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ようこそ、愛を育む場所(キャッスルマンゴー)へ
されやすいので所々でほとほとと涙しながら読みました。
あらすじなんかは他所で細々と聞いておりました。気になって手にしてみました
イラストはとても綺麗で読みやすいです
ただ初心者にはオススメしません、というのもBLについて、そしてBLとリアルゲイの違いをちゃんとわかっている、尚且つそのファンタジーさを受け入れてから思慮が深くなっているような人でないと(つまり腐歴が長く数多の作品を読んできた方)現実の同性愛と漫画としてのBLを勘違いしてしまいそうな気がしたのです
この作品の中での「ゲイ」という一括りは、どうも現実的すぎます(そこが美点でもあります)
それ故、BLの世界観に不慣れな初心者は、偏った意見を持ってしまうと思うのです
リアルを知った上でファンタジーを読む。
これって意外と大事なことではないでしょうか。
なのでこの作品は腐歴の長いお姉様お兄様方に読んでいただきたいですね
性、に関してかなり繊細に扱っている作品なので、良かった、面白かった、だけではなく、もっと重たい、さしずめなかなか捨てられない月刊誌のように視界のどこかにちらつかせておいておきたい作品です
あと物凄く個人的な話ですが十亀さん好きすぎます。髭…堪らんです、煙草…堪らんです、性格…堪らんです…
高評価作品ウォッチで未読だったので読んで見たら・・・・
なんかこの作品、かなり好きかも(笑)
コミカルな感じで進みながらも家族愛が感じられたり、三十路のAV監督が
高校生に翻弄されてたり・・・この高校生が女の子だったらフザケンナっ!って
感じで、頭がいい分攻め様がゲイな事を利用してAV男優さながらの演技で
既成事実があったように見せかけて、弟から攻め様を引き離す。
攻め様は、受け様の弟に自分の弟を重ねてみてるだけなんだけど
受け様は弟を守ることしか頭にないから攻め様を好きなふりして画策しちゃう。
そんな嘘から始まる二人のストーリー、受け様は攻め様の側にいる事が好きになる
結構、ファザコン気味の受け様な気がしますね。
でも、三十路男の純情踏みにじってる感はかなりあるんですよねぇ~
ラストで受け様が女の子とデートしてる姿を見た攻め様の気持ちを思うと切ない。
まぁ、受け様も頼まれて合コンノリだけど・・・
受け様のおかれた環境と攻め様のかなり悲惨そうな過去が気になります。
でも、亡きパパさんの言った愛を育む場所で生まれ育った受け様が
愛を弄んじゃいけないなぁ~なんて思ったりもしたストーリーでした。
続編がかなり楽しみなお話ですね。
素晴らしいコラボ作品だと思う。
よく考えると結構ハードな話なんだけれども、小椋さんの絵がそれを緩和して、柔らかい暖かい雰囲気に仕上げていています。
主役の二人の表情から人が恋に落ちる瞬間がよくわかる。
また、脇キャラの造形もしっかりしているので、一人ひとりが愛おしくて、とても立体的なストーリーになっている。ホテルキャッスルマンゴー内の描写が素敵で一度行ってみたいなあと思う。他の部屋も見てみたい。十亀の部屋がまたすごくいい感じです。
後半は十亀さんの切ない表情に万でなくても惹かれてしまうなと思う。
高校生相手に三十路のおっさんが振り回されるわけですが。個人的に、好みのタイプの自分よりはるかに若い子に振り回されるのは年上の喜びではないかと思うんです。
たとえそれで痛い思いしても。それでも嬉しいと思う段階で、恋の弱者になっているわけで。そして、「負けるが勝つ」という名言があるように恋する奇跡こそが恋の醍醐味ではないかと…なにも両想いだけが全てではない私は思うのですが…たとえ騙されていてもきっと許せると思うのです。あんなに我慢して可愛いすぎるよ十亀さん…
ただ、確かに辛いよなあ…
でもそこがまたいいんですよね。
一つ気になる点があるとしたら、本屋で万引きに間違われるくだりですが。
『男の花道』でも似たシーンがあったのが気になりました。
木原さん、好きなシチュエーションなのかな…
恥ずかしながら、腐歴10年にして木原作品初挑戦ですw
いや以前から高評価の作品をたくさん産出されている作家様と認識はあったのですが、勝手なイメージと先入観で「読み手を選ぶかも?」と今まで手を出しそびれてたんですよね~。でも今回は漫画の原作で、しかも描き手様が小椋ムクさんという事もあり初心者の私としては木原作品を知る絶好のチャンスだ!と思い購入してみました。
舞台がラブホで攻めがゲイのAV監督という今まであまり読んだことのない特殊な設定(←私的)に最初は多少ビビりながら読み始めたのですがwすぐにストーリーの世界に引き込まれ、気が付けばあっという間に最後まで読破しちゃってました!
読み終えた感想としましては、期待以上の面白さだった!の一言ですね。←多分、読み始める前のハードルを低めに想定してたからかも…(苦笑
2人の恋愛話としてはまだ始まったばかり(?)といった感じなので目立った波風は立たず、内容自体はお互いゆっくり距離を縮めていく緩やかなストーリー展開。しかし、そんな中で少しずつ明かされる彼らの秘された過去や意外な一面を小出しにしてくるテクニックにまんまとシテヤラれちゃいましたwwあと、とにかく今回2人のキャラ設定が私の萌ツボにドンピシャだったんですよね~。
厚顔・不遜な俺様かと思ってた十亀が意外にマメで自分の行動にはキチンと責任を持てる常識人だったり、何でもソツなくこなしそうな万が実は自己表現がド下手な不器用さんだったりとその全てが私のツボにクリティカルヒットしまくりww
そこに加え、万が十亀の胸に頬をスリ寄せて眠っちゃうシーンとか自分のベッドで寝てる万にそっとキスする十亀とか、背後から万を抱き寄せて「やりてえな」と悶々する十亀とか(他にもあり過ぎて書き切れない!)もう辛抱たまらん萌シチュてんこ盛りで頭パーンてなりそうでしたw
そして↑を最大限に引き出してくれた小椋さんの綺麗な絵もストーリーにスゴく合っていて、文句なしに素晴らしかったです!!
…と自分の萌えをツラツラと書き連ねた所で熟練された真の木原フリークな方々の評価がどのようなものになるのか気になる所ですが←ww初心者の私としては純粋に良い作品だと思えました!
でもぶっちゃけ何だか怪しい雲行きの終わり方に少々ビビり気味の私…今回が割と穏やかムードだっただけに今後どんな展開が待ち受けてるのか全く予想がつかなくて次巻を読むのがちょっとだけ怖い~ww
息子の名前、万(よろず)+悟(さとる)=マンゴー
亡き父が残してくれたラブホの名前は子どもたちの名前一文字づつ。
学年トップの成績の万とAV監督のゲイの十亀。
万の実家のラブホテル『キャッスルマンゴー』が舞台です。
ラブホ、AV、ゲイときたらエロエロのBLを想像しがちですが
このお話は違います。
評価が高いので読んでみたら、思いのほか泣けてしまいました。
最初は弟に近づけないためについた嘘。
その嘘から始まった本当の恋・・?
自分の置かれた立場や、親や弟を思う気持ち。
こうでなければという自分に課した理想や、見て見ない振りをしたい現実。
将来を考えて、今を一生懸命生きながらも、ふと我に返って冷静に考えたときに
何とも言えない寂しさや、やるせなさがこみあげてどうしようもない気持ちになる。
人間ならだれでも感じたことがある、誰かに縋りたくなるような弱さ。
嫌いだったはずの十亀の近くにいることで、
万は今まで自分一人で抱えてきたそんないろいろな心の中を
知らず知らずのうちに開放し始めているような気がしました。
自分とはぜんぜん違う十亀を通し、自分を見つめ
これからどんなふうに万が成長していくのか・・・
また、万と十亀がどうなるのか・・・
楽しみ♪早速、2巻へ~GO!