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藤谷先生の作品はどれも好きです。
今回こちらの作品は、天才といわれる一式くんと一式くんの演奏を聴いてピアノを弾く事をやめた佐々先生のお話です。
佐々先生にしてみたら、なぜ一式くんが自分にレッスンしてほしいと思うのか理解できないとこから始まります。でも佐々先生が作る曲が大好きな一式くんは猛烈に片思いです。
一式くんが先生を見つめる瞳がたまらなく良いです。熱烈に見つめられたいものですねww
そして佐々先生と一式くんが二人で奏でる音楽・・・あ~聞いてみたい♬
「一式と一緒にいると音が溢れてきて仕方がない」 この一言で先生の愛が見えますよね♡
この2人が結ばれた後にできた曲がものすごく気になって仕方ありませんww
今後色々なことが待ってる2巻3巻も凄く良いので是非読んでみてはいかがでしょうか?
音大を舞台に、ピアノを通じての心の通いあいの物語。
とても静かに、じわじわと染みてくる、とても丁寧な作りのお話でした。
余韻のある作りは、雰囲気があってよかったです。
ピアノを通していても、”の○め”みたいに音楽がメインじゃないので、読んでいても曲が自分の中に流れてくることはなかったのは、ちょっと残念。
でも、人間をクローズアップした作品だから、それでもいいのですよね?
題名の「カレス」はエリックサティの楽曲名です。
有名な音楽一家の息子で、神童ともてはやされてきた響也が、レッスンに変わり者でネガティブ思考の講師・佐々を指名することから始まります。
佐々は響也にコンプレックスと憧れの両方を抱いている。
どうして俺なんか、と後ろ向きなんですが、響也はずんずんと佐々の懐に飛び込んで、彼の本来を引き出していくのです。
響也が年下なのに、年上のようなリードの仕方は、逆を返せば、年下ならではの純粋さの一途さなのかもしれないな、と、ひとまとめに傲慢でくくられる性格ではないなと思いました。
佐々も、響也の素直な態度に、自分の曲をアレンジして褒めてくれる姿勢にコンプレックスを抱きながらも、彼に惹かれていかざるを得ない。
神童であるがゆえに、マスコミにも世間にも注目される才能。
自分みたいな存在は、彼の側にいるにはふさわしくないとヘタレる佐々。
でも、響也は二人で音を作る事の素晴らしを説くのです。
佐々は、響也の音楽に打ちのめされたと同時に憧れを、
響也も、実は過去の佐々の演奏にずっと惹かれていた、
と、すでにそれぞれに惹かれあい両思いだったのですから、それが交わる音楽というのは、実に愛の結晶だと思います。
余り、佐々に情熱は感じないのですが、それは彼がヘタレで年上という遠慮なんでしょうかw
ま、それも可愛いからヨシとしましょうw
まだ、この二人のお話続くみたいですね。
モテる音楽家設定ですから、ライバルや波瀾は多そうですよねw
今回は100年に一人の神童と言われる音大ピアノ科の1年生と
かつて神童と呼ばれた音大ピアノ科の准教授のお話です。
二人の出会いから惹かれあって恋人になるまで。
かつて受様は
神童の名を欲しいままにしたピアニストで
自分が一番という世界に飽き飽きしながら
ピアノに向かっていました。
しかし18才になったある日、
師匠に薦められて訪れたコンサートで
ある少年の演奏を聴き、
自分の才能に見切りをつけてしまいます。
この少年こそ今回の攻様になります♪
以降コンサートや選考会への選出を
拒み続けた受様は恩師のツテで
音大ピアノ科准教授をしているのですが
生徒達の評判は良くありません。
片や音楽一家に育ち
幼い頃からその才をいかんなく発揮した攻様は
天才ピアニストとしての名声を欲しいままにし
受様のいる音大に入学してきます。
そして教授自らのレッスンを断って
受様に指導を受ける事を熱望します。
仕方なく攻様の担当となった受様ですが
彼に教えられる事など何もなく
格の違いを見せつけられるような事態に
攻様の担当を降りようとします。
しかしそんな受様に攻様は
受様に憧れてこの大学を選んだのだと言い…
神童と呼ばれた2人のピアニストのお話です♪
上記したように受様は
攻様の演奏で自身が神童の名に値しないと
ピアニストとしての道を捨てるのですが
攻様もとあるコンサートの控室で
受様が惹いていた即興曲を偶然耳にし
強く魅了されていたのです(笑)
攻様の存在で挫折した受様は
かな~り後ろ向きで色々悩んだりしますが
受様の存在が糧になっている攻様は
常に前向きで強引な程に押せ押せ。
こんな2人なので
もう最初から勝負は目に見えていて
予定調和でハッピーエンドを迎えるまで
安心して楽しませて頂きました。
私的には攻様が俺様系な傲慢君にならず
受様が妙にすんなり落ちちゃうのも
藤谷さんらしくてすっごく良かったのですが、
ソコが物足りない方には不評かなとも思うので
読む人を選ぶお話かもです(苦笑)
音楽モノらしくお話のサブタイトルは
ピアノ曲からつけられていて
藤谷さんがそれぞれの曲の解説を
カバー内側の表紙・裏表紙でされています。
隠れたチェックポイントですよ♪
本作の初回限定版は
番外編が収録された小冊子付きです。
また雑誌との連動で
折本の全プレ企画もあるので
気になる方は早めのチェックをお勧めです。
音楽って作曲者と演奏者によって
様々な形を見せてくれますよね。
次巻の演奏曲も今から楽しみです!!
今回は本作同様、雰囲気重視の恋愛モノで
藤谷陽子さんの既刊『愛してる』をお奨めです。
自分の才能に劣等感を抱いてる音大准教授と神童と呼ばれる大学生との、ピアノが結ぶラブストーリーです。
神童と呼ばれる響也からピアノレッスンの指名を受けたのは、准教授の佐々です。佐々は昔神童と呼ばれていたけど、響也の才能に触れて自分は偽物だと分かってからは、ピアノに対する情熱を失っていたのです。
だから、最初は、レッスンもイヤイヤで。だけど、響也の情熱に引きずられて、ピアノの楽しさを再確認するのです。
そして、真っ直ぐに自分を好きだと伝えてくれる響也に、いつしか生徒以上の気持ちを持つようになって…。
音楽をはさんだエピソードは、綺麗でキュンとなって好きです。ただ、2人の気持ちがあまり伝わってこないのが残念です。でも、続きが気になるので最後まで読みたいと思います。
藤谷さんの新刊!!
この人のマンガ好きなんですよね~なんて読み始め。
神童と呼ばれていた男がピアノを弾かなくなった理由。
目の前に現れた年下の男との関係は!?
全体的にタッチがフワフワしてますね~同人とかなら凄くいい雰囲気だとおもうわけですが、もう少し軸をシッカリみせても良かったかなとは思いました。
年下攻め。年下攻好きなんですけどもうすこしガツガツってのが欲しかった。。というか、ワンコなのか一途なのか、自信家なのか・・・ん~
受もなんだかんだでけっこう簡単に落ちちゃったんだよなぁ。
可愛くはあるんだけどもうひと味欲しい作品でした。
表紙も手に取るにはもうひとつ。かな