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表題作ありえないキス

神代雅・リーマン・(たしか)28歳
篠原智哉・高校生・17歳

同時収録作品ありえない春夏秋冬

滝沢征司・本編受様の親友
神代有紀・本編攻様の弟

その他の収録作品

  • ありえない恋人
  • ありえない兄弟
  • あとがき

あらすじ

遊佐透は、いわゆるカッコいい男子高校生で、近隣の女子高生の間でも人気。そんなある日、遊佐のもとに男子高校生「神代香」からのラブレターが。待ち合わせ場所に行くと、そこには背の高いサラリーマンが。実はそのサラリーマンは香の兄・雅で、弟に対して超過保護なためついてきたという。弟のため、健全な交際を見守ることにした雅。そんな雅が、透は気にかかり……!?
(出版社より)

作品情報

作品名
ありえないキス
著者
神奈木智 
イラスト
高星麻子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344821354
2.4

(5)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
10
評価数
5
平均
2.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ありえるキスでした!笑

あらすじから、「弟が告白してきたのに、お兄ちゃんとくっつくの!?」と思っていたのですが、そういうわけでもなく、弟の方は、ホントに純粋に憧れてて友達になってもらいたかっただけで、弟を通じて、透と雅がであったという感じでした。

ブラコンな兄・雅なので、もしこれがお互いが知りあって恋に落ちてから、実はブラコンなんだってわかれば、透は弟に対して気が気じゃないかもですが、弟の方が自分に気があるのに、よりにも寄って兄の雅を好きになっていく自分に後ろめたく感じる透のことを考えると、この展開が一番しっくりくるのではないかと思います。

ちなみに、弟は弟で透の友達とくっつき、みんなハッピーって感じですvvv
書き下ろしの方には、ちょっとだけですが弟カップルのお話も載っていました★

個人的には、こっちのカップルの方が気になりましたね♪♪笑

高星麻子先生のイラストがとっても魅力的ですので、ぜひぜひ一度は手に取ってみてはいかがでしょうか?

1

三角関係ではなく……?

 篠原智哉は、清潔感のある美貌で近隣の女子高生にも人気。
 今はある事情から、誰かと親しく付き合うことを止めているが、智哉に対する手紙や贈り物は後を絶たず。
 智哉自身が直接受け取らないためか、友人である滝沢征司の手を介して持ってこられる。

 その中の一つ。
 滝沢が「男からのものだ」と言っていた手紙の差出人の名前が「神代有紀」であるとわかった瞬間、珍しく智哉が「返事を書く」と言いだした。
 今までそんなことを言い出したことのない、智哉の思いもしない行動に、滝沢も驚くが、智哉自身が一番驚いていた。
 早速、手紙に書いてあった連絡先にメールを送り、会う段取りをつけた智哉が待ち合わせ場所に赴くと、そこには背の高いエリート然とした男がいた。
 彼の名前は、神代雅。
 有紀の過保護な兄であった。

 結局、その日のデートはいつまでもついてくる雅に怒った有紀の提案により、途中で解散となり、智哉はそれきり有紀にメールの返事をせずにいた。

 数日後、突然、智哉の学校を訪ねてきたのは雅。
 有紀が、智哉からの返事が返ってこないことにひどく落ち込んでいる、というのだ。

 その雅の頼みに負けて、再び智哉は有紀にメールを送るけれど、どういう訳だか、有紀のことよりも、雅のことが気になってしょうがなくなってくる。
 口を開ければ憎まれ口しか出てこない二人だったけれど――

 という話でした。
 なんだか、あらすじを読んだ時には三角関係のドロドロ話を思わず想像してしまっていたんですが、全然そんなことなくて、とても健全な話でした。

 有紀と智哉はあくまでも友人関係で、途中、智哉も雅も有紀が智哉に抱いている気持ちは「恋愛感情なんだ」と思い込んでいるんですが、そんなことはありませんでした。
 紛らわしい手段をとったから勘違いされてしまいましたが、有紀は智也と友達になりたかっただけでした。

 なので、有紀の気持ちがちょっとしたスパイスになりはするもののちょっと回り道をした二人の話でした。

 で、それとは別に、智哉の友人の征司と有紀の話も入っているので、そちらも興味がある方はぜひどうぞ。こちらは初々しい感じがして、非常にかわいいです。

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