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心の中で望んでいたばかり――
これで終わり？
短編集ですが、全体的にハズレなくて良かったです。
絵柄もそうですが、お話も可愛くて暖かいものばかり。
１冊に11話という多さなのですが、その分１話が短く、特に表題作の大学生２人のお話…これがなんてことない話なのですが可愛くてじわじわ来ます。
ホントになんてないショートショートが続き…それが３話くらいで終わるので、え、これで終わり？って思ってしまいました。
せっかく楽しくなってきたところなのに、短編が味としてよく出ている作家さんだと思ったのですが…全体的にそんな感じです。
間に入っていたラジオ体操のお話も、パン屋と記者のお話も…ストーリーは薄めなのですが何だかツボに入る感じでとにかく可愛い！
ですがやはり短編がいくつか…で終わっていて物足りなく感じました。
今度は１冊まるまるのストーリーを描いて下さるよう期待しています。
ほんわかLOVE短編集
表紙に一目惚れして衝動ジャケ買い。そして、またしても初読み作家様ですｗｗ
本屋さんでは中身が確認出来ない為、封を開けるまで一か八かの賭けみたいなモンなんですが、今回は私的に当たりでした^^
内容は表題作を含めたお話５作品の短編集です。でもって、BLとしてはお色気少な目のぬるい部類に入るんでしょうか？描き下ろしがなければＨはナシですｗｗ
でも、あとがきによると今回のコミックスが作者様にとって初オリジナルBLらしいので、そう考えると先の活躍が楽しみな作家様ですね^^
□blind of mind
物心ついた頃から同性ばかり好きになる広海は今までまともな恋愛をした事がない。そんな時、双子の妹・優海と同じ学部だという西が現れ、自分と付き合わないかと口説いてきて…
ちょっと展開がゴーインな気がしましたが、恋愛に臆病な広海のツンデレ具合とソレを上手く操縦できる西のマイペースっぷりのバランスがスゴく良かったです。このお話、描き下ろしで唯一貴重な？Ｈシーンがあるんですが←しかしほぼ朝チュンに近いｗｗ少ない割には結構色っぽくて、今後における本格的Ｈにめちゃ期待感が高まりました！次回作は是非ともそっち方面も頑張って頂きたい(笑
□手をつなごう
芸大に通う同級生モノ。
あまり面識はなかったものの、イタリア旅行をきっかけに少しずつ距離を縮めていく２人。互いに意識しあいながらも、ちょっとしたことでスレ違って恋に目覚めちゃった…みたいな？ｗｗ
□日々キラキラ
プログラマー×大学生
攻めが結構なヘタレなんで、作品の中ではわりかし受けが男前でした。個人的にこうゆう元気で普通っぽい子大好きだ～ｗ
どうせなら日々ムラムラなお話まで読んでみたかった！
□ナチュラルベーカリー
何度取材を断られてもメゲない押せ押せ雑誌編集者と、彼に一目惚れされたツンデレパン屋さんのお話。
□レイニーメイビー
幼なじみと付き合うことになったはいいが、全く態度の変わらない受けに自分は本当に恋人だと思われてるのか？と攻めがぐるぐるぐるぐるｗｗ←
小悪魔なのか、天然なのか…どちらにせよ意志疎通してからも攻めが受けに振り回されるのは確実(笑
因みに各話毎その後的な描き下ろしとカバー下にはちょっとしたオマケイラストが！
最初にBLとしてはぬるめと言いましたが、でもちゃんとLOVEは存在してるので短編集としてはとても楽しめました。
今後どう活躍されるのか期待大です！
ベーカリーの話がおすすめ
BL福袋より。
表紙の雰囲気が好きな感じだったので読むのを楽しみにしていました。
５組の話が読めます。
① 双子の妹の方と同じ学部で双子兄に好意を持っている大学生×ゲイの双子兄
② イタリア旅行の同行者を募集した美大生×応募してきた美大生
③ 公園の近くに住むプログラマー×子供会のラジオ体操を任された大学生
④ 雑誌編集者×カフェベーカリー店主
⑤ 大学生になってから付き合い始めた幼馴染同士
おすすめはベーカリーです。なぜならおいしそうなパンがふんだんに…。
次のおすすめが美大生。なぜなら市場でおいしそうな食べ物が…。
表題作は恋が始まったのか始まらないのかよく分からない上に、双子妹を無理矢理登場させてページ数を費やすのももったいない。兄の特殊な性癖をそこまですっごく仲良しってほどでもなさそうな異性の友人に話すのも理解できず。ちょっとどういう話を描きたかったのか不明でした。
②③④は恋の始まり、⑤は幼馴染の頃と変わらない恋人の態度に不安になる心理が描かれていました。
何というか、基本的に核心をつかずふわふわして終わりという感じでした。
その中でベーカリーと美大生はそれぞれが近付けるような出来事があって、好きだという感情を意識してという流れがしっかり描いてある作品だったと思います。
デビュー短編集
目当ての漫画を探していたら見つけまして、懐かしい…なんと懐かしいんだ…
こういった短編を詰め込んだデビュー単行本はこの10年でめっきり減りました。余程巧みな作家さんでないと短編は満足度下がる。短編には短編のスキルが要る。
こちらは当時を懐かしむには十分なお約束展開が詰まっています。そういう目線で読むには面白いけれど、この1冊で満足できるかというとそうではない。
◾️表題
◾️手をつなごう
ホテルの部屋をとり間違える、或いはホテル側がミスをすることが横行する漫画界。
◾️日々キラキラ
物語の導入としてかなり好きな始まり方です。が、如何せん短編なのでこれからってとこで終わる。
◾️ナチュラルベーカリー
cannaへの掲載は収録作の中でこれが最初のようで。作画が一番綺麗な気がするのは気合入ってたからか。
◾️レイニーベイビー
佐伯くんのキャラクターが魅力的！！だけどこちらもこれからってとこで終わる。ちるちるでは佐伯くん受けになってるけど…そうなのかな…
あっさり控えめ
初読み作家さんです。
この単行本がこの作家さんの初コミックスだそうです。
初々しい雰囲気が全編通して感じられる作品集でした。
Ｈがかなり控えめなのでＢＬ初心者の方にもいいかもしれません。
全部で５組のカップルのお話が収録されています。
ほのぼのしたお話が多くて、この作家さんの絵柄の雰囲気にもピッタリだと思います。
どれも恋愛の初期段階のお話で可愛いのですが、私としてはもう少し何かが欲しかった感じでした。
２人の間にまだまだ距離がありそうな段階で終わっているお話ばかりなので、惜しいなぁ～と思いつつ読み終わりました。
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