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表題作花嫁は二度さらわれる

キース北条,32歳,ICPO刑事
月城涼也,28歳,警視庁

その他の収録作品

  • 花嫁は二度さらわれる
  • 微睡む花嫁
  • あとがき

あらすじ

ヨーロッパを震撼させる怪盗「blue rose」の、次の犯行の舞台は日本―。ICPOの警護協力に抜擢されたのは、若くして警視に昇進し“高嶺の花”と称される美貌の持ち主・月城涼也だった。だが、彼の前に現れたグリーンの瞳が印象的なICPOの刑事・キースに「ボーヤ」とからかわれ、さらに二人でツインルームに一泊する羽目となり―。
(出版社より)

作品情報

作品名
花嫁は二度さらわれる
著者
愁堂れな 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
花嫁は二度さらわれる
発売日
ISBN
9784344821767
3

(11)

(1)

萌々

(3)

(3)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
30
評価数
11
平均
3 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数7

花嫁は二度さらわれる

二人の関係が唐突に進展してしまったように思ったけれど、作中の「微睡む花嫁」を読んで初めて、キースの気持ちがわかって、キースが涼也に、ほとんどヒトメボレだったんだなあって思った。それだったら、涼也がクスリを使われて、火照る身体をもてあましていた時に、涼也を抱いたキースの気持ちもわかるような気がしてよかった。

2

ドジっこ・・・?

うーん、さすがに怪盗は現代にはねぇ。キッドぐらいしかいないよ(笑)
受けが攻めを好きになる過程はわかる。うん。
しかし攻めたちは受けの何処がよかったんだ?!
顔と身体以外何処…?何時…?
蓮川先生の美麗表紙の花嫁が賢そうだからなんか受けがデキル警視なイメージができてしまったのかな。ここがいかんかった。
受けはデキル男とかじゃないってではなく今時の「もっとこうならいいのに」と思っちゃう普通の子。キャリアで綺麗なのに生かしきれてはおらず、デキはそれなりだがまだまだ発展途上な若警視、人づきあい苦手で職場の人間関係も微妙。
上司は仕事はそれなりセクハラ気味で尊敬はできない。

この前提で読みなおせば花嫁も可愛いかもしれない!うん!
蓮川先生の絵で刑事だから臣さんと堺さんのイメージが強いのか・・・。けっこう酷い目にあってるのに上司に叱責とか上司との関係が微妙すぎてかわいそうになっちゃいました。

怪盗じゃなくていつもの火サスがよかったな。殺しじゃなくて盗みでいいから。

1

怪盗あらわる!

現代に怪盗が現れた。
インターポールから協力を依頼され、涼也は来日したICPOの捜査官キースと行動を共にする。
涼也の仕事ぶりを否定し指摘してくるキース。慇懃な態度に腹をたてつつも、キースの言うことは正しくて。
キースの仕事への姿勢にだんだん惹かれ、自分の行動をかえりみる涼也。
そんなとき、涼也は怪盗『blue rose』に拐われて…。

有能な美貌の警視とICPOの捜査官の警官ラブ。
蓮川さんの美しい絵は文句なしに素敵です。
でも…でも!
涼也のキャラが惜しかった…。
デキスギくんだとしても、有能な美貌の警視なら仕事も精神力も完璧だぜ!でも心を許した相手にはふと弱さを見せちゃうのさ、みたいな王道でも良かった…。
キースに仕事の姿勢を突っ込まれるのであれば、涼也はいっそのこと美貌の新米刑事、美貌とツンな態度ゆえに遠巻きにされていて孤立してる、とかの方が涼也の失敗を微笑ましく見れたのかもしれません。

キースに反発するも、自分の根本をちゃんとなおそうとする涼也には好感が持てました。

キース好き。
涼也が成長してほしいから厳しくする。応えてくれると確信しているから。
涼也、ここまで言われてしまえば応えてあげないとですね。

受けが拐われて攻めが颯爽と助ける!と王道展開炸裂で、悲劇は起きないと安心して読めました。

怪盗かぁ。
あんな怪盗なら拐ってほしくなっちゃうかも。
主役二人を押し退けてローランドが一番好きだったりします。

1

続編がもうすぐ出るということで( ̄∀ ̄)

まさか今になってこの続編が発売されてくるとは?!

意味深プロローグから始まってる割にはスッキリとはしない感じでしたが
旧版からの間が長かった…

はさておき、お話としては怪盗が過去自分の家に伝わる家宝を
取り戻していくお話なんだけど
この1冊ではそこに至るまでの詳しい内容はそこまで書かれていない。
怪盗の父親が罠に嵌められて…サラ~ッと流す感じ?

で、その怪盗を捕まえるために出てくるメインの刑事が表紙の2人

その花嫁姿の方に怪盗が恋に堕ちた訳です。
そして二度さらわれる訳ですが、とりあえずはキース助け出されて
こちらと結ばれる結果に。

だけど私としてはこの怪盗の願いを叶えてあげたいと思ってしまうんだなぁ
(この本の中だけの場合ですよ)
なので続編でどういう展開を見せるかがとにかく楽しみなのです。

2

優秀……?

 月城涼也は、若くして警視に昇進した有能な警察官だった。
 しかし、早い出世とその整った容姿のおかげで、「高嶺の花」と署内では揶揄され、孤立していた。
 そんな時、この時代にありえない「怪盗」が日本での犯行予告をしてきた。
 その怪盗はヨーロッパを舞台に犯行を行っており、「blue rose」と名乗っていた。
 そして、その怪盗を捕まえるべくICPOの刑事・キース北条が日本にやってきた。
 北条は頭でっかちな涼也を「ボーヤ」と呼んでからかい、冷たく接する。
 そして、警備上の問題から涼也とキースは一緒の部屋に宿泊することになってしまい……

 という話でした。
 なんというか、「若くして警視まで昇進した優秀な警視」という割には、涼也の不甲斐なさばかりが目立つ話だったように思います。
 まぁ、涼也がキースにミスばっかりを指摘されるのは物語の都合上仕方がないと思うんですが、それにしても涼也はまったく「警察として」役に立つことをしていない……。

 一度ならずも二度までも、「怪盗・blue rose」にさらわれちゃうし。
 一回目は、媚薬盛られちゃって動けなくなっちゃうし。
 二回目は、キースと二人でさっさと現場を後にしちゃうし。
 これじゃあ、処分されても仕方がないと思うんだけど……(ため息)

 これで何処が優秀なのか、教えてほしいなー……と思ってしまいました。
 もうちょっと涼也を「優秀」とするのならば、涼也に見せ場を作ってあげた方がよかったような気がします。
 別に必ずしも、涼也が優秀である必要はないんだけど、作者さんが「優秀」というからには「優秀」であってほしいなー……と個人的には思ってしまうのです。

 なんか、賛辞と、実際が違うのはつらい……。

 なので、プライドの高い涼也が完全に口先だけみたいになって、まるっきり子供みたいなことしかしてないので、クールビューティーイメージが台無しでちょっと面白みが減ってしまったように思いました。

2

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