フィルム・ノワールの恋に似て

フィルム・ノワールの恋に似て
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
27
評価数
10件
平均
2.9 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784199005954

あらすじ

見知らぬ男が、天涯孤独の自分に執着するのはなぜ――? マカオのカジノで働く春瀬(はるせ)は、ある日謎の男・矢倉(やくら)に出会う。物腰は柔らかだが、春瀬に向ける視線は官能的で、獲物を狙うように鋭い。どうやら彼は映画関係者で、主演俳優を探しているらしい!? 「おまえは俺のために生まれてきた」と口説いてくる矢倉を拒絶すると、紳士的な態度が豹変!! 別荘に拉致され、監禁されてしまい…!?
有名映画監督が執着するのは、野性的な青年の秘められた才能――ノスタルジック・ラブフェア!
華藤えれなキャラ文庫初登場!!
(出版社より)

表題作フィルム・ノワールの恋に似て

映画監督 矢倉涼司・31歳
マカオのホテルでバイトと売りをする 春瀬悠馬

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レビュー投稿数5

マカオ!

華藤さんの本は、外国の描写が詳しくて、ちょっとした観光+ロマンチックな気分になれます。この本は攻めが映画監督ということもあり、綺麗な映像が浮かぶような描写が多く、話もドラマチックで楽しめました。雰囲気が好き!マカオの郊外の別荘に監禁、芝居稽古の下りも好き! 話の筋や雰囲気は好きなんだけれども、惹かれ合う理由やら気持ち描写がちょっと物足りなかったので、萌評価です。BLは本来くっつかない男同士でくっつくので、「惹かれ合う理由」「気持ち描写」が丁寧でないと、私は消化不良に感じてしまうのです。

0

なんとういか・・・

挿絵とタイトルが気に入り購入。

途中まで先がなかなか想像できなくて、グイグイ読んでしまいました。
しかし・・・
なかなか話が監禁場所から移動しないのと、展開が少ない印象なので
読むスピードと意欲が・・・下がってしまいました。(T.T)トホホ
ほかの方が書かれてるように、
全体的にお洒落な文面ですが、どうも私の趣味からはずれていますが、
というか想像が足りないのか、さらっと読んでしまったせいなのか、
興味のないカメラや映画の話が多いからなのか・・・・
萌がいまひとつあがらない。
でも、エッチシーンは結構好きな感です。
お互い煽るような台詞でのシーン好きですね(*^ー^)





1

今度はマカオ

なんだかとっても映画的な作品。

って言うか、題材が映画なんだから!

華藤さんの作品って元々、「これでもかっ!」的な、綺羅綺羅しい過剰さが魅力で、言葉遣いがちょっと古風なところとか、そんなところが好きで、かなり長いこと追っかけてきたけど、、、

この作品は、なんだか、映画的は映画的でも、盛りだくさんすぎて迷走しちゃったタイアップ付きの大作映画みたいだった。
映像的には派手で、外連味たっぷりだけど、映像的に派手になる程、逆に自分の想像力の限界を上回り過ぎちゃって、半端に乗り損なうって言うか、だったら、登場キャラの心情に乗り切れるかというと、矢倉の心情にいまいちシンクロできないって言うか、、
さらに、文章を読んでいて膨らましているキャラのイメージを挿絵に断ち切られる感が、、、
華藤さん、この頃はいろいろなレーベルでご本お出しになるけど、私的にはやっぱりリンクスさんの頃のご本が好きだったなぁ。

0

映画のワンシーンのようなクライマックス

あらすじは略で

情景描写が詩的なフレーズを使い表現され、セリフにも映画のような言い回しがあるので、作品全体が非常にお洒落な印象です。
舞台がマカオ、受けの春瀬の過去の話、演技をするシーン、あと、いくつかの要素があるのですが(ネタバレになるのであえて伏せて)これらのおかげでより非日常的な雰囲気を漂わせて、すごく読んでいて心地が良いというか、ドキドキハラハラ、というより、街並みや人の心のを美しい文章を通して読むこと自体が楽しいという感じでした。
とくに萌えという萌えは少ないです。萌えを求めて読むより、ストーリーとか文章をじっくり味わって読む作品だと思います。
クライマックスはまさに映画のようですが、展開に少し性急かなと思うところがあり。でもそれも許容範囲。
細かいとこ言えば切りないですが、全体としてすごく独特なお洒落な雰囲気が好きです。たまに汚い言葉とかキャラが吐いてくれてるので、綺麗すぎずバランスも取れているし笑
ムクさんのめずらしくビッチな男キャラなイラストも好評価です。

0

視線で犯す

トラウマとコンプレックス、執着と監禁。
マカオが舞台なんですが、中盤以降密室の二人だけの状態が続き、これはある種のストックホルム症候群?
撮るものと撮られるもの 創るものと表現するもの が結びついていく様が華藤さん独特の文章で、ストーリーが映像になって頭を巡ります。
やはり、ロマンチックなんですねw

偶然夜の街で出会った矢倉と春瀬。
矢倉は自分の新作の被写体として、その反抗的な目に惹かれ、
春瀬は、矢倉の視線が気になり。
春瀬は、マカオでホテルのボーイのバイトをしながら売りもしているのですが、ホテルの支配人にしつこくされ窮地に陥っているところを矢倉に救われ、もうこの街にもいられないと思い、脱出費用を稼ぐために矢倉の申し出る観光案内のバイトを引き受けます。
しかし、そこで再び支配人に捕まりそうになり、救出の為矢倉に拉致られ、彼の父親の持ちモノだという別荘に監禁されることになるのです。

春瀬の生い立ちから彼の唯一の安らぎは映画にあったこと、そして中でも矢倉の父である黒木監督の作品が特に好きであったと言うことが、矢倉のコンプレックスを刺激します。
矢倉は、常に父の続き存在と比較される事を大変に嫌っており、父親を乗り越えたいと思っているのかもしれません。
その為の作品を作る為に春瀬が必要だと思うのです。
無理矢理監禁したことで、多いに反発する春瀬を矢倉はより煽り、それを楽しんでいる風でもありました。
たった二人きり、外にも出られない状況で最初は矢倉が春瀬を繋ぎとめ、次に春瀬が矢倉を繋ぎとめ、その中で展開されていく中でどんどんと春瀬が変わっていく姿が見ものでした。
矢倉が撮ろうとしている作品は自分の投影であるから、反抗的な憎んだ瞳が欲しい。
春瀬は最初、矢倉に憎しみの目を向けるので、まさに矢倉が欲しいとするその表情そのものだったのですが、
矢倉のトラウマとコンプレックスを知るにつけ、二人の過去が語られるにつけ、矢倉の執着が愛に思えて、春瀬がだんだんと憎しみの目を向けることができなくなる。
食糧もほとんど尽きかけ、二人が命がけで、そのシナリオを練習していく姿は危機感迫る迫力がありました。
結末として、甘いラブで終わらない点も、春瀬の決断もよかった。

黒木の別荘のスタジオに貼ってあったという写真、ポスター、その描写も頭の中に映像が浮かんできて、イメージがきちんと伝わってくるので、さすが実力がある作家さんだな、と感心させられます。
黒木の死と共に役者を辞めた早河、そしてプロデユーサーの三井、早河のカラー写真は矢倉が撮ったというのですが、一体彼等にどんな関係があったのか想像を膨らませられますw

小椋ムクさんのイラスト、実に色気に溢れるイイ絵だと思うのですが、どうにも矢倉には向いてない(ガッカリ、、)これじゃぁ、どうみても年下ワンコに見えますぅw
31歳の無精ひげ、ワイルド系らしい描写だったんですが・・・

1

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