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麻見秋仁メインは香港編の後日談が17頁、新しい本編が108頁、飛龍との3Pもある特典小冊子が24頁、水野桧山メインはクロスオーバーで麻見秋仁も登場し53頁という配分になっています(おまけで桐島が風邪を引いた麻見を看病する話も2頁あり)。
新しい本編は、いきなり秋仁の部屋から荷物が全てなくなり、麻見の部屋の鍵しか残されていないという状態から始まります。もうこの時点で麻見の秋仁に対する相当な執着が窺えて萌えました。今までもこれからも秋仁が麻見にどう想われてるのか悩む場面がありますが、どう考えても遊びや暇潰しだと思っている人物に対してここまでしないですよね。前巻のラストで「戻る場所は一つしかない」と麻見のモノローグがありましたが、まさかそれを物理的にやるとは思いませんでしたが(笑)。新たな事件が発生してその犯人をスクープするという仕事を全うしたい欲求と、通報すれば麻見の立場が危うくなるかもしれないという不安との間で、迷いを見せる秋仁はこれまでより麻見への気持ちが深くなっているように感じました。正義感を持って悪事のスクープを狙うことと、麻見と共にいることは対局にあるので、難しい選択ですよね。それでも避け続けていた麻見に相対して自分の迷いを告げに行く秋仁はとても可愛かったです。麻見がシリーズを通して何度も可愛いと言うのがよく分かります。
『恋する〜』シリーズは今回水野と桧山が修学旅行で京都に行く話なのですが、秋仁もカメラマンとして同行するクロスオーバーになっているので一番お気に入りの回です。またもや問題を起こしてしまう秋仁にすぐ駆けつける麻見が面白かったです。秋仁は天然たらしですね。欲を言えば水野と桧山の濡れ場ももうちょっと長く見たかったです。
香港でのトラウマから解放され、ようやく立ち直った秋仁。
冒頭の「かりそめの楽園」
日焼けのアフターケアもかねて、ブラッディー・マリーという名前のトマトとウォッカ(16世紀のイングランド女王のメアリ一世。敬虔なカトリックだったため、プロテスタントを容赦なく迫害していたこともあり、「血まみれのメアリ」と恐れられて、その名前がついたよう。肖像画もかなり怖い)のエステを受けた秋仁。
効果のほどを麻見が執拗に確認します。
秋仁の肌触りを思う存分味わった麻見は、翌日・・・
麻見は秋仁にそのトマトエステを施術するよう、命じます。
「俺はアンタの奴隷じゃない」と憤慨するも・・・
タダのエステでは済まされなかったのです。
それで、二人はプレイをしていたのです。
69という体位(オーラル)が絡み、強度のアルコールが二人を刺激して・・・
そのトラウマからか、秋仁は二度と、トマトは見たくない、と・・・。
小冊子は、全財産を盗まれた秋仁。
熊本の超セレブな温泉旅館で住み込みで労働返済を余儀なくされます。
麻見宅に留守電にメッセを残します。
「今月、取材のため、戻れない」と
しかし、女将は、麻見に秋仁のことをどうやら、密告していたのです。
麻見は、「丁稚奉公!」と小ばかにし、「俺の背中を流せ」と。
しかし、そう言いながらも、麻見は、その損失の穴埋め=肩代わりをしてあげていたのです。
いい雰囲気、になっていたところに・・・
麻見の宿敵である飛龍が宿泊をしていたのです。
飛龍の部下たちを連れて。
「秋仁からのメールのレスが二週間たっても来ない、と思っていたら、ここで働いていたとは・・・」
飛龍は貸し切りにしていたはず、侵入者が麻見であると言ったところ、麻見は
「公共の湯は貸し切りはできるわけがない。旅先ではマナーを守れよ」と一喝するも、飛龍は聞く耳持ちません。
飛龍は秋仁に背中を流してほしい、と頼み、
「まさか、一人の客に対して特別扱いする、ってことはないでしょうね」と詰め寄ります。
その後、飛龍は秋仁に迫り、秋仁は言われるがまま、オーラルで奉仕を。
その姿は、麻見の嫉妬に刺激を与え・・・
(もっとも、麻見は、「飛龍から受けた手ほどき、俺に披露してみろ」とけしかけたからですが)
その結果、飛龍・秋仁・麻見の3Pが。
プレイは、別スレッドにも書いていたように、ノーマルまでが限界。
限度も踏まえたうえで描かれているから、読みやすかったかも。
最後、ロシアのマフィア・ミハイルも部下を引き連れ、宿泊に来て、秋仁は
「早く、俺を連れて帰れ!」で終わりでした。
『ファインダーの真実』でひと段落ついて、今巻は短編のオムニバスとあとがきされてますが、本筋にあたる『エスケイプアンドラブ』が半分以上になります。
・『エスケイプアンドラブ』
帰国した秋仁は麻見からスタコラ逃げ出して仕事を再開して、アイドルのストーカー事件に巻き込まれるのですが、そのストーカーが麻見の仕事と関係がある様で…。
麻見との同棲を拒否して友人の家に居候しながら仕事を頑張る秋仁と、なんでもお見通しな麻見。距離を置こうとしてもどうしても麻見と係わってしまう秋仁です。まったく違う世界に生きるがゆえの秋仁の迷いが、ちゃんと男らしく描かれていてとてもいい。口にはしないけど、麻見の事が好きで一緒にいたいと思ってるんだよね。だけど秋仁は女みたいに囲われるのはごめんだと思っている。対等になるにはあまりに世界が違いすぎる。ぐるぐる悩むのも理解できます。正義感は秋仁の最大の魅力でもあるから、その魅力を保ったまま麻見と対等になるってとっても難しいですよね。これから二人がどんな関係になっていくかとても楽しみです。
同時収録の番外短編のちょっとコミカルなエロと、本編でのシリアスなエロ、どちらもとってもいい。恋するシリーズとのコラボでもHがあって、一冊で何度も美味しいコミックスになっています!
・『恋するファインダーの標的』
お久しぶりの水野と桧山の高校生カップルです。いや、まだカップルじゃない!?この二人可愛くて大好きです。秋仁がカメラマンとして引率する修学旅行で「何年たっても忘れられないような最高の想い出」を作った二人がめちゃくちゃ可愛いですっ!キスシーン良かったぁ!
いわゆるちょっと箸やすめ的な巻になっている『熱情』ですが、やっぱり面白い。やまね先生は本当に娯楽をわかっているなぁって思います。
関連する内容で大きく分けると2つ?のストーリー入りでしょうか。
1~3巻に出ている桧山くんと水野くんのお話(高校生)が
入っていて、前よりもちょっとずつ進んでいますねw
このストーリーにも、ちゃ~んと秋仁が絡んでいます。
今までよりも解り易い内容になってましたね。
麻見のお仕事上?複雑な人間関係だったり
裏事情だったりが多いお話なので、
はじめの頃は解り難かったり、一冊の内容が
すぐに納得できなかったりすることも有りましたが、
この一冊はとっても読みやすかったです^^
『エスケイプ アンド ラブ』
前巻最後、日本に帰り着いた途端に、麻見から逃げ出した秋仁ですが。
家に帰ると家財がすべて無く、代わりに麻美のマンションの鍵が・・・
仕方なく、コウの部屋に居候させてもらいながら、
報道カメラマン現役復帰するべく、アイドルのストーカーを追う秋仁。
しかし、そのストーカーが持っている銃が、麻見と関係していると知って・・・
結構強引な手で、秋仁を手元に置いておこうとする麻見が可愛いです(笑)
そんな麻見に反発しながらも、どこか乙女な秋仁も可愛い。
秋仁が麻見に愛人として囲われる妄想シーンは、笑いました!
小野田を追ううちに、逆に狙われるハメになる秋仁ですが、
真相を追うほどに麻美のきな臭さが浮かんできます。
ホストクラブオーナー坂崎には「麻見が裏で何やってるか知ってんのか?」と。
小野田は麻見を「密売グループの元締め」と、言われて・・・
せっかくのスクープより、麻見の立場が危うくなることを危惧する自分に
腹を立てながらも、麻見をマンションで待つ秋仁が可愛いです!
そして、麻見に抱かれながら「譲れねえーから」と強がる秋仁に、
「好きにしろ」と動じない麻見が、やっぱりステキ!麻見最高~!!
結局、麻見のマンションに居候することになった秋仁の、
エプロン姿に萌えました(笑)
『ブラッディーマリーの海に溺れて』は、前巻掲載の『かりそめの楽園』の続編。
これはもう、麻見のエロオヤジっぷりに、とにかく爆笑(笑)
『恋するファインダーの標的 』も二作品が上手く絡めてあって面白かったです!