レクイエム 鎮魂歌

requiem

レクイエム 鎮魂歌
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
12
評価数
3件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸文庫(小説・白泉社)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784592871125

あらすじ

母の遺した屋敷に独り暮らす荻島武巳の元に、深夜、かつての恋人・野坂修司から謎めいた電話がかかる。「愛している」と告げて切られた電話に苦い想いの荻島は、雨の庭にうずくまる少年・櫂を見つけ、その人間離れした美貌を憐れみ屋敷に招き入れる。だが翌朝、屋敷近くで殺害されていた修司が発見される。犯人を捜す決意をする荻島だが……新鋭ミステリアスロマン!

表題作レクイエム 鎮魂歌

荻島武巳 30歳 作家
篠澤櫂 17歳

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レビュー投稿数2

ストーリーが面白い

数年前に別れた元彼が自宅の近くで殺され、容疑者にされた主人公が自ら犯人を探すという本格ミステリーでした。
もうストーリーが面白くて面白くて、引き込まれて途中でやめられなくなりました。そのくらい、ミステリー好きの方にはオススメです。

主人公の萩島が友人・知人から話を聞いて、新しい名前が出たらその人のところに出向き、どんどん名前の上がった人をたどっていって手がかりの糸を繋いでいく。本格的で、一般のミステリ小説と遜色ないくらいだと感じました。
登場人物は多くてちょっと混乱しましたが、今まで名前が出た人の中に犯人がいる、と思うと先が知りたくて駆け足になりました。

しかし、ミステリロマンスとかかれてますが、そのロマンスとミステリの合わせ目ははうまくいっていない気がします。
受けとして出てくるのは櫂という謎の美少年。家出(?)してきたところを萩島に拾われ家に置いてもらうのですが、いわゆるミステリーの探偵助手という立場でもない。
萩島は人を本気で好きになれないようなどこか冷めたところのある人間です。その萩島が櫂をあまり知らないうちから櫂を好きになっているのですが、その好きになって続きいく過程というものがあまり深く共感できなかったというか、あっさりだなあという感じでした。
あっさりというか、完全に事件ものとしてのストーリーが一本立ちしているので、このラブストーリーというのがサイドストーリーのように感じました。

櫂が、見た人が誰でも間違いを起こしてしまうような美少年、というのがこの部分だけなんだかリアリティがない気がします。
櫂の今までの生い立ち、何故ここに逃げて来たのかも、説明が駆け足すぎる気がしました。櫂という人物がいてもいなくても、ストーリー(殺された元彼の犯人を捜す)という部分は成り立つ気もします。
なのでラブストーリーとして、BLとして良かったかと言われるとちょっと違うかな?という感じもします。
萩島は事件の情報が欲しくて色んな人と寝ますが、肝心のメインカップルの甘いシーンはほとんどないため、やはりBLとしてはかなり物足りないかも。

そのかわり、萩島が情報を求めて会う人々はリアルなゲイ人生を生きている人たちで、なかなかシビアですが深いと思いました。
甘さは少ないですが、ストーリーは間違いなく楽しめたので、いつもと違った作品が読みたくて、糖度が低いものでも大丈夫な方にはオススメしたい、特にミステリー好きさんには楽しめると思います。
BLというより「主人公がゲイの推理小説」だと思って読まれると良いかもしれません。

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「ゲイが絡んでる推理小説」系BL

面白かったです。大体BL界の推理物というと推理と主人公の恋愛が並行して進むものですが、この作品では恋愛要素がかなり薄めです。メインの二人は肉体関係どころかキスすらしません(兆しはある)。さらに主人公は必要とあらば愛していない相手とも肉体関係を持つので、そういった人物が苦手な読者は合わない可能性大。逆にこだわりが無くいわゆる「ゲイが絡んでる推理小説」が好きな読者は高確率でイケると思います。作中にはバイや既婚のゲイも登場し、主人公とそれらゲイ仲間の甘さのないほどよい距離感やアクションシーンがこの作品をいい感じに男臭くしています。人によっては推理物としてもBLとしても中途半端に感じるかもしれませんが私には手軽なエンタメとしてちょうど良かったです。

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