ここから攫ってしまいたい……

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表題作禁忌の報謝

榊龍介,大祭のために島を訪れた宮大工 
大宮尊,碑継島の社の神の供物となる宮司の息子 

その他の収録作品

  • 禁忌の報謝
  • 供物の奪取
  • 奉身願望
  • あとがき

あらすじ

七十年に一度の大祭。社の修復のため、島を訪れた宮大工の榊は、美少年・尊を取り巻く男たちの妖しい儀式を目撃して―――

「なにしても、いい。好きにしていい、から」――七十年に一度の大祭。その社の修復のため碑継島を訪れた宮大工の榊は、宮司の息子の美少年・尊に出会う。高校にも通わず純粋培養されているような尊は、控え目ながらも真っ直ぐに榊を慕ってきた。しかしある夜、社に祀られている『へみ神』への供物として淫らな儀式を受け入れる尊の姿を目撃してしまう。島のことには深入りするなという師匠の言葉が頭を過るが、島を出る前の夜、尊が部屋を訪ねてきて……。
(出版社より)

作品情報

作品名
禁忌の報謝
著者
真崎ひかる 
イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576110196
2.7

(4)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
10
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

割とあっさり

帯『ここから攫ってしまいたい……』

閉ざされた島の70年に一度の祭、その社を修理にやってきた青年榊[攻]と、宮司の息子尊[受]との島を舞台としたストーリー。

尊はその社の神への生け贄の為に育てられ、秘密の儀式が行われて、それを知った榊は彼を救おうとします。
小さな島での閉鎖的な儀式とあってもっとドロドロした話かと思ってたんですが、意外にドロドロ感は無くて割とあっさり目。
儀式も途中で終っちゃうし、島からの脱出も割に簡単に出来ちゃって、まあこれはこれでいいんだけどちょっと拍子抜け。
島から連れ帰ってからの部分が結構長めかな。
自分的にはもっと孤島の島の怖さというか不気味さや、儀式のドロドロ感が読みたかった気がします。
でもまあ尊は可愛いし、宮大工という仕事描写部分などそれなりに楽しめました。
んーーー、でもやっぱ息苦しくなる位のドロドロを期待して買ったっていうのが本音。

1

簡単すぎませんか!?

あまりにもすべてが簡単に行き過ぎて、ちょっと物足りませんでしたね。設定は悪くないと思うんですが。
真崎さんは好きだし、そもそも『ドロドロ』が持ち味の作家さんではありませんので、ほのぼの・甘めのトーンなのはまあいいんですが、それにしても浅すぎだと思ってしまいました。

脱出した時は、『え、こんなもの?』とえらくあっさり逃げ出せたな~と拍子抜けし、その後の神社へ行くエピソードでは、『ここで(追っ手が来るとか、とにかく『島』と)絡めるのね!』と思ったのですが、何事もなく終了・・・島はどうなったの?気になるよ!

いや、つまらなかったわけではないんですが、期待してたのとは違ってましたね。それなりに面白かったんですが、ちょっと残念です。

でも、稲荷屋さんのイラストは、もうとても素敵でした。

0

一応巫女もの?

あらすじも見ずに稲荷屋さんのイラストというだけで購入。
まさか巫女モノだったなんて・・・!?
気がつけよ、おい!ってなもんなのですが。
そうなんです、巫女モノあまり得意じゃない(汗、、)
しかし、装束が巫女というだけで、よくあるお決まりの生贄(?)設定ではあるのですがあっさり&さっぱりしたものです。
逆にこんなに軽くていいんだろうか?とさえ。

大学を中退してまで宮大工になった攻めが、師匠の怪我である島の神社の修理に出向き、そこで宮司の息子と出会います。
実は攻めの母親の実家はこの島であり、訪れたこともあったのですが何分狭い島の事、それは黙っていました。
そこである晩目にした宮司の息子の定め。
彼に惹かれていた攻めは、自分の運命の神事の前に抱いてほしいと彼の元を訪れた受けを抱くことになるのですが・・・

もう!本当あっさりと結ばれて逃げおおせてしまってちょっとガクっとしました。
本編の後の話があり、本土のある神社へ出向いた時に受けも同行してそこで巫女のバイトにスカウトされる話があるのですが、本編があっさりしていたために、ここでひょっとして追手がやってきて・・・なんてサスペンスを期待してしまったのですが、それも裏切られました(ガックリ、、)
何かゾクゾクするような~とか、そんな話じゃないんですね。
受けが師匠の家に住むことになったから、島を出る時に口にした何百回でも抱いてやる、っていうのをしてくれない(!?)という、、その、エチの場所の問題?
それに伴うちょっとしたすれ違いみたいな話で、、何か萌え切らなかった(涙、、)
そして本編の前半部分で、触手プレイまがいのものが出てくるのですがそれも何だかあやふや。
3本目の書き下ろしはエチの為にあるといっても過言でもないサービスストーリーですねw
そこだけ妙にエロエロでしたのですが、、、
むしろ、キャラ的には宮大工の師匠のおじいちゃんがめっさ好み!
これぞ職人気質!!で、こういうのが萌えっていう、、主人公じゃないっていうところが自分でも笑ってしまったv

稲荷屋さんのイラストはすごくいいのです。
話がとっても印象薄くてちょい残念、、、
やっぱり巫女モノはエロか純情の両極端がいいのでしょうか?

0

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