快感クリニック

短編アンソロジー

表題作「快感クリニック」は尽くしたくて仕方がないのに社長になってしまった御神がクリニックの可愛い系のつばさにワンコ尽くしをしていて、告白する・・というもの。

そのほか
恋人お試し期間
　兄の友人でイケメンである聡史から急に告白された地味な学生、祐樹。
　よくわかんないのでお試し期間を設けたけど実は本気に好きになっていて
　しかも相手に自分がつりあわないと感じ始めて・・・
あったか生活
　強烈な冷え性の直也は寒いのでつい先輩である健介の布団にもぐりこんでしまう。
　でも追い出されてしまって他の先輩のベッドで寝ることに
奥の奥まで！
　医者、友紀と幼馴染で医学生を目指して勉強中？の年下、康文との診療室エッチ
露出革命
　地味でモブにも埋もれるほどの青年、山田の趣味は女装露出。
　それを唯一店で優しく声をかけてくれる店の客白岩にみつかって
君に逢えたら
　朝起きたらなんか自分の部屋にいて、しかも下半身的にスッキリしていた徳光が
　そのスッキリした相手を探す話。
愛なんて、恋なんて。
　妻と別れて一人で絵を描いている画家、真吾の下に
　元々の使用人の孫であり弟のように思っている朋樹がやってきた。
　いつの間にか心の隙間は癒されていて・・・
はじまりの雫
　子供の頃に一度プロポーズをしていた年上の人
　20になって再度プロポーズをするという話

ピアスレーベルは「ストーリーが薄くてエロが濃い」のが特徴ですから
ストーリーの流れに飛躍感や不自然を覚えるのはまぁ許容範囲として、
肝心の「エロ」にシズル感がまるっきり足りないような。
絵は決して下手ではないと思うのですが、なんかペラペラに見えるのです。
突っ込んでいるときに顔は変わっているのに気持ちよさそうには見えない。

むしろ表題作がせっかくいい舞台を持っているのでこれでいろんな患者さんといろんなカウンセラーでやっちゃってほしかったかな？

正直言って、残念だなーと一寸思っています。