特典

  • 空中遊泳 真夜中クロニクル初回特典ペーパー書き下ろし

空中遊泳 真夜中クロニクル初回特典ペーパー書き下ろし

商品説明

ニュージシャンとしてデビューしたニーナは立ち止まって考える。
本編後のひとコマ

作品情報

作品名
空中遊泳 真夜中クロニクル初回特典ペーパー書き下ろし
著者
凪良ゆう 
イラスト
小山田あみ 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
真夜中クロニクル
2.8

(5)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
13
評価数
5
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

このペーパー、あってこその本編だよ!

2人の会話だけですが、癒される1枚です。好きだ!

二ーナは、業界からの妬みをネタに、陽光と話しています。
二ーナは音楽家、陽光は俳優として、今は順調な2人だけれど、暗く足掻いていた時期はあった。
「何も知らないからね」「まぁな・・・」
(何だか、長い付き合いの納得が微笑ましい~♪)

そこにふと、二ーナが、
「だけど、たまに自分がどこにいるか分からなくなる」と提議。
陽光も
「俺も時々、今、人生のどこら辺にいてどこに行くのかって(分からなくなる)」と同意する。
だけど、陽光は前向きに、
「出来る事は1つだけ、後悔しない様に、やりたいようにやる」ときっぱりと言い切った。
(カッコイイぞっ!陽光!)
周りがどう変わろうと、二ーナと陽光の互いの価値は変わらない。
この揺るぎないものがあれば、
人生という重力の無い海の、どこで浮かんでいようと流れていようと淀んでいようと、自分の足元は確かなのだ。
2人は、これから先の人生のそれを思い巡らしていく・・・。

本文は、その時々の2人の動きもちゃんとあって、会話も詳細です。
その雰囲気が、とてもとても良いのです。
2人のこれからの人生語りを、隙間から覗かさせてもらったような、そんな素敵なSSでした♪

0

陽光、あんた偉いよ!!

本編後、デビューを果たして上京してきたニーナは陽光と同じマンションの3階と5階に住んでいます。
実質デビューとなった映画の主題歌がヒットしたニーナ。
売れない下積みも経験し、映画の成功でスターダムに上がった陽光。
二人の立場はにているのかもしれない。
ヒット曲を出したことで同業に嫌味を言われたニーナは、ふと考える。
一体自分はどこにいるんだろう。
そんな時、7歳も年下の陽光は的確な言葉ニーナにくれる。

「先のことはわからない」
「世間の評価は変わっても自分にとってのニーナの価値は変わらない。」「そういう場所があるからどこへでも行ける」

一瞬不安になって自分がどこにいるのかも解らなくなる時、互いの存在がその目印としていつもあることの安心感。
そんな関係であることが、とてもとても素晴らしい二人なのだと、
改めて感じさせるショートでした。

何でもないエピソードなのに、言葉が胸を打ちます!

2

w

本編を終えて~なひとコマでしたね。
これといって何か突飛なことがあるわけでなく
8年も一緒にいる二人なので、初々しい感じでもなく。
けれど枯れた熟年カップルのそれでもなく。
二人の関係をよく表しているというか、ふわんとした
二人の柔らかい雰囲気が伝わるひとコマでした(*´∀`*)
それこそ、タイトルにあるとおり、そらをふわふわ浮いているような
くるくる空を旋回する鳥になったような。そんな気持ちにさせていただきました。
ニーナの太陽というべき陽の光・陽光。
幸せな絵図が浮かびました。や、うん。好き

0

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