俺史上最大のモテ期到来!

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表題作分岐点-迷える羊に愛の手を-

ルームメイトで製薬会社員 二ノ宮皇志・29歳
万年№4ホスト 英優・29歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「一晩に三千万も払ったんだ。俺で愉しめよ」
ホスト歴十年、枕営業はしない主義の英は、勢いで受けた賭けのせいで、後輩・同僚・はたまた客にまで迫られてしまう。殺伐とした日々に、会社員でルームメイトの皇志だけは変わらないことが唯一の癒しだった。だが、三十歳目前、社会人として成功を収めている皇志との差を思い知った英は、彼を避けるようになる。しかし、賭けで窮地に陥った自分を助けてくれた皇志に、英は怒り激情のまま彼と寝てしまうが!?
(出版社より)

作品情報

作品名
分岐点-迷える羊に愛の手を-
著者
日向唯稀 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773085303
3.3

(6)

(0)

萌々

(3)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
19
評価数
6
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

モテまくり?

何でこの受けがここまでモテるのか?
それが不思議ではあるものの、面白く読めました。
何せ、英はホストだけども枕も店外デートもしない、だから万年No.4のホスト。
英には皇志というルームメイトがいて、実は彼はめちゃくちゃ大企業のサラリーマン、しかも重要ポストにいるんです!

それが30歳を目前に、賭けをすることになり、その相手はなんと英のこと好きらしい。鈍感な英は全く気づかないという。。。さらにいろんな人からプロポーズ?されてしまうという。でも最後に掻っ攫って行ったのは皇志!
3000万の売り上げを英に付けるってねぇ、エリートとは言えスゴイよ。

実は英は皇志のことが好きだったというオチ。
そして例に漏れず、皇志もずっと英を好きだったと。あぁ、もう皇志は英にメロメロなんですよ。
遠山の金さんみたいなストーリーでした。わかっちゃいるけど、どうオチをつけるのか?!ワクワクドキドキ。楽しめました。

0

三十路手前ホストにモテキ到来

表題はシリアス目、しかしサブタイがライトに~迷える羊に愛の手を~
ドロドロしてそうなホストの世界ですが、そこは日向さんv実に健全で、ライトで明るくポジティブ(?)で愉快なお話に仕上がってます。
それにしても、この作家さんリンク作品が多くて多くて・・・その世界を拾うと世間総ホモになりかねない!(汗、汗、、)
いいんだか、悪いんだか、商売上手というか、、でも、この作品だけでも全然OKですよーv

主人公・英は三十路を手前にした10年目のホストでずっと№4の位置におりそれで満足している、欲のないホスト。
枕営業をしないのがポリシーで、客とは店内だけ。しかしその姿に癒しを求め、裕福な太客が大勢ついている。
そんな彼に新入りの引き抜きで入って来た多岐という№5のホストが挑戦を挑んできたから、店内にピリピリした雰囲気が漂い出し、英を勝たせようとお得意様達が、普段枕営業をしない英をものにしようと乗りだしたからさあ、大変!!

英は、高校時代の同級生で会社員の皇司とマンションをルームシェアしているのですが、これがカキっこをする仲なんですね~w
好きとかそういう次元ではなく、どうも互いのうっぷん晴らしというか、奉仕活動の一環?
危ない夢を英は見たりして意識しているな~というチラ見せはあるんですが、後半に入るまでその皇司との関係の進展や絡みはほとんどなし!!
一体恋愛はどうなるの?と言う感じでハラハラさせます。
カプリングはわかっているんだけど、焦らしが上手いですね~w

後輩の多岐が英にケンカをふっかけたのも、実は・・という部分があるのですが、それがきっかけで、オレも私もと、英を手に入れたい人たちが色んな形で参戦してきて、英、今までにない超モテキ到来!!
で、ラストに皇司が大トリで登場となるのですが、彼がまたすごい人で!?
いや、こんな若いのに、そんなありえない~!!みたいな夢物語。
ま、そこの会社の一族もホモですからwww革新的といえばwww

英が、本当に欲がなくて、実直で人に対しては前向きで、とてもよい人。
でもいざとなるとヘタレで、困難には立ち向かえない人っていうのがちょっといいですね~(身近な感じがします)
皇司が元風紀委員で、怖い存在だったっていうのを、ずっと引きずっていて彼の言うことは聞いちゃう、っていうのもヘタレの現れ?
そのおかげで枕営業しないでいられた、裏を返せば皇司が暗に英を抑えていたっていう展開になるのかな?

結局ラストになってようやく、英は自分の道をうっすらと見つけたようですが、それもどうなるか・・・w
面白ライトなホストものということで、気軽に読める本でした。

2

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