神狼の妻恋い

神狼の妻恋い
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
34
評価数
11件
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸文庫(小説・白泉社)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784592876564

あらすじ

システムエンジニアの匠は、祖母が倒れたと聞いて田舎に戻り、祠の近くで銀狼の耳と尾を持つ男・月白と出会った。神の眷属と称する月白は昔、匠とある約束をしたという。それは結婚の約束で…!?
無理矢理花嫁にさせられた匠の運命は…?
BL版「夏目友人帳」風!?花嫁ロマンス。
(出版社より)

表題作神狼の妻恋い

月白 山を守護する狼の眷族
河南匠 システムエンジニア

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数5

可愛いのにせつない

宇宮さんは大好きな作家さんですが、獣・異世界系の作品はあんまり得意じゃない…と思ってずっと手が出せないでいた作品。結果として読んでよかった。

ケモ耳系がいいなぁ可愛いなぁと思ったのは、主人公・匠が、無理やり神狼である月白の嫁にされた時に出した「喧嘩中でもどんなときでも尻尾に触る権利をもらう」という条件があまりにも可愛かったから。
一人異世界にやってきて不安だし獣と結婚?!なんて立場に立たされた匠にとって、ふわふわもこもこした月白の身体の安心感がすごく伝わってきました。

お話としては、「もう二度ともとの世界に戻れない」なんて最初から絶望を突きつけられてちょっと不憫な感じがし、しかし中盤であっさり戻ってしまう…という、収集が付くのか疑問な展開でしたが…
やっぱり宇宮さんだなぁと思うのは、不思議系のお話なのに、日常で誰もが持っているやるせない感情を、(人間同士の恋愛でなくても)揺さぶってくるところです。

家族がこの世界にいるけど、一番心の支えにしていた祖母を見取った後、両親を残して匠は自分が生きた世界を捨てます。全部捨てて月白の元へ走ったわけでなく、祖母を見取ってから…続きというのがリアルな実感がありました。
「両親を看取るまでは待てない」という理由からです。

宇宮さんの書かれる主人公は、きっちり一人で立って、行く先を決められる芯の強いキャラクターが多い気がします。
会社を辞め、家族に別れを告げて、どこで生きるか、誰と生きるか、自分で決められるというのは、せつなく苦しいけれど幸せな事だと感じさせてくれた作品です。

2

恋愛をとるか、家族をとるか……

 システムエンジニアの河南匠は、幼い頃、山奥の故郷で神隠しにあったことがある。
 その昔、匠の祖母の身にも同じことが起こり、戻って来た時には匠の父を妊娠していたのだという。
 そのため、匠の父は故郷を嫌っていたけれど、匠は故郷をと祖母を大切に思っていた。
 そんな中、祖母が倒れたと聞いて、久々に故郷に帰った匠は、庭に作られた祠へと赴くと、知らない土地に飛ばされてしまう。
 わけがわからない匠の元に、月白と名乗る銀狼の耳と尾を持つ神の眷属に出会う。
 彼は、昔、匠と結婚の約束をしたというのだが、匠にはその記憶がない。そんな匠の気持ちは置き去りで婚礼の準備は着々と進んで行って……

 という話でした。
 なんというか、自分とまったく違う世界の人間と恋愛した場合にどうするか……っていう話がとても大きいですよね。しかも、外国みたいな帰れる場所じゃなくて、まったく戻ることもできない土地……ってなると恋愛をとるのか、家族をとるのか……本当に大きな問題になると思うんですが、一旦、帰った匠は結局、恋愛をとってしまう異世界ファンタジーラブラブ話でした。

 しかしまあ、ファンタジーだ続きからいいと思うんですが、私だったら、絶対にお断りだ! と思ってしまう辺りで残念ながら、感情移入が出来なくてこの評価になりました。
 こういうのが好きな人にはとってもいいと思います。

0

私も尻尾を触りたい

モフモフ。
耳と尻尾をつけて人型を取れる、神の眷属の狼が攻め。
二社山の一体を統治している狼の頭領である月白と、
河南匠、27歳、独身男性、彼女なし、職業システムエンジニア
との婚礼のシーンから話は始まる。

匠は8歳の時に神隠しに遭った経験がある。
彼の祖母もまた16歳の時に神隠しにあい、身籠もってしまったのだが
二人ともその間の記憶をなくしている。

匠の神隠しは、実は月白たち神の眷属の世界にスリップしていて、
その時に月白を助け約束を交わしていて、
月白は匠を19年の長きにわたって待ち続けていた。

帰る方法はない、諦めて自分の嫁になるように告げる月白に、
匠が出した結婚の条件が、「月白の尻尾に触らせてくれ。」というもの。
尻尾かぁ〜(笑)確かに気持ちよさそうだものねー、気持ちは分かる。

もう一つは「帰る方法が見つかったら帰してくれ」というもの。
結局結婚後、彼は一度帰り、そして通い婚の状態が少しの間続くが……

設定は、獣を助けて約束をした人が再会し結婚、
神隠し=人外の世界へのトリップ、と古典的なファンタジーが骨子。
受けの匠が続き潔いというかなんというか、あんまり葛藤もせずにあっさり嫁になり、
尻尾触りたい〜とかって、なんとも可愛らしいのだ。

ただ、ちょっと欲張りすぎというか、いろいろ鏤めるれた要素が
生かし切れず、中途半端に消化不良のままなのが
全体としては残念で散漫な印象になっている。
おばあさんの神隠し、竜神、大鴉の黒檀……など、勿体ないなぁ。

花嫁ものだが、受けの性格も結構男前で、
攻めは一途な狼の王。
二人とも取り立てて個性的ではないが、それなりに格好良く
ライトに楽しく読めた一冊でした。

3

おばあちゃんの番外編が読んでみたいです。

職業がシステムエンジニア物の作品を探していた時に初めて知り、
古本で購入しました。

あらすじにも「システムエンジニアの…」と明記してあるので、
ある程度はシステムエンジニアに関する内容が描かれているのかな?
と思っていたら、実際にシステムエンジニアとして仕事をしているところを
描写しているのは、ようやく最後のほうになって、ほんの少しだけしか
描写されていませんでした。

攻めが人外だということは、あらすじを読んで知っていましたが、
それでも読む前は職業モノのイメージが強すぎて、読んでみたら実際は
殆ど完全に動物のモフモフ系のお話だったので、少し戸惑ってしまいました。

モフモフ系のお話でも、モフモフが伝わってくるか伝わってこないかで、
萌える温度差が大きく変わりますが、この作品はモフモフ度★★★★です。
人外に抵抗を感じることなく、思わずモフモフしたくなりました。

攻めで狼の月白は、19年もの歳月を待ち続けてきた一途な想いや、
受けで人間の匠くんの人間の世界での生活を見て、匠くんのためと思って
身を引こうとした健気なところに好感が持てました。
続き
また、頭領で威厳のある男らしさでカッコいい半面、匠くんに子供っぽい
態度を取るところも可愛らしくて萌えました。

今回は、匠くん視点で書かれているので、匠くんの葛藤や覚悟、決意が
とても伝わってきました。
読んでいる私には、まだ決断できないでいますが、匠くんは最後には
月白を選んでくれて良かったと思いました。

大鴉の黒檀が登場した時は、月白のライバルで匠くんに一目惚れしたのかな
と思ったけど、黒檀にとっては全く関心が無いみたいですが、
匠くんとは今後も一番に仲の良い友達で仲良くやっていってほしいなと思いました。

木賊は寡黙すぎるので、本音を知りたいと思いました。
匠くんのことをどう思っているのか、誰か好きな人がいるのか、など気になります。

今回は、匠くんの おばあちゃんが一番 気になりました。
おばあちゃんの相手が予想通りの相手なのか、神隠しに遭っている間や、
おばあちゃんの相手のことが知りたいです。
非BLで、おばあちゃんの番外編をぜひ読んでみたいと思いました。

今回は、作品の大半が、三日間の結婚式と、その前後の出来事だけ書かれていて、
最後に展開が駆け足で急展開していったので、そんなに書くことが
たくさんあるのなら、もう少し長くなっても良いから続編で書くとか、
結婚式の様子などをもう少し削ったりして、物語の構成をもう少し
工夫したら良かったのではないかと思いました。
最後に急展開していくのが消化不良になってしまいました。
また、それに伴って、気になることとか疑問が解決されていないまま
終わっているので、何だかスッキリしませんでした。

今回は「萌×2」と「萌」で迷いました。
人物設定や物語の内容、文章表現など、とても良かったのですが、
やはり物語の構成や消化不良の部分が引っかかったのと、
もっと続きや番外編が読んでみたいと、良い意味で満足できなかったので、
最終的に「萌」評価にしました。
気持ちは「萌×2」に近い「萌」です。

2

ケモミミ&モフモフ尻尾の攻めサマヽ(*´∀`)ノ

システムエンジニアの匠(受け)はおばあちゃんっ子で、その祖母が倒れて手術する事になった。
祖母は神社の管理を家系に生まれた為に長年巫女を務め、今では山に住んでいる。
祖母の頼みで家の様子を見に山へ行った匠。
山には祠がある。
実は匠は幼い頃、この祠の近くで神隠しにあった。
それは祖母も同じで、祖母は十六歳で神隠しにあい、帰ってきた時には記憶を失い、父親の分からない子どもを身ごもっていた。
それが匠の父親だった。
匠が祠の周辺を履いて拭き清めていると突然激しい風が吹いた。
目を開けてみると、そこには祠もなく見知らぬ風景が広がっていた。
そこへ、獣の耳に尻尾のついた和装姿の大きな男がやってきた。
驚く匠だが、その男は「匠だろう?」と自分の名前を呼び、ずっと会いたかったと抱きしめてきた。
激しく動揺する匠。
月白(攻め)は自分の事を覚えていないのかと匠に言うが、匠には全く覚えがない。
幼い頃、匠は月白を助けた事があり、元気になったらずっと一緒にいようと約束したのだと言う。
再会した匠と祝言を挙げると言い出す月白だった…。


ケモミミ&もふもふしっぽ攻めサマ続きです!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
月白は十九年もの間ひたすら匠との再会を待ち続け、山を統べる頭領なのに匠以外とは結婚しないと心に決めていた程一途です。
匠の事が愛しい気持ちがすごく伝わってきました。
匠の方もだんだんと月白に惹かれていくのが分かります。

始め、この異世界の物を口にしなかった匠に口移しで食べさせる月白でしたが、そのシーンは妙にエロかった。
(*´∀`*)
祝言を挙げるまで中だるみした感がありましたが、祝言を挙げてから二人の距離が一気に縮まります。
しかし元の世界に戻れる事を知った匠は、祖母の事や仕事が心配で人間界へ戻ります。
だけど、人間が異世界から戻る時には代償があり、祖母の時や前回匠が人間界へ戻って来た時にはその代償として記憶を持っていかれた。
そんなリスクもあり、匠は簡単に行き来が出来ないので、月白が人間界へたまに来てくれる事になった。
だがそんな時、お見合い話や仕事のトラブルで月白と口論になり、仕事で出掛けた時に月白は自分の世界に黙って戻ってしまいます。
傷つく匠だったが、仕事や祖母の事もある。
でも大好きな月白のそばにいたい気持ちとの葛藤があります。
月白の方も匠の事を思って身を引きます。
切ないよぉ…。
(´;ω;`)
とは言え、きちんとハッピーエンドで終わりますのでご安心を。

気になるのがおばあちゃんのお相手です!
はっきり相手の事が書かれていませんでしたが、最後の最後で「え?ええっ!?もしかして!?」と思ったのは私だけでしょうか…。
違うのかな…。
もし分かった方、こっそり教えて下さい。
|゚Д゚)))
おばあちゃんは記憶がなくなっても心の奥底できっとその方を愛していたんだなって感じました。
だから結婚もせず、ずっと独りでいたんだと。

続きが是非読みたいです。
次は、青丹×木賊 若しくは 八神×木賊 あたりなんて
どうですか━(゚∀゚)━!?

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