれ?そんな話聞いてないよ!?

そこから始まる、教育係と全く庶民の普通の青年の恋物語です。
アレクシスの姻戚にして親友のアレクサンドル(サーシャ)が唯の恋のお相手。
サーシャは美しい人という形容があり、空港に迎えに来てくれたサーシャを一目見たときから唯は「綺麗な人」と見惚れるけれど、それは恋愛感情ではなく純粋に美しい人を見て感動したといった雰囲気で。
しかし、サーシャの一言で、サーシャとの恋について、男同士で恋愛ってありなの?続き自分の気持ちは?と考えるように。
一方サーシャはアレクシスから唯がいかに素晴らしく愛らしく癒される存在か、という自慢を聞かされ続けていて、いったいどんな人物だろうと興味津津だったそうです。
どうせ、身内贔屓で誇張してると思いきや・・・!実物の唯は自慢を通り越しそれ以上の人物で。
侯爵になるべくレッスンに打ち込む真摯さ、思いやりなど容姿よりもその人物的部分に惹かれて行ったようでした。
甘やかす部分は徹底的に甘やかし、教育係として厳しい所は厳しい。でもやっぱり甘い部分が多かったかな?
ふたりの気持ちが通じ合ってからも、恋人である前に教育係で。
レッスンしつつその延長で甘い恋人の時間にサーシャが抜け目なく持って行き過ごしたりして!

アレクシス、サーシャ曰く「唯は天使」だそうです。
唯はとにかく良い子で、大人たちには大変癒しの存在らしい。
侯爵なんて継げない!と弱腰だったのに、気の無い姻戚達の言葉に「自分が継ぐ」と宣言しちゃいます。
さんざん迷っていたのに、決めてしまうと一直線、この単純にして真っ直ぐ素直な所は唯の美点でもあると思うのですが、読んでいてあまりにも良い子ちゃん過ぎるところがちょっと気になりました。
登場人物が大人ばかりだから余計にそう感じたのかも?
しかし、姻戚関係との溝、病気でままならない体、自分にご執心な気の強い令嬢、忙しい仕事…色んなストレスをそれぞれ抱える大人の男ふたりにはこの唯こそ癒しを与えてくれる「天使」だったのです。
アレクシスはそれはもう弟の様に、自分の子供のように唯を可愛がり「天使のような子」と甘く、サーシャは唯が聞いていた以上に愛らしく、素直で素晴らしく可愛いくて、知れば知るほど恋情が募り「可愛い天使」と大絶賛の唯を溺愛っぷりです。
大人たちは唯に甘く、唯はそんな大人たちふたりに愛されまくってこれからも幸せに暮らすことでしょう。

失われていた侯爵家の当主に代々伝わる指輪が、最後に出てきたりとロマンス満載でした。

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