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王道ですとても
睫毛の先3センチの距離。
この本に表題と同じ作品が収録されていません。
表題作にあたるものが「放課後にキス1」になります。
王道の先生×生徒モノ。
ずぼらな先生（攻）の面倒を見ている美吉（受）は先生との禁断の関係にあります。
美吉は先生のことを好きですが、気持ちを伝えているわけではなく、まるで体だけの関係でずっと不安に思っています。
実際のところ攻めもヘタレなところがあって、これから未来いのある受を手放さなければならない・・・みたいな感じでやきもきしているんですが。
続いて「放課後にキス2、3」が続きます。
1の先生が出てくるくらいで作品的にはほぼ繋がりがありません。
こちらは陸上部の後輩×先輩もの。
後輩が先輩好きすぎてヘタレです。
先輩がなかなかの男前でかっこかわいい！！
「隣り合わせ1、2」
幼馴染同級生もの。
受けが攻めを好きになって、幼馴染だから気持ちを伝えることが出来ず、距離を取り、気持ちを持て余し体を売ることを繰り返してしまいます。
ラブホテルに入っていくところを攻めが見てしまい、受けへの気持ちを自覚します。
どれもこれも、非常に王道なお話でした。
少しひねり欲しかったかな。
絵もお上手ですし、キャラクターも魅力的なので、これからに期待する新人さんでした。
初読み作家さん
初めて読む作家さんでした。
作家さん自体、初コミックスだそうです。
絵もかわいい感じだし、さらっと読めます。
基本、王道です。
王道なんだけど・・・ところどころ、
普通ならこう言うシーンでは
こんな風に進んでいくんだろうな、
こうな感じのセリフ言うんだろうな、という所で
「おっ」と思わせるような
ほんのちょっとの良い裏切りがあり、楽しめました。
ほんとにほんとに小さな所なんですけどね＾＾
そういうちょっとしたところが
ただただサラッと読めるだけでなく
スパイスのように効いていて全部面白かったです。
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