ロン・ティボー国際コンクールへの悠季の挑戦がついに始まる!!

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表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 選ばれし者

桐ノ院圭/天才指揮者
守村悠季/秀才ヴァイオリニスト

あらすじ

バイオリニストとしての道を貫け、という恩師の苦言に迷いつつも、ロン・ティボー国際コンクールへの挑戦に本格的に取り組み始めた悠季。プライドを刺激するライバルたちとの出会いが、悠季のやる気に火を点け…!?
(出版社より)

作品情報

作品名
富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 選ばれし者
著者
秋月こお 
イラスト
後藤星 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
発売日
ISBN
9784044346577
3

(4)

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萌々

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(4)

中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
12
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

この夫婦とは長~い付き合いですw

この作品は発売当初からのおつきあいで…。もはや他人と思えないwww
これだけ長いとあまり読んでる人いないのかなぁ?

ほんとこんなに続いてる作品て本当に少ないので…あとごとう先生のタクミくんシリーズくらいしか思いつきません。
長く長く続く作品というのは、作品のネタもあるかと思いますが、それだけキャラが生きている息づいていると思うので、すごいことだと思います。

最初のころは、本当に悠季も圭もケンカやすれ違いや、ハプニングにドタバタしてました。恋愛のせいで音楽に悪影響が出たりw嫉妬や執着心でトラブったり、当て馬がチラチラ現れたりw、たくさんの懊悩が彼らを苦しめてましたが、お互いの力で幾度も乗り越えて歩んできました。
今はいろんな苦境を乗り越えてきた…本当の夫婦ですね♪
もう夫婦なんですねーwww
これに尽きるw作品情報の攻め受けキーワードも、萌え属性もチェックに困りました。。。
昔の彼等はもっと性格違ったと思うのでw

今は二人の魂と魂の演奏によって、お互いの存在がぴったり寄り添っていることがよくわかります。ここまでの関係になってくると、語るべきものがなくなるんだなーと。しみじみ。
エチシーンはあるけど、激しい恋情の貪るようなものではなくなっているんですね。それがとても自然で不満もなく読める。
圭こそが悠季を解っているし、悠季こそが圭を解ってるから!と自然と思えるんです。だから彼らの恋についてレビューもいらないw

このシリーズの軸は、音楽家としてかくあるべきかという苦悩、圭と悠季の恋愛模様が交差しながら二人が成長していくお話です。
すでに40冊くらい出てるのかな?←スゲーーー!!!
最初のころは恋愛感情のもつれや、ヤキモキが多かった気がしますw
中盤を抜けたころから、音楽家としての追及がメインになってきました。

今巻は、昔から劣等感で弱腰だった悠季の、自分にたいする音楽の才能への正当で客観的な自己評価に気付いて、やっと決着をつけるお話♪
私も少しばかり音楽をかじっている身なので、悠季の苦悩は本当に共感してきました。
んーー男になったなぁ~悠季!と感慨深いです!!
やっとここまできたよ!!あのときや、あのときの苦しみたちは確かに今の悠季に繋がってるんだ(嬉涙)
音楽に限らず自己評価って本当に難しい!!
悠季の場合は、出会ったころから圭に褒められているのですが、それは惚れた浴目だと言い続け思い続けてました。
フジミのメンバーにも、恩師にも言われてきた誉め言葉をも、全部スルーしてきたんだと思います。
圭にはあるが、自分には才能はない。凡才だからというのが逃げ道でした。
逃げることで心の安定をはかっていたのかもしれないですが…。
逆に、自己を美化せずおごらず、謙遜できる謙虚な姿勢は、悠季の長所でもありました。
でも、極端な謙遜は事実を捻じ曲げてしまうこともある…。それが自分と向き合うときの難しさだなと。。
今回はずっと自分がしてきた自己評価に正面から素直に向き合えるように悠季が成長していて…ほっとしました!

正当な自己評価は本当に自分が自分と対話を続けて続けて続けて、
いろんなものを取っ払って、余計な荷物を下ろしたとき、心が凪いだときにしか向き合えないと思うんです。
悠季という一人の人間の成長をここまで描けるこお先生ってやっぱりすごいです…。
すごいといえば、こお先生の音楽の知識がハンパないです!!
どこぞのオケに所属してらっしゃるんじゃないかと思うくらい。。。
オーケストラの練習風景や、ステージ裏、楽器の練習の仕方など、細部に渡って非常にリアル!
音楽をやっていないとあそこまで表現するのは困難だと思います。
こお先生の専門知識も必見です!

今のBLって短編が多くなってますが、私はこうゆう長く続くシリーズは貴重だし、とても大事だと思います。
彼らの日常のいろんなぶつかり合いが、私に与えてくれたものは大きいです。富士見シリーズはたくさんのエピソードがあります。悠季の一人称で描かれるリアルなストーリーをもっと多くの人に読んでみて欲しいなーって思います。最初のほうはエロかったしね~~www
圭の強引さにキュンキュンしたものです(><)
夢中で次巻の発売を待ったなぁwww当時王道でしたしね♪
今でも王道ですもちろん☆★☆

圭と悠季の物語はいつまで続くかわかりませんが、これからも彼らを見守っていきたいと思います。
あ!!そいや敬語で強引な攻めって圭が元祖かな?!!!萌(いや、いました他にもすごいのが…汗)
ストイックなのにタガが外れると激情化するって本気萌えます!!
また読み返そう最初の方を!!←www
また長文失礼しました。このシリーズ読んでる方がいらっしゃいますように!!!それから、BLご入学の方がもっと読んでくれますように(祈)

3

もうこれは

BLを超えた音楽成長物語。
今回は特に、コンクールに向けて、悠季が音楽的に開眼、演奏者としてやっていく上の覚悟を新たにする展開。
悠季が自分の才能に責任を持つ決心をするくだりがが今回の山なので、BL的なエロ・ラブは、ちゃんと盛り込まれているけど、それは、圭との関係を、生涯を共にする伴侶として、遠慮や、そういった物を乗り越えて、悠季が、ちゃんと自分で圭を欲しいと言えるようになったというように描かれている。
 
普通、BLものだと、とりあえず恋愛の成就までが描かれておしまいだけれど、シリーズもこれだけ長くなると、恋愛関係の成就の、その先にある物にお話の主題は移って、それを、これだけ長く描き続けられて、ずっと読み続けられるのは、非常に幸せなことだと思う。
この作品のように幸せなシリーズ物、ぜひもっと知っていただきたいです。

2

さくら☆

うわうわ!!富士見仲間がいたぁぁぁぁ(号泣)
こんにちわ!!雀影さんのレビュよく見せてもらってます!!
すでにたくさん出てると追っかけてる人が少なくなってきていて…
寂しく思っておりました。
心強い~~~~(><)
もはやフジミはBLじゃないですよね!
なんかほんとキャラが大人になっていて、感慨深いです。。。。
圭のこと嫌いで、アイツ呼ばわりしてた悠季が思いだせないくらいww
圭が料理できなかったことも懐かしいです♪今じゃすごい主夫ぶり~♪
なんでもできる男になってしまい粗がなくなってしまった気がしますwwwwww
丸くなりましたよね。。。
はぁ。よかったフジミ読んでる方に出会えたーーー!!
ということで、当然の乱入失礼いたしました<m(__)m>

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