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プリズムのヒトミ―ヤスメ―(表題作 ハーモニクス)

prism no hitomi yasume

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表題作プリズムのヒトミ―ヤスメ―(表題作 ハーモニクス)

冲村功 専門学校ファッション科生
北史鶴 専門学校アニメ科生

同時収録作品シュガーコート

栢野志宏 専門学校講師
相馬朗 専門学校生徒(20歳)

同時収録作品バズワード

伊勢逸見 弁護士
相馬昭生 カフェバー「コントラスト」マスター

その他の収録作品

  • ハーモニクス
  • あとがき

あらすじ

大人気信号機シリーズ作品集! 学生同士・先生×生徒・高校時代からの腐れ縁の弁護士×カフェオーナーの3組のその後を収録!
(出版社より)

作品情報

作品名
プリズムのヒトミ―ヤスメ―(表題作 ハーモニクス)
著者
崎谷はるひ 
イラスト
ねこ田米蔵 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
アオゾラのキモチ ― ススメ
発売日
ISBN
9784344821682
3.5

(44)

(5)

萌々

(19)

(15)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
150
評価数
44
平均
3.5 / 5
神率
11.4%

レビュー投稿数9

3CPの番外編。

これはいいですね~。今までの3作のCPのそれぞれの番外編が3編収録されてて、すべてがなだらかに繋がってるんです。上手い構成だと思いました。それぞれのCPの、ラブラブ後日談(?)。

中でも、1編目『ハーモニクス』(『アオゾラ』CP・沖村×史鶴)がよかったです。私は、沖村はかなり好みのタイプなんですが、史鶴はそれほどでもなかったんですね。でもCPとしては、ここまでの3CPの中ではこの2人がいちばん好きなんです。

しかし、『ハーモニクス』に出てくる(崎谷さん恒例とも言える)イヤな・ヘンな女性キャラ・市川は、いつものありえない電波にくらべれば『普通』でしたね。でも、だからこそ『あ~、こういう女いるよね・・・』と妙にリアルに感じて、余計にうっとうしかったかも。さらにあえて言うなら、最近はやってませんが私も洋裁が趣味(あくまでも趣味。素人です)だったので、市川のあまりの無能さが妙にわかってしまってイライラしました・・・

『シュガーコート』『バズワード』は、本編『オレンジ』『ヒマワリ』と違い、ひかりの影が薄かったので、それだけでもホッとしました。
メインCPのキャラクターはあまり好みではないわりに、CP・作品としては好きなんですが、あのひかりを筆頭とする相馬家関係に辟易してるので、この短編集は心穏やかに楽しめました。

特に『アオゾラ』『オレンジ』CP編は、余計な脇キャラクターが乱入してきて・・・というだけでもラブラブ後日談というのとはちょっと違うか!?という感じでしたが、まあそれなりにラブかったかな。

トータルではかなりよかったです。本編で絶対的に足りなかったラブ成分を(こちらもラブラブとまでは言えませんが)堪能できました。

2

番外編です。

前3作のカプ達の短編集でした。お話は時系列で、それぞれが少しずつリンクしています。
しっかし、この短編集でもムラジがほんといい味出してます(^_^;)
さすがに昭生×伊勢カプでは出番ないものの、同年代カプ達のゴタゴタでは影の立役者と言っても過言ではないでしょう!というか、あとがき読んだら作者さんもそう書いておられました(笑)私ほんと、好きだなームラジのキャラ(しみじみ)
しかし、市川といい有一といい、その親といい…。イタいこと極まりないですね。特に市川は、あ〜いるよね、こーゆーヤツ!って感じで(笑)川野辺達に同情しまくりました(^_^;)

まぁでも、みんななんだかんだ言って結局お互いが大好きなんだから(^∇^)
本編その後が読めて楽しかったです。これからもいろいろあるだろうけど、お幸せにってことで☆

1

3カップル揃って大団円!

信号機シリーズその後、豪華三部作!(笑)

『ハーモニクス』は冲村&史鶴編。
現在同棲している二人ですが、制作に集中すると自分の世界に入ってしまう史鶴と
最近すれ違いを感じている冲村は、自分の進路にも迷い始めている。
その上、卒制ショーもチーム内でもめ事があり停滞してしまう。
そんな時に、勘違い女の市村に迫られている所を偶然史鶴に目撃され、
史鶴は家出してしまいます・・・

私は3カップルの中で、この二人が一番好きです。
そして今回は冲村目線のお話。攻め様目線のお話大好きの私には美味しすぎ!
それにしても史鶴、居ますよね、こういうタイプの人(笑)
本人には全く悪気は無いんですが、周りが全く見えなくなる程一つ事に集中してしまう。
冲村が不安になって拗ねてしまう気持ちも良く分かります(笑)
最後の仲直りエッチは、もう最高でした~!冲村の言葉攻めに萌萌です♪

『シュガーコート』は栢野&朗編。
栢野の元カレ有一登場。
こいつがまた、栢野はいったい彼のどこが好きだったの?と想う程、自己中なヤツ。
危ないストーカー化した有一から朗を守る為、栢野は朗に嘘をついて距離を置きますが、
それがかえって朗を怒らせてしまいます。
前作の事件の時、朗が問題の蚊帳の外にされている事で昭生達を責めた栢野。
でも今回は自分も昭生達と同じ過ちを犯し、後悔しますが・・・

元気一杯で、でも本当は繊細な朗は、結構私の好きなキャラです。
幼げな朗を周りの大人たちは、よってたかって守ろうとしますが、
朗は実は「守られるより、愛する人を守りたい」芯が強くて賢い子だと思います。
反して栢野は、優柔不断で流されやすいですよね(笑)
まあ、ある意味バランスの取れたカップルだと思います。
こちらの仲直りエッチも、朗が可愛くて栢野が変態で(笑)萌えました!

『バズワード』は伊勢&昭生編。
このカップルは本編が痛かった分、今はすごく落ち着いてます。
この短編三話はお互いに話が絡んでいて、
ここでやっと栢野の元カレの有一の事件も解決します。
前作に比べて、昭生が別人のように素直で穏やかなのが、すごく嬉しい・・・
伊勢、二度と昭生を泣かすなよ~!とニヤつきながら読みました(笑)

どのカップルの「その後」もラブラブで本当に満足です。
今回の短編集は、話の絡め方がよかった。
まだまだこのシリーズ、続いて欲しいです!

2

なんという贅沢!!

三作品の「その後」が一気に読めるなんて・・・なんという贅沢!!
このシリーズはそれぞれの作品の関連度が割と高い作品だと思っていたので、こういう形で「その後」が読めて、とってもうれしかったです。

内容は、信号機シリーズのそれぞれのカプの「その後」のお話です。
ハーモニクスは、『アオゾラ』の沖村×史鶴で、それぞれが卒業制作や就職で忙しくなり、すれ違いはじめて、沖村が拗ねる話。
シュガーコートは、『オレンジ』の栢野×朗で、ラブラブな二人の元に栢野の過去の爆弾がつっこんで来る話。
バズワードは、『ヒマワリ』の伊勢×昭生で・・・・・・。伊勢が疲れて、昭生とイチャつく話? それとも、昭生が成長したという話かな?

それぞれ、独立した話ですが、時系列的に同じ時期に起きている出来事なのでと、あとがきにもありましたが、一冊で一つの話という感じです。

あと、それぞれのお話に攻め視点が入っています(^^)

このシリーズの攻めはみんな受けを溺愛しているので、その辺のデレデレっぷりが楽しかったです。とくに、『ヒマワリ』の伊勢は、これを読んでまたイメージ変わりました;
『オレンジ』の時は、クールで考えの読めないミステリアスな人なのかと思い。
『ヒマワリ』本編では、昭生に振り回されている、苦労性+執着タイプの攻めか、と思い。
本作では、なんだか、すっごいデレデレ。昭生もめっちゃデレてますが、伊勢はその上をいっている気がする。間違いなく地面に足が着いていないと思う。浮いてるよ!!

あと、気になったのが『オレンジ』カプに突っ込んできた爆弾くんw
彼らの話も気になった。幸せになっているといいけど・・・。有一の性格じゃちょっと難しいのか? そのときは伊勢に思いっきり頼ればいいよ。 
めんどくさい恋人の扱いの扱いには慣れているだろうからwww

1

3カプの合体本!

ナイスコンセプトな本です!
今までの3冊の3カプの短編が3本入っているという
とても、お得感うきうきな1冊です。

面白いのは、同じ時系列に事件が起きて、
その事件について、それぞれのカプ「らしい」悩みなどにぶち当たるのです。
それぞれの立場や考え方によって、物事の捉え方が違ってくるのも
面白いです。

特に好きだったのは、1冊目カプの沖村と史鶴のお話。
まだ2人とも学生で発展途上であることで、今後が
とても楽しみで仕方ありません。
ただ、評価には全く関係ありませんが、
ここに出てくる女友達のキャラはあまり好きではなかったかな~

1

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