……眠ってるよね、兄さん

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表題作誘い

笹森洸貴・大学生・18歳
洸貴の義兄 笹森有也・大学院生・22歳

あらすじ

親の再婚により弟となった洸貴と同居を始めた有也は、彼への恋心を押し殺すのに必死だった。
だがある日、酔った有也は洸貴に介抱され、キスされた。普段は有也を邪険にする洸貴が、正体をなくしたその肌に触れ欲情している──。込み上げる歓喜と背徳の想いに怯えた有也だったが、翌朝、酒に弱く酔うとすぐ寝てしまって記憶がないと、洸貴を誘うような嘘を口にしてしまい……。
(出版社より)

作品情報

作品名
誘い
著者
いとう由貴 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829625057
3.4

(12)

(2)

萌々

(4)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
39
評価数
12
平均
3.4 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数2

誘惑に負けてしまいました。

義兄弟ものを探している時に知り、古本で購入しました。

挿絵が3ページしかありませんでした。
読んでいる時は全く気になりませんでしたが、
少なすぎるんじゃないかと少しだけ気になりました。

まだまだ数多くある義兄弟モノの作品を読み倒したわけではないけど、
今まで読んだ中では一番、最後の最後まで抵抗していた作品だと思います。
義兄弟であれば血が繋がっていないということで、結ばれやすいと思うし、
他の作品でも二人の気持ちが通じ合ったら、そのまま受け入れてしまう
作品が多いけれど、この作品では受けで兄の有也くんは
「血が繋がっていなくても兄弟だから、兄弟でこんな関係になってはいけない」
と限界を超えるまで強い倫理観を持って恋愛感情と兄弟愛との間で闘っていました。
そういう意味では、数ある作品の中でも禁忌感や背徳感、倫理観などを
良く描いている作品だと思いました。

そんな有也くんに対し、弟の洸貴くんが、
有也くんは心が綺麗だと評価していたのには共感しました。

洸貴くんのような人であれば執着されても良いと思ってしまいました。
それくらい洸貴くんは頼もしい弟でした。

お互いに両想いであるのは確実に分かっているのに、
なかなか有也くんが受け入れられず、最後のほうになると、
もう擦れ違ったままでダメになってしまうのかな、と、
ほんの少しだけヒヤヒヤしましたが、最後の最後で
ようやく結ばれたので本当に良かったです。

この作品は受け視点メインで書かれているけれど、
要所要所で攻め視点も書いているので、偏りなく読めて良かったです。
この作品を読んだ後は十分に満足しました。

今回の評価は、「萌×2」と「神」で少し迷いました。
この作品を読んだ後に、番外編の小冊子が二つあることを知り、
あらすじを読んだら、かなり高額な値段がついていても
どうしても欲しくなり、オークションなどで購入しました。
軽い気持ちで何も考えずに読み始めたはずが、
それくらい、この作品にハマっていた自分にも驚きましたが、
そこまでして読みたいと思えるくらいの作品ということで、
「神」評価にしました。

7

お兄ちゃん・・・

そうですね、なかなか面白くスラスラ読める小説でした。
お互いの気持ちとかもしっかりわかったし、矛盾することない小説で3日で読みましたwストーリーは王道で「お兄ちゃんと弟の禁断の愛!わかってはいるけれど・・・」みたいな感じです。読んでると「じれったい!!!」と思うこともありましたが二人の・・・というか弟(表紙で抱きしめてるほう)の子供で素直な気持ちが胸キュンさせることもありました。
ひっぱいといて結局これか・・・。とも思ったり思わなかったり。
まあ、そんな感じで「萌」評価にしときました。
買うなら中古かな。

2

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