ちるはな、さくはな

chiru hana sakku hana

ちるはな、さくはな
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
7
評価数
4件
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大誠社
シリーズ
LiLik文庫(リリ文庫・大誠社・ブライト出版)
発売日
価格
¥543(税抜)  ¥586(税込)
ISBN
9784904835296

あらすじ

17歳の御厨澄と烙。その際立った美貌と余りにも対照的な“天使”と“悪魔”にも思える性格で、誰もが惹かれ眉をひそめずにはいられない双子。彼らは、古くから土地を統べる御厨家のスキャンダルの象徴でもあった。だが、澄は己に潜む淫蕩な血に煽られ、“天使”と見做される事に苛立っていた。そんな時、御厨のもう一つの醜聞、叔父の延実の10年ぶりの帰郷を知る。この地に何の未練もないはずの生化学の天才がなぜ?澄は衝動的に延実の許へ!一方、烙は―。

表題作ちるはな、さくはな

双子の叔父で天才的な頭脳を誇る研究者24・御須述実
土地に縛られる自分を壊したい双子の弟17・御厨澄

同時収録作品ちるはな、さくはな

生体化学が専門で縞の噂を探るライター・ハーレィ
耶蘇で乱暴と評される双子の兄・御厨烙

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正反対な双子の恋と生き方

今回は古くから村を治めてきた豪農の双子のお話です。

双子の母の異母弟である天才的科学者の叔父の帰郷から
双子と叔父と米国から叔父を追ってきた自称ライターとが
叔父の禁忌研究のめぐって絡まり合って展開します。

山深い土地に盆地の豪農の家に生まれた双子は
兄は也秀乱暴で享楽的な悪魔、
弟は清らかでストイックな天使と言われています。

双子の母は村の女王として君臨した女性で
聖女とも毒婦とも言われた特別な女性でしたが
進学した東京で双子を身ごもって帰郷
その五年後に病でこの世を去ります。

双子は母のスキャンダルの象徴でもあり
誰もが双子に母の影を見るので
兄は押しつけられるイメージをはねのけ
弟は内に抑え込めることで日々を過ごしていました。

しかし
母の異母弟である2人の叔父が帰郷した事から
2人の運命は多く変わって行く事になります。

叔父は双子の祖父にとって
初めて得た男の子で跡取りのはずでしたが

天才的な頭脳を持ちながらも
農家を継がせようとした祖父に反して
敵対していた分家に養子入りし
分家が推し進めている薬学研究続き所の
研究員となってしまいます。

その後分家は
叔父の新薬研究で大きく躍進し
本家を上回る躍進を遂げていきます。

物語は米国の研究所で
特殊な植物の生態を研究していた叔父が
日本に舞い戻った事から始まります。

村人に天使の様だと言われる双子の弟は
清らかな優等生のイメージの押し付けで
暴力的なまでの性交への希求を
発散できずにいました。

そんな時に叔父というには年が近過ぎ
理想的な大人の男である叔父と再会します。

血が近い故か昔から母と自分を混同せず
自分を見てくれた叔父に漕がれていた弟は
叔父との関係に溺れていきます。

片や悪魔の様だと言い割れる双子の兄は
気晴らしとしての夜遊びを繋がらも
村の老人が行方不明になっている事件の
糸口を探していました。

そして叔父を追って村に来た
自称生体科学が専門のライターと知り合い
叔父が関わっているらしい
禁忌の研究を探る事になります。

果たして老人の失踪と
叔父の研究は関わりがあるのか?

そして双子の恋の行方とは?!

五百香さんの新作は
リリ文庫の既刊で有り前作でもある
『I bee~愛の夢を見る』同様
特殊な植物が鍵となったお話です。

天才的な頭脳を持つ双子の叔父は
アフリカの奥地でヒトの細胞に働きかける
活性因子を持つ植物を発見、

新薬の研究を進めていましたが
ある理由から新薬の研究を断念します。

しかし叔父に近しい人物が
叔父の名を騙って日本にその植物を持ち帰り
研究を続行していたことから
叔父の帰国となるのですが

BL的な主軸としての
双子のそれぞれの恋愛に加え

衰退する本家と躍進する分家の均衡、
双子の出時と母を巡る愛執、
特殊な植物の生体の秘密、
高齢者の失踪事件等が複雑に絡まり

次が判らないドキドキ&ハラハラな展開が
結構面白かったです♪

しかし、
前作ほどのグロいシーンは無く
絡みシーンも凄く少ないのですが

設定そのものがほの暗いというか
スキャンダラスな要素たんまりなので
好き嫌いが激しく分かれるお話です(苦笑)

サスペンスというかホラーな設定がOKで
双子もそのお相手の見た目と中身の
ギャップ萌えに耐えられないと×ですね。

地雷がある方は
気をつけてお読みくださいね。

今回は本作同様、奇妙な植物が鍵となる
五百香さんの既刊『I bee ~愛の夢を見る』を
ご紹介作としますね。

2

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