FLESH&BLOOD 12

FLESH&BLOOD 12
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神10
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
53
評価数
11件
平均
4.8 / 5
神率
90.9%
著者
イラスト
作品演出・監督
亀山俊樹・郷文裕貴
音楽
川中ゆかり
脚本
山田健一
オリジナル媒体
小説
CD発売会社
マリン・エンタテインメント
収録時間
148 分
枚数
2 枚
ふろく
しおり/10~12巻連動特典スペシャルトークCD
フリートーク
別ディスクであり
発売日

あらすじ

海斗救出を阻む最大の敵・ビセンテは不在!!その間隙をついて、海斗奪還に成功したジェフリー一行。けれど再会の喜びも一瞬、逃亡の旅に出ることに。道中、病を押し隠す海斗は、次第に短くなる咳の発作に、内心不安を募らせていく…。一方、いち早く罠に気づいたビセンテは、猛追跡を開始して!? 
追う者の希望と追われる者の命を賭けた、息詰まるスペイン脱出行、ついにクライマックス!!

表題作 FLESH&BLOOD 12

ジェフリー・ロックフォード → 諏訪部順一

東郷海斗 → 福山潤

その他キャラ
ナイジェル・グラハム[小西克幸]/ ビセンテ・デ・サンティリャーナ[大川透]/ クリストファー・マーロウ[三木眞一郎]/ ラウル・デ・トレド[近藤隆]/ レオナルド・バレーラ[宮田幸季]/ アロンソ・デ・レイバ[遊佐浩二]/ 森崎和哉[岸尾だいすけ]/ パブロ・ブランカ[吉田裕秋]/ リカルド[豊永利行]/ パストラーナ公爵[徳本英一郎]

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レビュー投稿数5

俺のすべては貴方のもの

スペイン編の山場、12巻です。二枚組。
山場なだけあって、泣所も豊富なこの巻。
そして今後の巻も切なさにてんこ盛りとなります。

ビセンテ(大川透さん)とアロンソ(遊佐浩二さん)が王からの偽使いに騙され、王宮へ向かっているところからスタートします。
そしてその隙にラウル(近藤隆さん)の策略でパストラーナの城に火が放たれ、海斗(福山潤さん)はラウル、そしてビセンテの従者レオ(宮田幸季さん)とともに避難することに。
この混乱を機にラウルは海斗を逃そうとしているわけですが、避難先の村長の家で暴漢に襲われてしまいます。
これも実はラウルの策なのですが。
様々な策を講じるラウルを、近藤さんが熱演しております。
本当、憎たらしく聞こえるんですよね(苦笑

前巻で海斗は自分が肺結核であると知り、それをひた隠しにしています。
ジェフリー(諏訪部順一さん)やナイジェル(小西克幸さん)、キット(三木眞一郎さん)と合流できてもそのことを話すことができず、一人苦しむ海斗は不憫です。
病状が悪化し、止まらない咳に恐怖し、自身が本当に結核であると確定したならば皆から離れる決意も固めて。
続き
ジェフリーの近くにいたい、抱きしめて貰いたいという願望と、彼を守りたいという二つの心を抱えながら、ラウルからジェフリーらを守るためには自分が鍵なのだと自覚する海斗は、こちらの世界へ来た頃とは雲泥の差です。
もちろん泣き虫なところは今もありますが、そう簡単には諦めない少年へと成長しています。

この巻の二枚目はひじょうに切ないのです。
原作でもそうでしたが、ここはイングランド好きにもスペイン好きにも胸を打つ、海斗が我が身を投げ打ってジェフリーたちを逃そうとビセンテの元へ戻ろうとするシーンが収録されております。
怖い、離れたくない、自分の病状を鑑みるともうジェフリーに触れられるのは最後だと覚悟する海斗。
そんな先のない自分の命よりもジェフリーたちの命を優先させ、愛する二人だけのサイン、『俺のすべてはあなたのもの』という意味の胸を三回叩く。
これがこんなに切ないシーンに使われようとは…
原作の12巻は個人的に神作品で、あれを音声にするとどんななのかなあ?と思って聴いたのですが、原作の切なさにわずかに軍配は上がるものの匹敵する出来でした。

このシリーズ、常々思っていますが、本当に豪華なCDですよねえ。
遊佐さんのアロンソは素敵ですし、この巻ではかなり台詞があるので倍増です。
色気の含んだ声音でありながら、冷静な部分もあるという。
加えてジェフリーの「焼くなよ」(他の男を色仕掛けするのでね)も萌えるー。
しかしフレブラCDを聴くようになって気づいたのですが、ビセンテのモノローグを聴いていますと不眠症気味のわたしが思わぬ眠気に誘われます。
これって夜お布団の中で聴くと良いのではなかろうか…
大川さんの安眠CDとか出たら買う!(笑

1

全部が全部せつない巻となってます

ついにカイト(福山さん)奪還編となりました。
言いたいことや伝えたいことは山ほどあるのですが、この巻は本当にあまりに切なくて、胸が痛くて、いい言葉が見つかりません。
もう、ただただ聴いてください、というのが率直な気持ちです。

スペイン側とイングランド側の攻防の末にカイトを奪還したジェフリー(諏訪部さん)、ナイジェル(小西さん)、キット(三木さん)ですが、二重間諜であるラウル(近藤さん)の裏切りにより、ビセンテ(大川さん)の元に再度カイトは渡ってしまうのですが、どっちの気持ちも分かるだけにつらい!
板挟みになったカイトの心の揺れや必死さを、福山さんが熱演されていて、ぎゅううぅ、と胸が締め付けられるほどの切なさが襲ってきます。
思わせぶりな態度とるなよ、ビセンテはピュアなんだから勘違いしちゃったじゃないか! と思わず小悪魔な福山さんにツッコミ入れたほど。

BLで受の浮気って最低なんですが、ここまで最高の男相手にしてて微塵も揺れないなら、それはもう生きた化石だと思うんですよ……そんくらいビセンテ格好良い。
もうジェフリーじゃなくて、ビセンテにしとけ、と何度思ったことか(続き無理だけど)
そしてビセンテの気持ちの強さと脆さがたまらなく愛しく、カイトに見せた涙にこちらまでもらい泣きします。
あの決断は確かにジェフリーには出来ないかもしれない、これはビセンテの見返りを求めない優しさと愛があって、はじめてできる神業なんだ、と号泣。
そういったビセンテのキャラをしっかりと把握している大川さんの演技が冴え渡っていて、前回に引き続き今回も完全に大川さんの独壇場というか、2枚組分、きれいさっぱり丸ごと全部を持って行っちゃってます。
イングランド組の出番も多いのですが、今回は本当に色んな意味でビセンテの勝利。
スペイン男がガチで男らしすぎて、くらっと来ますね。
ナイジェル同様、当て馬にしておくにはもったいなさ過ぎる。

懐の広さを見せつけて、カイトをジェフリーの元へと返してあげたビセンテが男前すぎて、その後の話を殆ど覚えてないくらい、ほーっとうっとり蕩けてたわけですが、カイトの病状は刻一刻と悪化し、これから先の未来を暗示するかのごとく、21世紀に残してきた和哉(岸尾さん)側の事情なども見え隠れしてきます。
だんだん病的な執着を見せてくる岸尾さんの美人声が、また今後の楽しみに一役買ってます。

最初から最後まで、全ての役者さんが隙なく熱演されていて、ずっと身体に力が入ってしまいましたが、とても充実した時間が過ごせました。
10巻をすぎてもこのクオリティを保ち続けてくれていることに感謝です。

2

スペイン編完結!

スペイン編の完結編です。

この12巻の何がすごいって、全編が丸一日の出来事な点だと思います。冒頭がその日の朝で、ラストがその日の夜。一枚ならまだしも二枚組でこのストーリーの構成は素晴らしいです。

そして、スペイン編でのヒーローとも言うべきビセンテ!この12巻での彼の見せ場といえば、やはりあのシーンでしょう。

原作でも印象的だった、フェリペ二世の命令に逆らい、海斗への愛を優先させジェフリーの元へ帰したシーンです。

「スペイン男の涙を見たお前に、今度はスペイン男の愛を見せてやろう」
このセリフはすごく印象的です。本当にビセンテはいい男でした。海斗がほだされるのも福山さんがジェフリーより好きだというのもわかります(笑)。

彼には幸せになってほしい。

3

カッコイイ、とはこういうことさ。

原作既読。

 大川さん演ずるビセンテの、あまりの男前さに全身が震えました。
 BLCDの歴史に燦然と輝き残る名演だったと思います。
 スペイン男の涙と愛を一身に受け止めてもそれを彼の望む形では返すことの出来ない海斗。
 それを承知で海斗のことを思い、自分の未来も命すらおしまない、見返りを決して求めないビセンテの最後の愛のメッセージには松岡なつき先生のダンディズムがいっぱいにつまっていて。これこそ、フレブラシリーズのもう一つの魅力なのだと思います。
 
 ジプシーのルカの仲間を守るために必死な岩田安宣さんの演技が泣かせます。
 もちろんアロンソ役の遊佐さんの演技がしばらく聴けないのが淋しくなるほど素敵で。
 近藤さんのラウルは鳥肌が立つほど醜悪で凶悪で色っぽく。
 宮田さんのレオは切なくなるほど懸命で。
 スペイン組の素晴らしさに改めて感動します。

 イングランド組も懐かしくて。
 ユアンの栗山さんやルーファスの岩崎さんの声を聴いて、嬉しくなりました。
 もちろん三木さんのキット、小西さんのナイジェル、諏訪部さんのジェフリーはもう、いうことなしの、まるで続き彼らが本当に生きて存在しているようなリアリティがあります。

 来月は待ちに待った13巻の発売です。福山さんの海斗はまだまだ苦難が続くかと思いますが、この人が海斗を演じたからこそ、ここまで続いたのだなあと確信してしまう、この12巻でした。

 ぜひぜひ一人でも多くの方に聴いて頂きたい。そしてゆくゆくはアニメ化も…とか野望をもってしまう名作です。
 
 

4

スペイン編クライマックス

とうとうとうとう12巻です。
原作発売日からずっとこの巻のドラマCD発売日を待ってましたとも!

基本原作でもドラマCDでもネタばれしないで読んで(聴いた)ほうがいいと思っているのでネタばれするような書き方はするまいと思ってきました。
つまんないレビュー書くくらいなら書くなよ~と思いつつ
好きな本(CD)が空欄なのは寂しいのでついつい…。
レビューど下手なのにすいません~。

今巻はもう、ネタばれさせない方向で何かを叫ぶなら
「ビセンテさまーーーーーーーーーーーツ!!!」
ってとこでしょうか。
ううう、まったく用が足りちゃいないんですが!
今巻は自分にとってはこれに尽きてしまうようです。

他にちょっと補足するならば
前の巻に引き続き
イギリスに心を置きながら
スペイン(ビセンテやレオ)への情で心揺らす海斗。
細かいエピソードと海斗のモノローグの積み重ねで
本当にこのへんの心理は生々しく痛々しいです。
海斗、ええ子や…。

12巻は原作でも大大大好きな巻で
もうどこをとっても素晴らしいとしか
(ネタばれさせずに言うと尚更)
言えないんで続きすが、
本当に終盤のビセンテの一言一言には心撃ち抜かれました。
大川さん、すごい。
ビセンテが大川さんで本当に良かった。
すごいすごいすごい、心にまっすぐ突き刺さってくる
ビセンテの誠実さ、愛情、苦しいほどに迫ってきました。

このあたりが音で聴けただけでも満足だと思ってたんですが
もう12巻は本当に全てが文句なく良かったんですよ。

ラウル、すごい、すごいすごい潔いまでに悪い奴で素晴らしかった。
近藤さん、ヤな奴もうまいですね。さすがでした。

出番の少なかったキット、三木さんも本当に存在感あって素敵だったんですよ。ここってとこでのあの空気の作り方(出し方)は素晴らしい。本当にキットってああいう人(存在)だったんじゃ…って思える。かっこよかった。出番少なくても充分かっこよかったです。

ジェフリーもナイジェルも素敵だったんですが
最後の最後に登場した懐かしい面々にちょっと心を持ってかれました。
まさか泣くと思ってなかったのに(原作では泣いてないと思う)
なんと「デッキ・ホー」を聴いてボロ泣きするはめに。
まさか…まさかの涙ですよ。(泣くような場面じゃないです)
自分の涙っていうより
自分の内なる海斗の心情に持ってかれたんだと思います。

海斗、ずっとずっと戻りたかった場所に
やっと戻れて本当に良かった。

泣いてしまったあとで素直にそう思えました。

まだまだ原作は続いているので
できれば最後まで音声ドラマ化されることを望みます。

このシリーズだけはレンタル可でも
ちゃんと公式通販で購入していく所存です。
(だって続きが聴きたいんだもの)

海斗たちの運命はまだまだ大変で
次の自分的山場は14巻にドバっときます。

ナイジェルの、ジェフリーの
それぞれの苦しくも真摯なせつない愛情を
音声ドラマで是非聴きたいです。
どうか第5期もありますようにと心から祈ります。

4

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